開催概要
- 開催日:平成23年5月26日
- 国会:第177回国会
- 会議:参議院法務委員会 第13号
- 対象法律案:民法等の一部を改正する法律案(平成23年法律第61号)
この回のポイント
参議院法務委員会。質疑・採決・附帯決議(全会一致)。
附帯決議の全文対照は 両院附帯決議ページ を参照。
このページは民法等改正案の審議区間を中心に、発言を編纂抜粋しています。同日の他議題は必要に応じて除外しています。
発言
各発言は「要旨」(編纂による言い換え要約)と「原文抜粋」(会議録からの短い引用)を分けて示します。評価や賛否の断定はしません。全文は国会会議録のリンクで確認してください。
この回の発言者(人物)
有田芳生
所属・肩書
民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
審議中の論点について質問した。
原文抜粋
芥川賞作家の柳美里さんは、御自身の両親による虐待体験、あるいは未婚の母として今小学生の男の子を育てている中で、自らが虐待をしてしまっているということ、そして、そのことを本当に悩んで、苦労して、苦闘して、カウンセリングを受けながらその自らの体験を単行本に著すとともに、週刊誌でも手記を書き、さらには、最近ではNHKの放送にも自ら出ることによって自分が抱えている大きな課題について解決しようということと同時に、それを社会一般に広く知っていただくことによって、全国各地で多くの悩んでいる、苦しんでいるお父さん、お母さん、あるいは子供さんたちのために児童虐待を少しでも…
(会議録 p.1)
石井淳子
所属・肩書
厚生労働大臣官房審議官
発言要旨(要約)
審議中の論点について、安全確保に言及した。
原文抜粋
家庭訪問へ行った際にどういう形で安全確認するかでございますけれども、その対応方法とか留意事項につきましては、虐待通告のあった児童の安全確認の手引きにおきまして子ども虐待評価チェックリストというのを盛り込んでおります。例えば、子供の状態、子供の緊張が高いとか、子供と保護者の視線がほとんど合わないとか、いろいろなチェックポイントを示しておりまして、そういうものによりまして適切に、虐待があるのかどうか把握できるようにしているところであります。
(会議録 p.2)
石井淳子
所属・肩書
厚生労働大臣官房審議官
発言要旨(要約)
審議中の論点に言及した。
原文抜粋
厚生労働省としまして、先ほど委員がお話ございましたように、どうもこの件につきましては児童相談所とのかかわり合いが過去にあったと、虐待という通告があったという事例でございまして、それがなぜきちっとした形で、例えば一時保護だとかあるいは施設入所ということもあり得たわけでございますから、そういうことをなされないままに最後の一番悲惨な結果に、最悪な結果になってしまったのか、ここをしっかり検証する必要があると思っております。
(会議録 p.3)
有田芳生
所属・肩書
民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
審議中の論点について質問した。
原文抜粋
しかし、一般的に苦労を日々しているのはお母さんたちであったり子供たちである。だから、事件が起きたとき、これは児童虐待のケースだけではないんですけど、大臣にお尋ねしたいんですけれども、例えば九七年に起きた神戸の連続児童殺傷事件、それにしても、当時、少年が逮捕をされて、十四歳でした。本当に全国のお父さん、お母さんたちは子育てについての不安なんかを感じて、しかしそのことが一体なぜ起きたのかというようなことは、少年事件についてもなかなか一般のお父さん、お母さん、あるいは学校レベルにまで伝わっていかないわけですよね。
(会議録 p.3)
有田芳生
所属・肩書
民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
監護、懲戒について質問した。
原文抜粋
柳美里さんは、この本の中で幾つかの事例を挙げております。例えば、部屋を散らかしたので注意をしたが、言うことを聞かないのでかっとして首を絞めた、これは一九九五年、五歳の長男の首をストッキングで絞めて殺した事件。次男の方は背中を刺されているんですよね。三十二歳の母親です。あるいは、こういうケースもある。自分の子供を世間に笑われないような良い子にするため厳しくしつけていた、つい力が入ってしまった、これは九七年三月、二十五歳の父親。三歳の長男が言葉遣いや返事をしないことに腹を立てて、そして死亡させてしまった。こういうケースが本当に多い。
(会議録 p.3)
小宮山洋子
