会議日
開催概要
- 開催日:令和3年9月21日
- 議題
- 1 離婚後の子の養育への父母の関与の在り方に関する論点の検討
- 2 子の養育をめぐる問題についての子の意見の尊重及び父母の離婚に関連する諸問題に関する論点の検討
- 部会長:大村敦志
- 部会長代理:窪田充見
第7回のポイント(議事概要)
以下は法務省の会議ページに掲載された議事概要です。発言見出しは人物ページへリンクしています。要旨は短い整理です。全文は一次資料(議事録PDF)を参照してください。
1 離婚後の子の養育への父母の関与の在り方に関する論点の検討
第6回会議に引き続き,部会資料6に基づき,離婚後の子の養育への父母の関与の在り方に関する論点のうち,離婚後も父母双方が子に関する法的な決定責任を負うことが子の利益となる場合,父母が子に対して決定責任を追うべき事項の分類と内容,関与の態様に関する論点について意見交換が行われた。
2 子の養育をめぐる問題についての子の意見の尊重及び父母の離婚に関連する諸問題に関する論点の検討
部会資料7に基づき,子の養育をめぐる問題についての子の意見の尊重及び父母の離婚に関連する諸問題に関する論点のうち,子の意見の尊重に関する論点について意見交換が行われた。
次回は,第7回会議に引き続き,子の養育をめぐる問題についての子の意見の尊重及び父母の離婚に関連する諸問題に関する論点の検討をするとともに,未成年養子制度に関する論点の検討をする予定とされた。
委員・幹事の発言
名簿登載者の主要発言をPDFから抜粋(1人最大2件・計最大12件)。参考人ヒアリング本文は原則未収録です。
この回の発言者(人物)
木村
所属・肩書
名簿上は幹事(幹事(議事録表記・木村幹事))。議事録表記「木村幹事」
発言要旨
ありがとうございます。最高裁家庭局の木村でございます。木村の方から御説明させていただきたいと思います。 前回会議におきまして,武田委員の方から試行的面会交流を実施しないケースが相当数あるのではないか,そして,これに関する統計数値はないかといったような御質問を頂いたものと認識しております…
ありがとうございます。最高裁家庭局の木村でございます。木村の方から御説明させていただきたいと思います。 前回会議におきまして,武田委員の方から試行的面会交流を実施しないケースが相当数あるのではないか,そして,これに関する統計数値はないかといったような御質問を頂いたものと認識しております。しかし,恐縮ではございますが,そのような数値を持ち合わせておりません。 もっとも,委員御指摘のとおり,試行的面会交流を実施しない事案というのもございまして,そのように承知しておりますので,以下でまず,裁判所で実施する試行的面会交流の意味や目的なども交えながら,その実…
(PDF p.3)
木村
所属・肩書
名簿上は幹事(幹事(議事録表記・木村幹事))。議事録表記「木村幹事」
発言要旨
ありがとうございます。最高裁家庭局,木村でございます…
ありがとうございます。最高裁家庭局,木村でございます。 まず1点目でございますけれども,試行的面会交流は,調査の一環ということで,目的に照らして,その目的に照らした効果が上げられるような形で,相応の準備期間を費やしまして,よく検討して,その上で,目的や入念な準備ですね,そういったことを踏まえて行うということで,基本的には試行的面会交流としては1回実施するということで,目的を達成できるというようなことでやっておりますけれども,補足させていただきましたとおり,もちろん事案によりましては,調査の必要性という観点から,必要がございましたら2回目以降の試行的…
(PDF p.5)
赤石千衣子
所属・肩書
名簿上は委員(特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)。議事録表記「赤石委員」
発言要旨
しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石でございます。どうぞよろしくお願いします…
しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石でございます。どうぞよろしくお願いします。 私も,ちょっと考えはまとまっていないんですけれども,まず,双方責任という話と, この家族法制部会が開かれる前提となっている養育費の不払率がかなり高いですとか,そういた議論がありますれけれども,ちょっと思ったのは,両親が双方責任を合意するということになりますと,では,合意しなかったケースは,双方責任がないとしたケースでも, 子どもの養育義務,養育費の支払義務はあるんですよねと解釈できますよね,決定とはちょっと別のことですから。そうすると,ただ,何か協議離婚で,そもそも余り離…
(PDF p.10)
武田典久
所属・肩書
名簿上は委員(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク代表)。議事録表記「武田委員」
