会議日
開催概要
第6回のポイント(議事概要)
以下は法務省の会議ページに掲載された議事概要です。発言見出しは人物ページへリンクしています。要旨は短い整理です。全文は一次資料(議事録PDF)を参照してください。
1 面会交流に関する論点の検討
第5回会議に引き続き,部会資料3に基づき,面会交流に関する制度の見直しに係る論点のうち,面会交流の取決め・裁判手続に関する論点につき意見交換が行われた。
2 離婚後の子の養育への父母の関与の在り方に関する論点の検討
部会資料6に基づき,離婚後の子の養育への父母の関与の在り方に関する論点について,同論点の検討の進め方などに関して意見交換が行われた。
次回は,第6回会議に引き続き,離婚後の子の養育への父母の関与の在り方に関する論点の検討をするとともに,子の意思・意見の反映に関する論点の検討をする予定とされた。
委員・幹事の発言
名簿登載者の主要発言をPDFから抜粋(1人最大2件・計最大12件)。参考人ヒアリング本文は原則未収録です。
この回の発言者(人物)
大石亜希子
所属・肩書
名簿上は委員(千葉大学大学院社会科学研究院教授)。議事録表記「大石委員」
発言要旨
千葉大学の大石です。発言の機会を頂きましてありがとうございます。私は第 5回の会議で,相関関係と因果関係についてという資料を提出いたしましたので,その趣旨につきまして少し補足させていただければと存じます…
千葉大学の大石です。発言の機会を頂きましてありがとうございます。私は第 5回の会議で,相関関係と因果関係についてという資料を提出いたしましたので,その趣旨につきまして少し補足させていただければと存じます。 この資料を提出した発端は,外部の会議におきまして,家族法に詳しい法律家の方が, 「面会交流を促進すると養育費が確保しやすくなるというエビデンスがある」と発言されているのを聞きまして驚いたという経緯がございます。その発言の基となっている労働政策研究・研修機構の調査報告書には,私も一研究者として参加しておりましたのですけれども,その報告書で出されてい…
(PDF p.3)
池田清貴
所属・肩書
名簿上は委員(弁護士(東京弁護士会所属))。議事録表記「池田委員」
発言要旨
弁護士の池田でございます。私からは11ページの2の②辺りについて,意見を申し上げたいと思います。②のただし書の部分については,今,原田委員がおっしゃったように,十分な配慮が必要だと私も考えております…
弁護士の池田でございます。私からは11ページの2の②辺りについて,意見を申し上げたいと思います。②のただし書の部分については,今,原田委員がおっしゃったように,十分な配慮が必要だと私も考えております。その上で,協議離婚制度の見直しをして,一定の取決めを義務付ける,あるいは届出要件としていくような方向性というのは望ましいのではないかと考えています。ただ,その場合に,④の債務名義にしていくという方向性を考えればなおさらですけれども,合意の真摯性ですとか,あるいは内容の妥当性というのを担保するためには一定の審査というものが必要になるのではないかと思います…
(PDF p.6)
久保野恵美子
所属・肩書
名簿上は幹事(東北大学大学院法学研究科教授)。議事録表記「久保野幹事」
発言要旨
ありがとうございます。久保野でございます。繰り返しでございますけれども,11ページの課題のところの①,②に関しまして発言をさせていただきます。 協議離婚制度の在り方の見直しということが②に書いてありますけれども,②と①の問題を併せて,少し広めに考えていくのがよろしいのではないかと思います…
ありがとうございます。久保野でございます。繰り返しでございますけれども,11ページの課題のところの①,②に関しまして発言をさせていただきます。 協議離婚制度の在り方の見直しということが②に書いてありますけれども,②と①の問題を併せて,少し広めに考えていくのがよろしいのではないかと思います。まず,考えていく必要性につきましては,父母の婚姻の解消というのは父母の問題であるものの,子どもへの影響が大きく,不利益が生じ得るということが前提とされているわけですので,父母以外の第三者が何らかの形で関わるということを確保するということがとても重要なのではないかと…
(PDF p.14)
棚村政行
所属・肩書
名簿上は委員(早稲田大学法学学術院教授)。議事録表記「棚村委員」
発言要旨
早稲田大学,棚村です。私は,特に11ページの課題の①のところなのですけれども,養育ガイダンスとか親ガイダンスという点について意見を述べさせていただきます。海外では,親ガイダンスの実施に力を入れてきており,私は30年ほど前にアメリカの親教育プログラムというのがなぜ出てきて,それがどういうふうに広まったかということを紹介させていただきました…