所属・肩書
厚生労働副大臣/民主党・無所属クラブ
発言要旨(要約)
審議中の論点に言及した。
原文抜粋
ただ、現実の問題としましては、昨年の補正予算で職員を児童相談所に増やしたりとか、あとは児童福祉司になるべくそういう専門の素養のある人の配置をするとか、現在の職員の研修をするとか、あるいは今のところは外部の弁護士さんとかあるいは精神科医とかそういう方たちの協力を得てやるというところが今精いっぱいのところでございまして、日本でどの機関でどういう形で誰がその親の指導をするかというのは大きな課題で、これは政府としても取り組まなければいけませんが、また次の法改正のときに超党派の議員の皆様でも御検討いただければと思っています。
(会議録 p.4)
森まさこ
所属・肩書
自由民主党
発言要旨(要約)
親権について、安全確保・施行・運用の点を尋ねた。
原文抜粋
次に、虐待について質問をしたいと思います。 虐待の相談件数が四割も増加をしているというような報道が五月二十四日にありました、朝日新聞でございますけれども。このように虐待の件数が増えているということ、先ほどの質問にもありましたけれども、大変痛ましい事件が頻発しております。
(会議録 p.7)
小宮山洋子
所属・肩書
厚生労働副大臣/民主党・無所属クラブ
発言要旨(要約)
親権について、安全確保・施行・運用に言及した。
原文抜粋
ただ、それがうまく使えないのはなぜかということは、これはしっかりと検証しなければいけない部分なんですけれども、今の法改正、十九年の法改正で安全確認措置の義務化、出頭要求、臨検、捜索の新設、面会、通信制限の強化、接近禁止命令の新設などを行いましたので法的な枠組みはできている、だけどもその運用面が不十分で、今例を挙げていただいたように連日のようにこうしたことが起きているということがあります。
(会議録 p.7)
森まさこ
所属・肩書
自由民主党
発言要旨(要約)
審議中の論点について説明・答弁した。
原文抜粋
人の命が懸かっております。先ほどの餓死の件も、まだ調査中ではございますが、その報告が厚生労働副大臣にまで餓死したことが上がっていないということも大変残念でございますし、児童虐待死についても、改正があってからこのような事件が頻発しているということをもってその原因、今の御答弁の中では、児童相談所の職員がそれを感知できなかったと、それは専門性の問題ではないかという程度の分析でありましたけれども、子供たちの命を守っていくというためにもっと積極的な行政の対応をお願いしたいと思うんです。
(会議録 p.7)
小宮山洋子
所属・肩書
厚生労働副大臣/民主党・無所属クラブ
発言要旨(要約)
審議中の論点について説明・答弁した。
原文抜粋
昨年の補正予算のときにも、児童虐待関係の予算を、元が少なかったんですが十倍にいたしまして、その額ではまず量が必要ということで、臨時職員ですけれども増加をいたしました。それで、先ほど申し上げたように、やはりその専門性のための研修の機会を設けるにも、やはりそこの後で現場を見る人がいなければ研修にも出てこられないということもございますので、いろいろなことを総合的にやらなければならないと思っています。
(会議録 p.7)
森まさこ
所属・肩書
自由民主党
発言要旨(要約)
子の利益について、子の利益の点を尋ねた。
原文抜粋
やはり全ては子の利益のためにという目標の下に、是非子のアルバイトについて、先ほども民法の八百二十三条をお引きになりましたけれども、里親が日常的な範囲内で何とかしていくことができないかということを引き続き御検討をいただきたいというふうに思います。 最後になりますけれども、里親会の方からもう一点指摘があった未成年後見の戸籍の記載でございます。
(会議録 p.8)
木庭健太郎
所属・肩書
公明党
発言要旨(要約)
親権について、施行・運用の点を尋ねた。
原文抜粋
さて、今回の法改正の問題ですが、せっかく改正するのは、もうとにかく児童虐待を少しでも減らしたい、要はなくしたい、そのためにこの法改正をやるわけであって、できればこれがやはりきちんと成立した後は児童虐待が減らしていけたという形がつくり上げていけると、このことが何といっても必要だとこう思っております。 そのためには、改正を受けた後の体制をどう整えていくのかという問題が大きな問題なんだろうと思います。
(会議録 p.10)
石井淳子
所属・肩書
厚生労働大臣官房審議官
発言要旨(要約)
親権について、裁判所の判断・手続負担・安全確保に言及した。
原文抜粋
