第219回国会 衆議院法務委員会 第4号(令和7年11月26日)

目次

開催概要

  • 開催日:令和7年11月26日
  • 国会:第219回国会
  • 会議:衆議院法務委員会 第4号
  • 位置づけ:令和7年国会審議(法務委員会)

この回のポイント

令和7年の法務委員会。共同親権・親子交流・面会交流・養育費等に言及した質疑。(開催日: 2025-11-26)

このページは共同親権・親子交流・面会交流・養育費等に言及した発言を中心に編纂抜粋しています。同日の他議題は必要に応じて除外しています。

発言

各発言は「要旨」(編纂による言い換え要約)と「原文抜粋」(会議録からの短い引用)を分けて示します。評価や賛否の断定はしません。全文は国会会議録のリンクで確認してください。

この回の発言者(人物)

  • 円より子
  • 松井信憲
  • 平口洋
  • 源河真規子

円より子

所属・肩書

国民民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

共同親権について、施行・運用の点を尋ねた。

原文抜粋

一年前に法務委員会に所属いたしまして、ちょうど鈴木法務大臣の所信を聞かせていただきました。その中に、困難を抱える方々に手を差し伸べて社会正義が保たれた状態に戻すことが、法務省に課せられた使命であると考えておりますという文言がございました。 そこで、この一年間でどの程度、ますます法務行政が活性化して進んだのでしょうか。また、困難を抱える方々への取組や国民の権利擁護への取組が進んだのかどうか、特に子供に重点を置いて私は質問させていただきたいと思っております。 まず最初に、離婚時に選べる共同親権についての質問です。

(会議録 p.13)

国会会議録(当該発言)

松井信憲

所属・肩書

法務省民事局長

発言要旨(要約)

親権、子の利益について、裁判所の判断・子の利益に言及した。

原文抜粋

改正法では、父母が協議上の離婚をするときは、父母の協議で、その双方又は一方を親権者と定めることとされており、父母の協議が調わないときは、裁判所が子の利益の観点から、親権者を父母双方とするか、その一方のみとするかを判断することとされております。 そして、離婚後の親権者を父母双方とするか、その一方のみとするかについては、父母と子の関係、父と母との関係、その他一切の事情を考慮して個別具体的に判断されるべきものでございまして、離婚後に父母双方が親権者となる件数や割合を具体的に予測することが困難であるということを御承知ください。

(会議録 p.13)

国会会議録(当該発言)

松井信憲

所属・肩書

法務省民事局長

発言要旨(要約)

親権、子の利益について、子の利益・原則と例外に言及した。

原文抜粋

先ほど申し上げたとおり、離婚後の親権者を父母双方とするか、一方のみとするかについては、事案ごとに、委員御指摘のとおり、子の利益の観点から最善の判断がされるべきということを考えておりまして、いずれが原則というものではございません。 その観点から、先ほども述べたような、割合を申し上げることは難しいということを、お許しください。

(会議録 p.13)

国会会議録(当該発言)

円より子

所属・肩書

国民民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

共同親権、単独親権について質問した。

原文抜粋

そうしますと、せっかく作ったというか、わざわざ共同親権を選べるようにしたということは、共同親権の方が単独親権よりも子供にとって利益があると考えられたから作られたように私は思っているんですが、もちろん、ドメスティック・バイオレンスの方々、そういった方々の反対もありましたけれども、わざわざ制定なさったんですから、メリットがあると考えられたと思うんですね。 共同親権と単独親権について、そのメリット、デメリットをどのように捉えていらっしゃるか、教えてくださいますか。

(会議録 p.13)

国会会議録(当該発言)

松井信憲

所属・肩書

法務省民事局長

発言要旨(要約)

親権と監護の関係について説明した。

原文抜粋

離婚後の親権者を父母双方とするか否かは、子の利益の観点から最善の判断がされるべきでございます。 その上で、一般論とすれば、共同親権は、離婚後も父母双方が親権者として子の養育に関わり、その責任を果たすことを可能にする点で子の利益にとって望ましく、そのようなメリットがあると考えております。 他方で、改正法の審議の過程においては、共同親権を選択した場合には、父母の意見対立が生じたときに、子の身上監護や財産管理に関する意思決定、法定代理人の行使が適時に行われないおそれがあるとの指摘がございました。

(会議録 p.13)

国会会議録(当該発言)

平口洋

所属・肩書

法務大臣/自由民主党・無所属の会

発言要旨(要約)

共同親権、単独親権について、子の利益・原則と例外・施行・運用の点を説明した。

原文抜粋

離婚後の親権者を父母双方とするか、その一方のみとするかについては、事案ごとに子の利益の観点から最善の判断がされるべきものでございます。改正法も、離婚後の共同親権と単独親権のいずれかを原則とするものではないわけであります。もっとも、父母の双方が親権者になることが子の利益に沿う場合には、適切に共同親権が選択されるべきであると考えております。 委員の問題意識も考慮しながら、引き続き改正法の趣旨、内容の周知、広報に努めてまいりたいと思っております。