早稲田大学,棚村です。私は,特に11ページの課題の①のところなのですけれども,養育ガイダンスとか親ガイダンスという点について意見を述べさせていただきます。海外では,親ガイダンスの実施に力を入れてきており,私は30年ほど前にアメリカの親教育プログラムというのがなぜ出てきて,それがどういうふうに広まったかということを紹介させていただきました。その当時は余り評判が良くなかったというか,関心度は低かったのですが,家裁ではその後いろいろとやっていただいて,取り入れるという方向になりました。 ただ,現状を見ますと,気を付けていただきたいのは,先ほども原田委員か…
(PDF p.18)
赤石千衣子
所属・肩書
名簿上は委員(特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)。議事録表記「赤石委員」
発言要旨
しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石でございます。発言のチャンスをありがとうございます。先ほど細矢委員,御説明ありがとうございました。今,フラットな立場から中立的に関わろうとしているという御説明があって,確かに裁判所での対応が少しずつ変わってきているということは聞くところでございます…
しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石でございます。発言のチャンスをありがとうございます。先ほど細矢委員,御説明ありがとうございました。今,フラットな立場から中立的に関わろうとしているという御説明があって,確かに裁判所での対応が少しずつ変わってきているということは聞くところでございます。一方,5年前あるいは7,8 年前に面会交流など,養育費とかで調停をされた方の本当に苦しんだ体験を聞いていて, そういう意図ではなかったという家裁の実務がどうしても原則面会交流となってしまった, そこの何か,法律を1個変えたことによってものすごい影響があるということの教訓…
(PDF p.21)
小粥太郎
所属・肩書
名簿上は委員(東京大学大学院総合文化研究科教授)。議事録表記「小粥委員」
発言要旨
小粥でございます。面会交流に関して,やや抽象的なことを二つ申し上げたく存じます。 一つ目は,どういう場合に面会交流を許すべきかについて,個別事情に依存する部分が多いので,なかなかルールを明示することは難しいし,重要な考慮要素を導き出すということにも慎重になるべきだというような御意見が多かったのではないかと受け止めました…
小粥でございます。面会交流に関して,やや抽象的なことを二つ申し上げたく存じます。 一つ目は,どういう場合に面会交流を許すべきかについて,個別事情に依存する部分が多いので,なかなかルールを明示することは難しいし,重要な考慮要素を導き出すということにも慎重になるべきだというような御意見が多かったのではないかと受け止めました。 しかし,それだからといって,この審議会でその点について,民法にいかなるルールも, あるいはファクターなども設けないということになりますと,問題は裁判所が解決するということになって,裁判官の判断に委ねられるということになります。それ…
(PDF p.24)
原田直子
所属・肩書
名簿上は委員(弁護士(福岡県弁護士会所属))。議事録表記「原田委員」
発言要旨
ありがとうございます。試行面会の16ページのところなのですけれども,現在でも試行面会が行われていて,ただ,ここで書いてあるように多くの場合,一回的な交流を観察するだけということで,継続的なものが必要だというところは,私もそう思いますし,これは逆に,裁判所が一旦決めた後も一定期間見守るという仕組みが必要なのではないかと思っています…
ありがとうございます。試行面会の16ページのところなのですけれども,現在でも試行面会が行われていて,ただ,ここで書いてあるように多くの場合,一回的な交流を観察するだけということで,継続的なものが必要だというところは,私もそう思いますし,これは逆に,裁判所が一旦決めた後も一定期間見守るという仕組みが必要なのではないかと思っています。先ほどから出ています,子どもの成長によって状況が変わっていくというときに,だんだんと子どもの意思,あるいは部活だの何だのということで,なかなか決まった日に決まったようにはできないという状況になったときに,それが決まるまでは…
(PDF p.30)
武田典久
所属・肩書
名簿上は委員(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク代表)。議事録表記「武田委員」
発言要旨
親子ネット,武田でございます。第5に関してということで,3点ほど意見を申し述べたいと思います。 1点目は,16ページ,試行面会に制度的裏付けを持たせることについてです…
親子ネット,武田でございます。第5に関してということで,3点ほど意見を申し述べたいと思います。 1点目は,16ページ,試行面会に制度的裏付けを持たせることについてです。面会交流調停に入るケースっていろいろなケースがあると思います。余りこの言葉を言うと,またいろいろと批判されるとは思うのですが,同意なき連れ去り事案,このような同意なき連れ去り事案においても,本当は任意の話合いで面会についても合意したい。やむなくその後,期間がたって,これはもうどうしようもないということでやむなく申し立てるケース,こういったケースが多いものと思っています。親の思いを言う…