確かに児童相談所の業務量、非常に増大をいたしております。相談対応件数が平成十一年度に比して虐待の関係が非常に増えているわけでございまして、三・八倍の大幅な増加となっております。その中で、家庭への立入調査とかあるいは子供の安全確保などの児童虐待対応の中核となりますのが児童福祉司という方でございますが、その児童福祉司の人数を見ますと、平成二十二年度は二千四百七十七人と平成十一年度に比べて約二倍となっております。虐待の相談が三・八倍に対して人員については二倍と、こういったような状況でございます。
(会議録 p.10)
石井淳子
所属・肩書
厚生労働大臣官房審議官
発言要旨(要約)
審議中の論点について、安全確保に触れる事例を紹介した。
原文抜粋
現状でございますけれども、平成二十二年四月一日現在、家庭への立入調査、子供の安全確保など、こういった児童虐待対応の中核となる児童福祉司の中で六二・八%は心理、福祉等の専門職採用でございますが、五年以上の経験を持つ者は三七・七%となっております。やはり、これ経験によってスキルが磨かれるという面がございます。
(会議録 p.10)
原優
所属・肩書
法務省民事局長
発言要旨(要約)
親権について、裁判所の判断の点を説明した。
原文抜粋
現行法の下では、親権喪失あるいは管理権喪失の審判がされた場合には戸籍にその旨を記載しておりますので、今回の法改正により新設されます親権停止の審判につきましても、戸籍にその旨を記載することを予定しております。 これは、親権があるかどうかという問題は、未成年者及びその法定代理人と取引関係にある第三者、あるいはこれから取引関係に入ろうとする第三者にとりまして重大な影響を与える事項でございますので、やはり何らかの方法で公示する必要があろうというふうに考えております。
(会議録 p.11)
木庭健太郎
所属・肩書
公明党
発言要旨(要約)
共同親権、懲戒について説明・答弁した。
原文抜粋
大臣に、是非こういう、今回の児童虐待という問題、いつまでたってもなかなか絶えていかないこの問題の中で、法務省としても民法の改正という大きな問題まで踏み込みながら、今回こういった制度が、親権停止というような新たな制度まで設けてこの児童虐待を防止しようということの取組を、そして子のためにということを初めて打ち出した。是非、これを実効あらしめるものに対する、そういう大臣の決意とともに、ここで論議されたように、やっぱり今回改正しても親子の関係、家族の関係、そしてまた児童虐待の問題についても、この改正だけでどうなのかなという様々な問題提起もなされました。
(会議録 p.11)
江田五月
所属・肩書
法務大臣/民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
共同親権、懲戒に言及した。
原文抜粋
戦後、民法、親族、相続が大改正されました。やはり一番大きな改正点は、戦前の民法にあった家、これをなくして、それぞれの家族ごとに戸籍の筆頭者がいてそこに配偶者がいる、子がいる、そういう制度にしたわけだと思っております。それはそれで私は家の中でがんじがらめになった一人の個人を自由に羽ばたかせる、そういういい改正であったと思うんですが、現実にはなかなか付いていかない部分があって、先ほどの有田委員の御質問のところでしたかね、現実がまずあって、法律はその後を追っていくという言い方をされましたが、そういう場面もあるけれども、この戦後の家制度の改正については、これは法…
(会議録 p.11)
桜内文城
所属・肩書
みんなの党
発言要旨(要約)
養育費の確保・履行の仕組みについて質問した。
原文抜粋
今日は、主に離婚後の親権、監護権の在り方、あるいは離婚前、離婚に至る過程での子の利益をどう図っていくのか、そういった点について質問させていただきたいと思います。 今回の改正案の中で、七百六十六条におきまして面会交流それから養育費についていよいよ法律上、民法上明文化されたという点は大変な進歩であると高く評価したいと思っております。 ただ、実際には、この面会交流ですとかあるいは養育費につきまして、なかなか実際に強制執行というのが難しい領域でもありますし、この実効性を、どのように家庭裁判所の審判を担保していくべきなのか。
(会議録 p.12)
江田五月
所属・肩書
法務大臣/民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
面会交流、合意について、合意形成の可否・裁判所の判断に言及した。
原文抜粋
