法制審議会 家族法制部会 第9回(令和3年11月16日)

会議日

目次

開催概要

  • 開催日:令和3年11月16日
  • 議題
  • 未成年者を養子とする養子制度を中心とした論点の検討
  • 部会長大村敦志
  • 部会長代理窪田充見

第9回のポイント(議事概要)

以下は法務省の会議ページに掲載された議事概要です。発言見出しは人物ページへリンクしています。要旨は短い整理です。全文は一次資料(議事録PDF)を参照してください。

部会資料9-1に基づき、未成年者を養子とする養子制度を中心として、養子制度全般に関わる論点につき意見交換が行われた。
次回は、部会資料9-2に基づき、財産分与制度に関する論点の検討をする予定とされた。

委員・幹事の発言

名簿登載者の主要発言をPDFから抜粋(1人最大2件・計最大12件)。参考人ヒアリング本文は原則未収録です。

この回の発言者(人物)

棚村政行

所属・肩書

名簿上は委員(早稲田大学法学学術院教授)。議事録表記「棚村委員」

発言要旨

棚村です。前回,赤石委員の方からも御質問というか,頂いていましたので, 簡単にこの調査について御説明をさせていただきたいと思います。本来であれば,「未成年期に父母の離婚を経験した子どもの養育に関する全国実態調査とその分析」という,この本そのものを何らかの形で皆さんが見ていただくと分かりやすかったかなと考えております…

棚村です。前回,赤石委員の方からも御質問というか,頂いていましたので, 簡単にこの調査について御説明をさせていただきたいと思います。本来であれば,「未成年期に父母の離婚を経験した子どもの養育に関する全国実態調査とその分析」という,この本そのものを何らかの形で皆さんが見ていただくと分かりやすかったかなと考えております。 この調査については昨年の2020年8月に,法律学をやっている私たちは,どちらかというとこういう実態調査ということでも,自分たちの法律関係のグループでやることが多かったのですけれども,今回は労働経済学という立場から,東京大学教授の山口教…

(PDF p.4)

菅原ますみ

所属・肩書

名簿上は委員(白百合女子大学人間総合学部発達心理学科教授/お茶の水女子大学名誉教授)。議事録表記「菅原委員」

発言要旨

ありがとうございます。それでは,白百合女子大学の菅原でございます。8ページに始まる第3のところの11ページ目の課題の①というところの年齢について,少し発言させていただきたいと思っております…

ありがとうございます。それでは,白百合女子大学の菅原でございます。8ページに始まる第3のところの11ページ目の課題の①というところの年齢について,少し発言させていただきたいと思っております。課題の方では,民法第797条の必要聴取年齢の下限15歳という年齢を引き下げるかどうか,となっていますが,ここについて簡単に意見を述べさせていただきます。 離婚後の養育のところでの子どもの意見聴取の対象年齢についても同じなのですけれども,子どもの心理的な発達ということを考えますと,前回,棚村委員からもございましたが,もう少し引き下げて,13歳,中学1年生程度でもよ…

(PDF p.11)

武田典久

所属・肩書

名簿上は委員(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク代表)。議事録表記「武田委員」

発言要旨

親子ネット,武田でございます。本日も委員,幹事の皆様,ありがとうございます。まず,私の方から第2に関してということで,まず,この未成年養子の問題に関して,私どもが聞く当事者の代表的な声を御紹介させていただきまして,第2に関しての意見を述べさせていただければと存じます…

親子ネット,武田でございます。本日も委員,幹事の皆様,ありがとうございます。まず,私の方から第2に関してということで,まず,この未成年養子の問題に関して,私どもが聞く当事者の代表的な声を御紹介させていただきまして,第2に関しての意見を述べさせていただければと存じます。まず,事例としては大まかに2種類あると思っています。一つ目が連れ子養子,二つ目、これは数が余り多くないのですけれども,孫養子,この2種類です。 まず,連れ子養子についてです。部会資料9-1にもありますとおり,民法798条ただし書,このケースでは,未成年養子縁組に関しては非親権者の同意は…

(PDF p.12)

原田直子

所属・肩書

名簿上は委員(弁護士(福岡県弁護士会所属))。議事録表記「原田委員」

発言要旨

部会資料9-1のところで,これまでの議論の中では,親権という親の権利的な要素が強い概念をやめて,親責任とか親の義務とか,子どもの権利の観点からというような議論をしてきたのに,ここで一気に親権に戻ってしまったので,少し戸惑っております…

