いつも通勤のために地下鉄まで歩いている道中、
見慣れているはずの街路樹の緑も、空の青さも、
ある日を境に、すべて灰色に見えるようになりました。
車の音も、バスの音も、遠くでぼんやり響くだけで、
何かを考える余裕すらありませんでした。
ただ、心だけが少しずつ削られていく。
そんな感覚の毎日。
最近は、離婚や不倫を題材にしたドラマをよく見かけます。
けれど当時の僕は、
「まさか自分が、その世界の当事者になるとは」
思いもしませんでした。
妻の不倫をきっかけに、
生活は静かに、しかし確実に崩れはじめまていったのです。
向き合わざるを得なかったのは、
- 探偵へ調査を依頼する不安
- 身に覚えのない「DV」を疑われ、取調べを受ける苦悩
- 子どもとの距離が離れていく現実
- 親権をめぐる争い
でした。
一つひとつが重く、
何が正解なのか分からないまま、
判断を迫られる日々が続いていきました。
14年間続いていた結婚生活が、
こんな形で終わりに向かうとは、
当時の僕には想像もできませんでした。
ここから先は、不倫が発覚した日から僕が、
- どんな行動を取り
- 何を選択をして
- どのような点につまずいたのか
を、時系列で振り返っていきます。
第1章では、
不倫に気づいたときの違和感と、
その直後に僕が取ってしまった行動について書きます。
振り返ると、
あのときの判断が、
その後の流れを大きく左右していました。
父親ノート


第1章 不倫の発覚と崩れていく日常 | 父親ノート
僕の家族は、40代夫婦との三姉妹(中学1年・小学3年・小学2年)の5人家族。 僕は月曜から金曜までの平日勤務で、妻は早番・遅番・夜勤を含むシフト勤務という生活リズムの…