(PDF p.32)
赤石千衣子
所属・肩書
名簿上は委員(特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)。議事録表記「赤石委員」
発言要旨
ありがとうございます。しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石でございます。 先ほど大石委員が離婚についての認識について,暴力のデータを示してくださったのですけれども,やはり被害を受けている方が暴力被害の認識をする率と,言わば加害をされている側の認識にかなり,もちろん同じカップルを調査しているわけではないから,出現率とかいろいろあるのでしょうが,若干認識の差があることが分かるなと思って聞いておりました…
ありがとうございます。しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石でございます。 先ほど大石委員が離婚についての認識について,暴力のデータを示してくださったのですけれども,やはり被害を受けている方が暴力被害の認識をする率と,言わば加害をされている側の認識にかなり,もちろん同じカップルを調査しているわけではないから,出現率とかいろいろあるのでしょうが,若干認識の差があることが分かるなと思って聞いておりました。ですので,ここは本当にかなり永遠の課題で,御自分がやはり圧迫感を持った行動をするとか,そういったことがどういうふうに影響されるのかというのをなかなか気が付…
(PDF p.34)
棚村政行
所属・肩書
名簿上は委員(早稲田大学法学学術院教授)。議事録表記「棚村委員」
発言要旨
これまでも面会交流や養育費でいろいろと具体的な問題を含めて法制上実務上の議論がなされてきました。それで,私自身が考えていますのは,親の離婚とか別居ということがあったときに,親子の関係がどう在るべきか,子どもの養育についてどういうような仕組みが必要なのかということを細かく場面ごとに考えていくということが非常に必要なことではないのかと思っています…
これまでも面会交流や養育費でいろいろと具体的な問題を含めて法制上実務上の議論がなされてきました。それで,私自身が考えていますのは,親の離婚とか別居ということがあったときに,親子の関係がどう在るべきか,子どもの養育についてどういうような仕組みが必要なのかということを細かく場面ごとに考えていくということが非常に必要なことではないのかと思っています。特に子どもの視点から見て,子どもの福祉とか子どもの利益ということはよく言われるわけですけれども,そこで現行の民法を含めた民事法制,家事法制で十分な対応できているのだろうかということについて議論をするということ…
(PDF p.37)
武田典久
所属・肩書
名簿上は委員(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク代表)。議事録表記「武田委員」
発言要旨
武田でございます。今回,部会資料6が配布されて,一定の進め方が提示されたと理解をいたしました。この論点検討の進め方について,最初に資料6を見たときに, 法学者でも法律の専門家でもないからでしょうか,非常に違和感を感じました…
武田でございます。今回,部会資料6が配布されて,一定の進め方が提示されたと理解をいたしました。この論点検討の進め方について,最初に資料6を見たときに, 法学者でも法律の専門家でもないからでしょうか,非常に違和感を感じました。それが率直な第一印象でございます。しかし,一旦きちんと中を見てみて,中身に関して,父母間でそれぞれの決定事項にどのように決定するかという問題,そこと切り離して,子と一緒に過ごす時間,監護の分担の話,この2点を区分して検討を進めるということ,議論をごちゃごちゃにしないために,この進め方というのは最初のアプローチとしては,よかろうと…
(PDF p.43)
沖野眞已
所属・肩書
名簿上は委員(東京大学大学院法学政治学研究科教授)。議事録表記「沖野委員」
発言要旨
沖野でございます。ありがとうございます。直前の大山委員の御指摘とほぼ重なるようなことかと思っておるのですけれども,私も検討の進め方としてこのような形で進めていくことが有用ではないかと思っております…
沖野でございます。ありがとうございます。直前の大山委員の御指摘とほぼ重なるようなことかと思っておるのですけれども,私も検討の進め方としてこのような形で進めていくことが有用ではないかと思っております。すなわち,離婚後の子どもの養育に父母がどのように関わっていくかという問題には様々な面がございます。これまでの養育費の問題ですとか面会交流の問題もある中で,今回,子どもに関する一定の事項の決定というのにどう父母が関わっていくかと,その在り方というものを考えてみようと,それは別途,具体的に子どもとどう一緒に過ごすかとか,どう監護していくかということとは一旦切…
(PDF p.44)