第2章 モラハラと刷り込みの現実

不貞の証拠が揃い、僕は妻にそのことを伝えて改めて離婚の話し合いをしました。
しかし、妻は想像以上に強い否定で返してきました。

証拠の見せ方──私が犯した致命的なミス

探偵から不貞の証拠が確定した報告書を受け取った時、僕は一つの不安を抱えていました。

「もし自宅に置いておいたら、腹いせに捨てられたり破られたりするかもしれない」

その不安から、僕は調査報告書の原本をあらかじめ弁護士に預けることにしました。
証拠そのものを守る、という意味では間違っていなかったと思います。

しかし、その状態のまま妻との話し合いに臨んだ結果、
僕は「不貞の証拠は揃っている」と口頭で伝えることしかできませんでした。

手元に写真のコピーもなければ、報告書の写しもない。
目の前で「これが証拠だ」と突きつけられるものが何もなかったのです。

振り返ると、少なくとも調査報告書に載っている写真だけでもスマホで撮影して手元にコピーを残し、
その場で本人の目の前に突きつければよかったと強く感じています。

いや、そんなことしなくても…と思いますよね?

これは探偵から聞いた話ですが、不倫している側はたいていの場合、不倫の事実を認めないそうです。

相手次第にもなりますが、

  • 証拠を捨てられることも考えて保存する
  • 同時に、確かな証拠として写真で見せられるようにしておく

ことも必要だったと思います。

不倫を認めない妻──対話すら成り立たなくなっていった頃

証拠を目の前に見せられないまま、僕は妻に「不貞の証拠はとっている」と伝えました。

すると、妻はこう言いました。

「私はその写真も証拠も一つも見ていないから。」

不倫そのものを認めないどころか、”証拠の存在”すら否定してきたのです。

そこで僕は、

「認めないのであれば、相手方に内容証明を送るしかない。」

と伝えました。

この言葉を境に、妻の態度はより攻撃的に変化していきました。
家の中の空気は、明らかにそれまでとは違うものになっていきました。

逆に脅迫してくる妻──「あなたの人生終わるよ?」

妻は、僕が不倫問題を追及するのを止めさせるかのように、
次々と脅しの言葉を投げかけてきました。

  • 「暴力事件になったっていう場合、あなた今の職場に居られなくなるよ。」
  • 「あなたはもっと多くのものを失うよ。」
  • 「それでもいいわけ?」

僕はもちろんDVなどしていません。
しかし妻の口ぶりは、まるで「あなたをDV加害者にできる」と言っているようなものでした。

危機感を覚え、僕は弁護士へ相談し、その1ヶ月後、相手男性へ内容証明を送付しました。

エスカレートする恐怖の言葉──“命の危険”すら感じた時期

内容証明を送ったことをきっかけに、
妻の言葉はさらに過激になっていきました。

  • 「あなたが今生活していられるのは、5体満足だからだよね。」
  • 「もうあなたを守れないから。」

命の危険を示唆するような言葉まで口にするようになり、
夜も安心して眠れない日が続きました。

家の中で、いつ何が起こるかわからない。
その時期は、精神的に常に極限状態でした。

生活の細部に及ぶモラハラ──人格を否定する日常

妻の攻撃は “日々の家事” にまで及びました。

  • 「あなたがキッチン使った後は汚い。」
  • 「洗濯物、もっとちゃんとシワ伸ばして干して。」
  • 「私の下着には触らないで。」
  • 「あなたの洗濯物、臭いって子どもたちも言ってる。」
  • 「あなたの匂いがつくから、長女も嫌がってる。」

まるで僕という人間を一つずつ壊していくかのように、
妻は生活の細部を使って攻撃を続けました。

子どもへの“刷り込み”が始まる──父親を悪者にする構図

この時期から、妻は子どもたちに対しても
“父親を悪く見せるための言葉”を繰り返すようになりました。

そして影響はすぐに表れました。

  • 長女は 「パパが悪い」 と言うようになり
  • 次女も 「パパが悪いから仲良くできないんだよ」 と言い始め

母親がいる前では母親の味方をし、
僕と二人きりのときには普通に話すという“二重の態度”が家庭内で続くようになりました。

子どもの心が揺れていることが、はっきりとわかりました。

三女だけは自分のペースを崩さない──その結果、最も強い攻撃を受ける

三女は、自分のペースを崩さないタイプの子でした。

妻の言うことよりも、
自分の意思を貫くことが多かった。

例えば、妻から子どもたちに「寝る前には片付けなさい」「歯磨きするよ」
と言われた時に、と次女はすぐ終わらせるのですが、三女は「今これやってるから」
と言う通りには動かない。

これだけ聞くと普通のしつけのようですが、
妻が言ったことをやらないと、必ず泣かされて、
僕のいない時には腕を引っ張って「泣くなら外で泣きなさい」と家から出されそうになることもあったそうです。

そして、忘れられない出来事があります。

ディズニー旅行での決定的な一言──「めんどくさいやつきた」

不倫発覚直後、すでに予定していたディズニー旅行へ行きました。
もちろん行きたくはなかったですが、キャンセル料や子どもは楽しみにしていたので、渋々行ったのです。

ディズニーのアトラクションに向かう途中、妻が

「あのアトラクション行く人〜?」

と子どもたちに聞きました。

三女が「いく〜!」と元気に答えた瞬間、
妻はこう言い放ちました。

「めんどくせえやつきた。」

今でも耳に残っている言葉です。

そのやり取りを見ていた長女は、
母親と同じように三女を「めんどくさい存在」と扱うようになり、
姉妹関係まで徐々にゆがんでいきました。

第3章では警察沙汰から調停の開始へ

次章ではいよいよ、

  • 虚偽DVによる警察沙汰
  • 離婚調停の開始

について、細かく書いていきます。