発言要旨
親子ネット武田でございます。先ほど第3に関して意見を述べさせていただきました。次は第4に関して,です。 実は,今日の部会前に,こういう共同決定というテーマで,実際に米国で離婚された夫妻,これは日本人の御夫妻です…
親子ネット武田でございます。先ほど第3に関して意見を述べさせていただきました。次は第4に関して,です。 実は,今日の部会前に,こういう共同決定というテーマで,実際に米国で離婚された夫妻,これは日本人の御夫妻です。要は,裁判所の管轄が米国であっただけという日本人の御夫婦の合意書を取り寄せて確認をいたしました。いわゆる各論に入るときに,イメージ湧くのかなと思いまして,自分としても見てみたかったので確認をいたしました。まずは, 簡単にその内容を紹介させていただきまして,それを受けて,私の意見を申し述べさせていただければと思います。 こちらの日本人御夫婦も…
(PDF p.12)
赤石千衣子
所属・肩書
名簿上は委員(特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)。議事録表記「赤石委員」
発言要旨
しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石です。どうぞよろしくお願いします。 私,とても素朴なことを言ってしまうと思うんですが,この辺りで言っておかないと, 何かこのまま進んでしまうのかなと思って申し上げます…
しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石です。どうぞよろしくお願いします。 私,とても素朴なことを言ってしまうと思うんですが,この辺りで言っておかないと, 何かこのまま進んでしまうのかなと思って申し上げます。 双方責任があって,重要事項などは双方の合意で進めていくのが,子の利益になるだろうというようなことで議論が今,されているんですけれども,ならない場合もあるよねという話は,その前のところに書いてはございます。このような内容でいろいろな項目を, 例えば離婚時に示されて,こういうことが双方責任の中身ですよといって,あなたはこれで双方責任を合意しますかと聞か…
(PDF p.20)
戒能民江
所属・肩書
名簿上は委員(お茶の水女子大学名誉教授)。議事録表記「戒能委員」
発言要旨
ありがとうございます,戒能です。 私は,当事者の団体でも何でもないのですが,同様の危惧を,議論を聞いていて感じております。実務家,研究者が多いわけですけれども,もちろんどういう事項があって,どういう必要性がある,それが子の利益に合致するかという判断基準から,どういうふうに決定していけばいいのかという議論は,当然必要だとは思います…
ありがとうございます,戒能です。 私は,当事者の団体でも何でもないのですが,同様の危惧を,議論を聞いていて感じております。実務家,研究者が多いわけですけれども,もちろんどういう事項があって,どういう必要性がある,それが子の利益に合致するかという判断基準から,どういうふうに決定していけばいいのかという議論は,当然必要だとは思います。有益だとは思いますが, しかし,当事者の生活,子どもと親の生活が一番大事なのではないかと思うんですよね。 ですから,順序逆とは決して申しませんけれども,常に当事者の生活,赤石さんがおっしゃった日々の生活の中から,そういう問…
(PDF p.21)
池田清貴
所属・肩書
名簿上は委員(弁護士(東京弁護士会所属))。議事録表記「池田委員」
発言要旨
先ほど赤石委員から,こういった双方責任という制度を導入したときに,一体誰が選択するのかという御意見があったことを受けてですけれども,私としては,一定のニーズはあるのかなと考えています…
先ほど赤石委員から,こういった双方責任という制度を導入したときに,一体誰が選択するのかという御意見があったことを受けてですけれども,私としては,一定のニーズはあるのかなと考えています。実際,私が担当したケースでも,進学に関して双方が関与していくような内容の取決めをして合意をしたということもございました。 ただ,確かに,同居親が進んで,自分の今ある全ての権限を制限するような形で提案してくるというケースは少ないかもしれませんけれども,ただ,それについても,例えば進学について,先ほど武田さんのお話がありましたけれども,学費というふうな点と絡めて, 学費を…
(PDF p.23)
落合恵美子
所属・肩書
名簿上は委員(京都産業大学現代社会学部客員教授)。議事録表記「落合委員」
発言要旨
どうもやはり,親と親の話が前に出てきているように思って,子どもの決定というか,子どもがもうちょっと見えるようにして論じたいなと思うんですね。 情報を相手の親に知らせるのがちょっと手が掛かるということで,本当に関係が切れていたらそうでしょうね…