(会議録 p.13)

国会会議録(当該発言)

円より子

所属・肩書

国民民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

共同親権について、手続負担の点を尋ねた。

原文抜粋

でも、とにかくこの制定をなさったということは、共同親権をやはり選んだ方が、まあ、どちらがいいとは限らないが、選んでほしい、また選ぶ人たちが出てくることも考えて、そのための今おっしゃった啓発もしていきたいとおっしゃいましたが、どんな形で啓発をしていくおつもりか。 御存じのように、今は調停離婚、裁判離婚が少なくて、日本では圧倒的に協議離婚が多いわけですから、共同親権ができましたよ、選べますよ、子供のためにはこういうメリットがあるんですよということを啓発するのはとても難しいと思うんです。どのようになさるおつもりですか。

(会議録 p.13)

国会会議録(当該発言)

松井信憲

所属・肩書

法務省民事局長

発言要旨(要約)

親子交流について、施行・運用の点を説明した。

原文抜粋

委員御指摘のとおり、離婚を検討している方々に、親子交流の重要性を含む改正法の趣旨、内容が正しく理解されるよう、適切かつ十分な周知、広報に取り組むことが重要であると認識をしております。 法務省では、改正法について解説する動画を公開しているほか、関係府省庁等連絡会議での検討も経て、親子交流に関する改正も含め、改正の趣旨、内容を分かりやすく解説したパンフレットを作成し、関係府省庁等の協力も得て、関係諸機関等に配布をしているところでございます。

(会議録 p.13)

国会会議録(当該発言)

円より子

所属・肩書

国民民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

共同親権、単独親権について、裁判所の判断・手続負担の点を尋ねた。

原文抜粋

それでは、親権争いというのは今までもございました、単独親権のときでも。今度共同親権が選べるとなるとますます増えるように思いますが、家裁の調査官の方々は、子供の意見を聞くなり、親の間の紛争を解決するのに、調査官も子供の意見を聞いたり、また調停委員の方々も大変苦労なさっております。 人員不足ではないかという、仕事がもっと増えるのではないかという、そういった懸念もございますが、いかがでしょうか。

(会議録 p.14)

国会会議録(当該発言)

円より子

所属・肩書

国民民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

親子交流について、裁判所の判断・同居・別居の実態の観点から見解を述べた。

原文抜粋

なぜそういうことを話すかと申しますと、これは一九八一年にアメリカで出た本なんですが、アメリカではたくさんの離婚の本を心理学者などが出していたんですが、それは自分たちの気持ちに全然沿った本がないということで、子供たちがみんなで学校の先生と一緒に話し合って作った本なんです。ですから、親の夫婦げんかやらいろいろなのを見ていて、別居だとか離婚で傷ついた気持ち、そのときどういう相談の場があったらいいかということを書いた本なんですね。子供が書いた離婚の本なんです。その次の年に私が訳した本が、この「子どもが書いた離婚の本」なんです。

(会議録 p.14)

国会会議録(当該発言)

源河真規子

所属・肩書

こども家庭庁長官官房審議官

発言要旨(要約)

親子交流、最善の利益について、子の利益の観点から見解を述べた。

原文抜粋

子供の意見表明につきましては、先生から御指摘もいただきましたとおり、子どもの権利条約でも、それからこども基本法の基本理念にもございまして、非常に重要なことだというふうに考えてございます。 こども家庭庁といたしましては、離婚前後家庭支援事業という事業を行っておりまして、その中で、自治体が親支援講座を開催し、離婚前後の父母に対して、子供の気持ちや離婚後の生活について考える機会を提供する取組を実施しているところでございます。

(会議録 p.14)

国会会議録(当該発言)

円より子

所属・肩書

国民民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

審議中の論点についての見解を述べた。

原文抜粋

そこで、弁護士を子供につけたらどうか。先ほどの、アメリカの子供たちは日本と離婚の制度が少し違いますけれども、親が勝手に決めないでほしい、子供の意見もちゃんと弁護士に言って、その弁護士が子供の利益を代弁してほしいということまで言っているんですね。 弁護士というのは日本ではつけられますか、民事事件で。

(会議録 p.14)

国会会議録(当該発言)

円より子

所属・肩書

国民民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

養育費の確保・履行の仕組みについて質問した。

原文抜粋

離婚したときには、親が単独親権にしようが共同親権にしようが、アメリカなどでは、共同親権などの場合は、お父さんのところに三日間、お母さんのところに三日間と、それぞれの居場所に、近くに住むなんということもやっているんですが、それも結構子供には負担だったりして、もうだんだん中学生ぐらいになると嫌だというような子供もいるんですが、そういう子供たちの声をしっかりと、離婚時だけじゃなくて、後々もずっと聞けるようなことがあって、親子交流がすごくちゃんとできているからこそ、そういうことができると思うんですが。

(会議録 p.15)

国会会議録(当該発言)

一次資料

令和7年国会審議(法務委員会)国会審議(年度一覧)令和6年国会審議(法案)

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