そこで、その合意をどうやって実効性を持たせるかですが、今の制度としては、一つは履行の勧告、これは家庭裁判所。そしてもう一つは、強制執行ということになりますと間接強制しかないと。 元々、間接強制ということ自体がなかなか実効性の乏しい制度だという指摘もあるわけでございまして、更に一層この実効性を持たせるには、やっぱりこの合意に至ったときの両方の納得というのが一番大きいんですね。
(会議録 p.12)
桜内文城
所属・肩書
みんなの党
発言要旨(要約)
養育費の不履行への対応(履行確保・立替え等)について質問した。
原文抜粋
現実の問題といたしまして、やはり協議離婚の場合、大臣御指摘のように、まず合意に至る前ですね、特に子の監護に関する事項として、親権あるいは監護権をどちらに決定するのか、それからまた、一旦決定された後に、その後の面会交流の実績ですとかあるいは養育費の不履行等々いろいろあり得るわけですけれども、そういった場合に、親権者の変更ですとかこういったことも考えていかなくてはならないと思うんですけれども。
(会議録 p.12)
桜内文城
所属・肩書
みんなの党
発言要旨(要約)
父母の合意がない場合でも裁判所が共同親権を定めうる点について、手続や争いの増え方を尋ねた。
原文抜粋
やはり継続性の原則が言わば家庭裁判所における準則のように今現実としてなっていることから、実際に弁護士の、これ日弁連そのものじゃないんですが、財団法人日弁連法務研究財団というところが出している本ですけれども、「子どもの福祉と共同親権」というタイトルの本なんですが、その中に、実務家である弁護士にとって、親権をめぐる争いのある離婚事件で常識と言ってよい認識がある。それは、親権者の指定を受けようとすれば、まず子供を依頼者の下に確保するということである、このようなくだりがあります。
(会議録 p.13)
桜内文城
所属・肩書
みんなの党
発言要旨(要約)
DV主張の真偽や立証のあり方に関する論点に触れた。
原文抜粋
ここは立法論の話ですので、準則を、法律の形なのか、あるいは政令、省令なのかは別として、私自身の意見としましては、お示ししないことにはなかなか家庭裁判所も判断付かないことが多いんではないかなというふうに考える次第でございます。 これに関連して、ハーグ条約についてもちょっとお聞きしたいと思っております。 今言いましたような、協議離婚が調う前、言わば合意が形成される前に子を連れ去るということが特に国際間でも問題になって、それで、政府としても先日、ハーグ条約に向けての閣議了解がなされたと聞いております。
(会議録 p.13)
桜内文城
所属・肩書
みんなの党
発言要旨(要約)
DV主張の真偽や立証のあり方に関する論点に触れた。
原文抜粋
これで、もう時間もないので最後にいたしますが、改めて申し上げますけれども、やはり子の利益ということを考えましても、親権あるいは監護権の決定あるいは変更の場面におきまして実態を家庭裁判所がきちんと把握して、例えば虚偽のDVの申立てがあったりとか、あるいは合意前に子の連れ去りを行ったですとか、あるいは面会交流を履行しない等々の事情がある場合には、やはり親権の所在、監護権の所在の変更等について実質的な公平な考慮をお願いしたいなというふうに考えております。
(会議録 p.14)
江田五月
所属・肩書
法務大臣/民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
懲戒に言及した。
原文抜粋
ただ、今回は児童虐待を防止するという観点から必要な限度で民法に手を入れたので、懲戒場というような規定は幾ら何でも古色蒼然として、これはもうどうにもならないんでこれを削除するということにいたしましたが、懲戒をなくするというところまでは今回は行かなくてもいいんではないかと。むしろ、立証責任でいうとなくする方に立証責任があって、そこまでこの議論が煮詰まらなかったということで残ったということだと思っております。 懲戒を置いておいたらどう、なくしたらどう、いろんなあれやこれやの議論、それを紹介することはできますが、時間の節約の方が大切かと思っております。
(会議録 p.15)
井上哲士
所属・肩書
日本共産党
発言要旨(要約)
面会交流、子の利益について、子の利益の点を尋ねた。
原文抜粋
次に、面会交流の問題でお聞きいたします。 改正案で、離婚後の面会交流は子の利益だということが明確に位置付けられました。二〇一〇年の婚姻数七十二万六千件に対して、二十五万一千件が離婚をしております。約三組に一組が離婚をしておりまして、その結果、影響を受ける子が二十四万五千人と。計算しますと、成人になるまでに親の離婚に直面する子は四・五人に一人ということにこの数でいうとなるわけですね。ですから、この子たちが成長していく上で、子の利益である面会交流が適切に行えるかどうかというのは大変大きな社会的な問題に今やなっていると思うんですが、その認識はいかがでしょうか。