部会資料9-1のところで,これまでの議論の中では,親権という親の権利的な要素が強い概念をやめて,親責任とか親の義務とか,子どもの権利の観点からというような議論をしてきたのに,ここで一気に親権に戻ってしまったので,少し戸惑っております。そういうところが少しあります。 それで,7ページの第2の課題のところですけれども,①,②,④と,③は少し性質が違うと思うのですけれども,③については,私は連れ子養子の場合は家裁の許可の有無を問わずに親権者が代諾でいいと思っています。というのは,仮に家裁がこれを駄目だと言った場合にどうなるのかという問題なのです。実態とし…

(PDF p.14)

落合恵美子

所属・肩書

名簿上は委員(京都産業大学現代社会学部客員教授)。議事録表記「落合委員」

発言要旨

どうもありがとうございます。7ページの辺りに関しては,これに厳密に関係したことではないのですけれども,私はやはりどうもぴんと来ていないところがありまして,御質問を含めたことなのですが,私はやはり日本の法律がガラパゴスにならないということを大事だと思って,この議論に参加させていただいています…

どうもありがとうございます。7ページの辺りに関しては,これに厳密に関係したことではないのですけれども,私はやはりどうもぴんと来ていないところがありまして,御質問を含めたことなのですが,私はやはり日本の法律がガラパゴスにならないということを大事だと思って,この議論に参加させていただいています。そうすると,この連れ子を養子にするというのは結構特殊な状況かもしれなくて,では,連れ子を養子にしなかった場合,再婚相手はその連れ子に対してどのような養育責任があるのかというようなことはどうなのでしょうか。その辺りを少し教えていただいて,もしそれでよいのであれば,…

(PDF p.19)

戒能民江

所属・肩書

名簿上は委員(お茶の水女子大学名誉教授)。議事録表記「戒能委員」

発言要旨

ありがとうございます。戒能です。私は,皆さんの様々な御意見を伺って,そのとおりだなと共感することも多いのですが,7ページの課題の③と11ページの課題の ②,その2点だけ申し上げたいと思います…

ありがとうございます。戒能です。私は,皆さんの様々な御意見を伺って,そのとおりだなと共感することも多いのですが,7ページの課題の③と11ページの課題の ②,その2点だけ申し上げたいと思います。全体として感じるのは,委員の方々の御発言がありましたように,家族頼みという日本の対応の在り方が色濃く出ていると思います。 言うまでもなく,社会福祉の貧困というのでしょうか,不十分な状況,言い換えれば家族頼みということ,家族の負担が重すぎるのではないか,しかも,その家族がモデル的な家族,両親家族というのでしょうか,多様な家族へということが言われますけれども,そう…

(PDF p.22)

棚村政行

所属・肩書

名簿上は委員(早稲田大学法学学術院教授)。議事録表記「棚村委員」

発言要旨

今の窪田委員の発言に賛成をさせていただきたいと思います。進め方なのですけれども,例えば,私も連れ子養子とか孫養子の家裁の許可の要否について保留をしていたのは,実は未成年養子の普通養子一般について,制度の見直しということになると,網羅的にいろいろ出てきてしまうのではないかと思います…

今の窪田委員の発言に賛成をさせていただきたいと思います。進め方なのですけれども,例えば,私も連れ子養子とか孫養子の家裁の許可の要否について保留をしていたのは,実は未成年養子の普通養子一般について,制度の見直しということになると,網羅的にいろいろ出てきてしまうのではないかと思います。実を言いますと,これは例えばの話ですけれども,考慮事項については賛成をさせていただいたのですけれども,家庭裁判所は,積極的に子の福祉を増進するような形で関わるのか,それとも,大きな問題がなければそれでいいとするのかで,大分,家庭裁判所の負担も,調査,審査,関与の在り方も大…

(PDF p.28)

原田直子

所属・肩書

名簿上は委員(弁護士(福岡県弁護士会所属))。議事録表記「原田委員」

発言要旨

ここでいろいろ挙げられているものについて,現実にどんなことを考えてこれを検討するのかというところが,私はこれをずっと読んでいても,なかなか頭をひねって, 分からないところがあったのですけれども,まず,12ページの①のところで,どういう場合なのかというと,12ページの上のところにある,現実の監護者と親権者が一致しないことによって子に不都合が生じるおそれ,例えば孫養子とかそういうものなのかなと思いますが,逆に言えば,そういう監護者と親権者が一致しないような形の養子縁組を認めるのかという問題にもなると思いますし,先ほども申し上げましたけれども,親権という形でまとめるのではなく,監護権という形で監護者が日常の生活で監護していく上で不都合がないような内容に考えるという方向性もあるのではないかと…