どうもやはり,親と親の話が前に出てきているように思って,子どもの決定というか,子どもがもうちょっと見えるようにして論じたいなと思うんですね。 情報を相手の親に知らせるのがちょっと手が掛かるということで,本当に関係が切れていたらそうでしょうね。子どもが,例えば,面会交流というわけでなくても,何かコミュニケーションができているとか,LINEでつながっているとか,何かそんなような状況があれば,だから,親同士がつながっていなくても,子どもが両方の親とつながっているような状況が普通にできていたら,特にわざわざ情報を与えなくても,双方決定というか, 何か意見を…
(PDF p.24)
水野紀子
所属・肩書
名簿上は委員(白鷗大学教授)。議事録表記「水野委員」
発言要旨
ありがとうございます,水野でございます。 全体的な話と,それから少し細かい話をさせていただきます。 まず,全体的な構成として,割合詳しく場合を分けて議論の設定をしていただいたことに,賛成したいと思います…
ありがとうございます,水野でございます。 全体的な話と,それから少し細かい話をさせていただきます。 まず,全体的な構成として,割合詳しく場合を分けて議論の設定をしていただいたことに,賛成したいと思います。子どもの意見の表明権というような形で大きく書いてしまいますと,たとえば児童の権利条約のような形で書いてしまいますと,これは具体的に適用することは,かえって非常に難しくなりますし,適用することの弊害も多くなるだろうと思います。場面ごとにいろいろと細かくお考えいただいて,こういう形で御検討くださったことに賛成いたします。 ただ,もうそれも十分書いておら…
(PDF p.35)
池田清貴
所属・肩書
名簿上は委員(弁護士(東京弁護士会所属))。議事録表記「池田委員」
発言要旨
弁護士の池田です。 9ページから10ページにかけての②,③,④辺りについて上げたいと思います。 まず,②のところですが,これは,子どもの意見を尊重するということの更に一歩進んだところとして,一定の事項については直接子どもの意見を反映するという内容ですけれども,これについては,やはり子どもの意見表明権と子どもの最善の利益との関係という問題との兼ね合いがあるのかなと思います…
弁護士の池田です。 9ページから10ページにかけての②,③,④辺りについて上げたいと思います。 まず,②のところですが,これは,子どもの意見を尊重するということの更に一歩進んだところとして,一定の事項については直接子どもの意見を反映するという内容ですけれども,これについては,やはり子どもの意見表明権と子どもの最善の利益との関係という問題との兼ね合いがあるのかなと思います。ここでは,恐らく一定年齢以上ということも想定の範囲に入れて,直接反映ということをお書きになっているのかもしれませんけれども,その場合でも,やはり子どもの最善の利益というのが最も優先…
(PDF p.39)
窪田充見
所属・肩書
名簿上は委員(神戸大学大学院法学研究科教授)。議事録表記「窪田委員」
発言要旨
窪田です。 2点発言させていただきたいと思います。 一つは,全体の枠組みに関してなんですが,私自身も,身分関係といいますか,親子という形でのつながりある当事者としての子どもの気持ちや意見というのを,できるだけ酌み取ってあげる方向でというのは,十分理解できます…
窪田です。 2点発言させていただきたいと思います。 一つは,全体の枠組みに関してなんですが,私自身も,身分関係といいますか,親子という形でのつながりある当事者としての子どもの気持ちや意見というのを,できるだけ酌み取ってあげる方向でというのは,十分理解できます。ただ,私が今言ったこと自体の中にも含まれているのですが,多分10歳の子どもとか8歳の子どもについては,その意見を聴取するというようなものではなくて,考えを酌み取ってあげるというか,気持ちを酌み取ってあげるというような言い方の方が適当だろうと思います。それに対して,多分1 5歳の子どもだったら,…
(PDF p.41)
武田典久
所属・肩書
名簿上は委員(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク代表)。議事録表記「武田委員」
発言要旨
親子ネット,武田でございます。 子の意見の尊重の重要性そのもの,ここに関して,ここに参加されている皆さん方も御異論がないこと,そんなふうに改めて感じました。私も同感でございます…
親子ネット,武田でございます。 子の意見の尊重の重要性そのもの,ここに関して,ここに参加されている皆さん方も御異論がないこと,そんなふうに改めて感じました。私も同感でございます。 資料7の8ページ以降に記載されている規律や手続を設けることということで,いろいろ意見出ておったと思いますが,非常によい観点の論点が出ているなと,すみません,聞いていて感じました。 1点だけ申し述べるとすると,ここ,いろいろな先生方も指摘されていますが,9ページ記載の子の意見が反映されているかの判断を,弁護士などの法律家に関与させると。弁護士さん自身からも,本当にどこまでで…
(PDF p.49)