(会議録 p.15)
井上哲士
所属・肩書
日本共産党
発言要旨(要約)
面会交流、監護について、裁判所の判断・同居・別居の実態・子の利益の点を尋ねた。
原文抜粋
それから、いろんな実例を、家裁などの実務を見ておりますと、監護親が非常に拒否をしている下で実現していくことは、結果として子の利益にそぐわないというような判断がされる場合もあるように思うんですね。 ですから、法務省が委託した親子の面会交流を実現するための調査研究報告を見ましても、同居親、そして非同居親のアンケート調査の中でも、この子の利益というのが概念が不明確だというふうに言われている方が百八十六人中百十四人と大変多いわけですね。 子の利益ということについての一定の判断基準を示すことも必要ではないかと思うんですけれども、その点いかがでしょうか。
(会議録 p.15)
井上哲士
所属・肩書
日本共産党
発言要旨(要約)
面会交流について、裁判所の判断・手続負担・施行・運用の点を尋ねた。
原文抜粋
そこで、最高裁にお聞きするんですが、法務大臣が衆議院の議論の中でも、可能な限り家庭裁判所は親子の面会交流ができるように努める、これはこの法律の意図するところだ、家庭裁判所の調停、審判でより一層そうした方向で努力がなされることを期待しておりますという趣旨の答弁を繰り返しされております。
(会議録 p.15)
豊澤佳弘
所属・肩書
最高裁判所事務総局家庭局長
発言要旨(要約)
面会交流について、裁判所の判断・施行・運用の点を説明した。
原文抜粋
今回の法改正につきましては、これまでも法制審議会での議論であるとか、審議の状況であるとか、改正法案の趣旨、またその内容につきまして、随時各裁判所に対して周知を行ってきたところでございます。また、常日ごろより、家庭裁判所の裁判官や関係の職員につきましては、面会交流その他の家事事件の適正な処理に必要な知見を得るために研修や研究会等を実施するなどしているところでございます。このような機会をも使いまして、今後更に法改正の趣旨を踏まえた適切な事件処理が図られるよう、必要な情報の周知に努めてまいりたいというふうに考えております。
(会議録 p.15)
井上哲士
所属・肩書
日本共産党
発言要旨(要約)
面会交流について質問した。
原文抜粋
衆議院の議論の中でも、例えば離婚届の用紙の体裁の工夫などの提案もありました。いろんなやり方あると思うんですね。用紙渡すときにこういう面会交流のことについてのリーフレットなり資料とか今回の法改正の意図を生かしたものを渡すとか、いろんなやり方はあると思うんですが、この用紙の体裁の工夫については省内で協議をしたいという答弁が衆議院で行われておりますが、こういう協議離婚の当事者に面会交流を促すという具体的な方策について検討の状況はいかがでしょうか。
(会議録 p.15)
江田五月
所属・肩書
法務大臣/民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
審議中の論点について、施行・運用に言及した。
原文抜粋
その周知の方法として検討状況は今どうだということでございますが、法務省のホームページに改正法の概要等を掲載するとかありますが、もう一歩踏み込んで、例えば離婚の届出用紙の様式とかあるいは記載に工夫を凝らすといったこともあるかと思います。現在そうしたことについて検討をこれからして、何らかの方策を見付けていきたいと思っております。
(会議録 p.16)
江田五月
所属・肩書
法務大臣/民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
面会交流、監護について説明・答弁した。
原文抜粋
ただ、何度もこれは答弁しているところですが、監護親が面会交流を拒否する理由として、子供を連れ去られるのではないかとか、あるいはもう二度と会いたくないという葛藤がずっと続いているとか、あるいは面会交流の重要性が十分理解されていないとかといったことが基にあると思いますので、そうした基のところもしっかり直していく努力をしていかなければならないと。公的サポートもそうしたところまでやはり踏み込むことが必要だと思いますし、また公的だけではなくて地域社会におけるみんなの協力というのも要るのではないかと思っております。
(会議録 p.16)
井上哲士
所属・肩書
日本共産党
発言要旨(要約)
審議中の論点について、裁判所の判断・手続負担の点を尋ねた。