ここでいろいろ挙げられているものについて,現実にどんなことを考えてこれを検討するのかというところが,私はこれをずっと読んでいても,なかなか頭をひねって, 分からないところがあったのですけれども,まず,12ページの①のところで,どういう場合なのかというと,12ページの上のところにある,現実の監護者と親権者が一致しないことによって子に不都合が生じるおそれ,例えば孫養子とかそういうものなのかなと思いますが,逆に言えば,そういう監護者と親権者が一致しないような形の養子縁組を認めるのかという問題にもなると思いますし,先ほども申し上げましたけれども,親権という…

(PDF p.35)

池田清貴

所属・肩書

名簿上は委員(弁護士(東京弁護士会所属))。議事録表記「池田委員」

発言要旨

弁護士の池田でございます。15ページの①,②と16ページについて,意見を申し述べたいと思います…

弁護士の池田でございます。15ページの①,②と16ページについて,意見を申し述べたいと思います。 まず,15ページの①,②のところですが,14ページに書いてあるようなニーズがあるということですけれども,要するに,養親と実親が養子を挟んで財産が行き来してしまうということに対する抵抗感ということがあるかと思いますけれども,理屈で考えればそうなのですが,実務の中でこういうことが問題となっているので養子縁組が進まないとか, あるいは具体的にこうなってしまったのだけれども,どうしようとかという相談を受けるということは,あまり弁護士仲間で話をしていても,感じな…

(PDF p.36)

武田典久

所属・肩書

名簿上は委員(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク代表)。議事録表記「武田委員」

発言要旨

親子ネット,武田でございます。では,第4及び第6に関して若干,意見を述べさせていただければと思います…

親子ネット,武田でございます。では,第4及び第6に関して若干,意見を述べさせていただければと思います。先ほど少し触れさせていただきましたとおり,私の個人的なステップファミリーにおける子育てに関する考え方といいましょうか,先ほど少しお話しさせていただきましたけれども,基本的には子どもの同居親と別居親が共同で子どもの養育に当たる努力をする,継親はそこに補助的に加わって,そこの共同親責任的な協力関係で進めていくのがよいのではなかろうかと,まず,このような考え方を持っております。 今申し上げた基本的な考え方を受けまして,第4の12ページ,13ページにある課…

(PDF p.37)

赤石千衣子

所属・肩書

名簿上は委員(特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)。議事録表記「赤石委員」

発言要旨

ありがとうございます。この養子縁組の話に余り付いていけていないのですが, 1点少し気になっているので,申し上げます。13ページ,第4の6のところです。連れ子養子縁組をしたい場合における親権者の配偶者による子の養育です…

ありがとうございます。この養子縁組の話に余り付いていけていないのですが, 1点少し気になっているので,申し上げます。13ページ,第4の6のところです。連れ子養子縁組をしたい場合における親権者の配偶者による子の養育です。 社会保障分野でどんなことが行われているかというのを少しだけお伝えしたいと思います。児童扶養手当法上は今は,父から養育されていない子どもがいる家庭に対して児童扶養手当が出ており,2010年から,それが父ではなくて母も適用されて,要するに1人の方で扶養されている場合には児童扶養手当が出るというような形になっており,そして, 子どもが親の…

(PDF p.38)

窪田充見

所属・肩書

名簿上は委員(神戸大学大学院法学研究科教授)。議事録表記「窪田委員」

発言要旨

窪田でございます。小さな点ですし,あるいは,今頃こんなことを言い出すなということで怒られてしまいそうなのですが,第8の特別養子縁組の離縁に関する規律について,どうしても気になっている部分がありますので,発言させていただきたいと思います…

窪田でございます。小さな点ですし,あるいは,今頃こんなことを言い出すなということで怒られてしまいそうなのですが,第8の特別養子縁組の離縁に関する規律について,どうしても気になっている部分がありますので,発言させていただきたいと思います。 特別養子については,もう法改正も終わったところですので,見直しというのは難しいのかもしれませんが,私自身が大変に疑問に感じておりますのは,18ページのところで現行法の条文が上がっており,民法817条の10の1項第2号,実父母が相当な監護をすることができることという要件が上がっております。特別養子制度の改正においては…

(PDF p.39)

一次資料

家族法制部会委員等名簿第8回第10回

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