原文抜粋
まず、家裁はこういう調停の成立の促進とか、それから調停されたものがしっかり実施をされるという点ではどういう取組を今後行うんでしょうか。
(会議録 p.16)
豊澤佳弘
所属・肩書
最高裁判所事務総局家庭局長
発言要旨(要約)
面会交流、DVについて、裁判所の判断の点を説明した。
原文抜粋
各家庭裁判所におきましては、これまでも近年の事件数の増加に対応しつつ、子の健やかな成長と発達のために双方の親との継続的な交流を保つのが望ましいとの、それが子の福祉にかなうという観点から、事件終局後も継続的かつ平穏な面会交流が可能となるように、できる限り当事者間での合意形成を促してきていたものと考えております。
(会議録 p.16)
井上哲士
所属・肩書
日本共産党
発言要旨(要約)
面会交流について質問した。
原文抜粋
やはり面会交流を求めるかなりの多くの場合が父親だということもありますし、母子家庭支援の枠を超えて、子の福祉の観点から面会交流問題全体を対象にしたような、そういう支援も進めるべきではないかと思うんですが、その点はいかがでしょうか。
(会議録 p.16)
石井淳子
所属・肩書
厚生労働大臣官房審議官
発言要旨(要約)
面会交流について、施行・運用の点を説明した。
原文抜粋
また、ここの名前は母子家庭等と、母子家庭が冠のようになっておりますけれども、父子家庭の相談も受けているというのも一面事実でございますので、もっともっと周知をしていくことによって必要とされる方が御利用いただけるのではないかなと思っております。 ただいま現在、専門の相談員を配置していない母子家庭等就業・自立支援センターが全国百六か所のうち二十四か所まだ残っておりますので、まずはそこへの配置を進めていくことが肝要かなというふうに思っておりますのと、あわせて、やはり相談内容がいろいろ難しい面ございますので、相談員の資質向上のための対応、研修、あるいは関係機関との…
(会議録 p.16)
井上哲士
所属・肩書
日本共産党
発言要旨(要約)
面会交流について質問した。
原文抜粋
先ほどもありましたけれども、法務大臣は、官民が協力して面会交流をサポートすることは大切だ、関係省庁とも協力していきたいと、こういうことが言われましたが、是非、法務省ないし法務大臣としてイニシアチブ取っていただいて、この問題はやっぱり全体で解決をしていくように、対応していくような関係省庁会議等を設置をするであるとか、そういう更に踏み込んだ取組をお願いしたいと思うんですが、その点いかがでしょうか。
(会議録 p.16)
井上哲士
所属・肩書
日本共産党
発言要旨(要約)
面会交流について、裁判所の判断・手続負担の点を説明した。
原文抜粋
改めて、そういう公的センターを含めた支援、それからNPOなどへの公的な支援、同時に、こういう面会交流のいろんな調停などは、やはり関係者の理解と納得を十分に得られるような丁寧なことが行われるような家裁の体制の充実も必要だと思います。 最後、家裁の体制の充実という点で答弁いただいて、終わりにしたいと思います。
(会議録 p.16)
浜田昌良
所属・肩書
公明党
発言要旨(要約)
審議中の論点についての見解を述べた。
原文抜粋
これより討論に入ります。──別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。 民法等の一部を改正する法律案に賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
(会議録 p.17)
桜内文城
所属・肩書
みんなの党
発言要旨(要約)
養育費の履行確保の仕組みについて説明した。
原文抜粋
案文を朗読いたします。 民法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府及び関係者は、本法の施行に当たり、次の事項について格段の配慮をすべきである。 一 親権停止制度の適正な運用を図るため、改正趣旨の周知徹底はもちろん、児童相談所・家庭裁判所等関係諸機関の体制整備及び相互の連携強化等必要な措置を講ずること。 二 親権停止の請求が児童等の利益を確保するため行われるものであることに留意し、児童相談所長による請求が適切に行われるように調査への協力等必要な支援体制を講ずること。
(会議録 p.17)
浜田昌良
所属・肩書
公明党
発言要旨(要約)
審議中の論点に言及した。
原文抜粋
ただいまの決議に対し、江田法務大臣から発言を求められておりますので、この際、これを許します。江田法務大臣。
(会議録 p.17)