会議日
開催概要
第37回のポイント(議事概要)
以下は法務省の会議ページに掲載された議事概要です。発言見出しは人物ページへリンクしています。要旨は短い整理です。全文は一次資料(議事録PDF)を参照してください。
1 部会資料37-1及び部会資料37-2に基づき、家族法制の見直しに関する要綱案の取りまとめに向けた意見交換が行われた。
2 上記1の結果、「家族法制の見直しに関する要綱案」が取りまとめられた。また、取りまとめに当たって附帯決議がされた。
委員・幹事の発言
名簿登載者の主要発言をPDFから抜粋(1人最大2件・計最大12件)。参考人ヒアリング本文は原則未収録です。
この回の発言者(人物)
菅原ますみ
所属・肩書
名簿上は委員(白百合女子大学人間総合学部発達心理学科教授/お茶の水女子大学名誉教授)。議事録表記「菅原委員」
発言要旨
ありがとうございます。最初に申し訳ありません。臨時の教授会がありますので、先に発言させていただきます。よろしくお願いいたします。委員の菅原でございます…
ありがとうございます。最初に申し訳ありません。臨時の教授会がありますので、先に発言させていただきます。よろしくお願いいたします。委員の菅原でございます。 部会資料37-1の第1の1(1)についてでございますけれども、以前も少し発言させていただいたところではありますが、父母が養育において子の心身の健全な発達を図るために配慮すべき事項として、こどもの年齢や発達の程度に加えて、当該の一人一人のこどものパーソナリティーや、その時々の心身の健康状態、心情、意向というのが重要になってくるのですけれども、これまでの様々な委員の御意見や、先ほどの事務局からの御説明…
(PDF p.3)
落合恵美子
所属・肩書
名簿上は委員(京都産業大学現代社会学部客員教授)。議事録表記「落合委員」
発言要旨
委員の落合です。私も基本的に賛成ということなのですけれども、やはり親子関係の責務を定めるということについて、前にも少し言わせていただいたことではありますが、ここでもやはり言わせていただきたいと思います…
委員の落合です。私も基本的に賛成ということなのですけれども、やはり親子関係の責務を定めるということについて、前にも少し言わせていただいたことではありますが、ここでもやはり言わせていただきたいと思います。 やはりこれは大きいことで、現状までと特に親の責務の内容を変更するものではないとはいえ、非常に明確な形で書かれますので、国民にとっては非常に大きいことだと思うのです。そのときに、親の責務は明確化したのですけれども、それであれば、どのようにして親になるのか、親になることを辞退できるのかという辺りも議論しなければいけない、 詰めなければいけないことだと思…
(PDF p.4)
大山瑞江
所属・肩書
名簿上は委員(一般社団法人日本経済団体連合会ソーシャル・コミュニケーション本部統括主幹)。議事録表記「大山委員」
発言要旨
ありがとうございます。これまで、子育て世代であるとともに経済界の立場から、ダイバーシティー社会の実現の観点からこの議論に参画させていただいてまいりました。子の利益の実現という普遍的な価値観は委員の皆様で共有しながら議論を深めていったわけですが、その実現に向けた具体的な議論の過程では、いろいろな議論、様々な御指摘、考え方が出され、やはり時代とともに多様な考え方に沿って多様な選択肢を広げていくことの重要性を改めて感じた次第です…
ありがとうございます。これまで、子育て世代であるとともに経済界の立場から、ダイバーシティー社会の実現の観点からこの議論に参画させていただいてまいりました。子の利益の実現という普遍的な価値観は委員の皆様で共有しながら議論を深めていったわけですが、その実現に向けた具体的な議論の過程では、いろいろな議論、様々な御指摘、考え方が出され、やはり時代とともに多様な考え方に沿って多様な選択肢を広げていくことの重要性を改めて感じた次第です。そういった意味で、今回、共同親権という新しい制度も含めて、この家族法制が見直されることは、非常に重要な意義があると感じておりま…
(PDF p.5)
戒能民江
所属・肩書
名簿上は委員(お茶の水女子大学名誉教授)。議事録表記「戒能委員」
発言要旨
ありがとうございます。委員の戒能です。私はなお懸念を持っております。それで、この段階では二つお話しし、それから、最後の方で機会があるということですので、 議事録に残していただきたい少し一般的なことをお話ししたいと思っております…
ありがとうございます。委員の戒能です。私はなお懸念を持っております。それで、この段階では二つお話しし、それから、最後の方で機会があるということですので、 議事録に残していただきたい少し一般的なことをお話ししたいと思っております。一つは、 先ほどの御発言にもありましたが、この部会では原則、例外論を採らないのだということが合意として、あるのではないかと思うのですが、しかし、この要綱案の第2の1を見ますと、(1)なのですけれども、どうしてもここに父母が共同して親権を行うというのが先に出てきてしまうわけです。第818条第3項の規律を明確化するためにというこ…
(PDF p.6)
武田典久
所属・肩書
名簿上は委員(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク代表)。議事録表記「武田委員」
発言要旨
親子ネット、武田でございます。今日お示しいただきました要綱案(修正案) と附帯決議に関してということで、意見を申し述べたいと思います。 ここまで、一部論点によりましては、消極的な立場又は留保という意思表示をさせていただいた部分もございますし、その基本的な考え方が変わっているわけではございません…
親子ネット、武田でございます。今日お示しいただきました要綱案(修正案) と附帯決議に関してということで、意見を申し述べたいと思います。 ここまで、一部論点によりましては、消極的な立場又は留保という意思表示をさせていただいた部分もございますし、その基本的な考え方が変わっているわけではございません。 しかしながら、諮問から約3年、今日は37回目の会議体なのですかね、議論を重ねてきたということ、あと、この部会に先立つ家族法研究会から数えれば4年を超える議論を積み重ねていただいたものと理解をしています。ここまでの議論を重ねた結果が本日示された要綱案であるこ…
(PDF p.7)
井上久美枝
所属・肩書
名簿上は委員(日本労働組合総連合会副事務局長)。議事録表記「井上委員」
発言要旨
ありがとうございます。委員の井上です。まず、要綱案において法定養育費が法律上に位置づけられ制度化されることにつきましては、この間、第5次男女共同参画基本計画にひとり親家庭の貧困解消が入っておりましたので、その意味でも重要な取組だと考えています…
ありがとうございます。委員の井上です。まず、要綱案において法定養育費が法律上に位置づけられ制度化されることにつきましては、この間、第5次男女共同参画基本計画にひとり親家庭の貧困解消が入っておりましたので、その意味でも重要な取組だと考えています。 また、今回の要綱案には、子の人格を尊重し子の利益を確保する観点から、父母間に対立があるとき又は協議が調わないときなどにおいて家庭裁判所が関与する仕組みを設けたということにつき、家庭裁判所がこれまで以上に重要な役割を果たすことになるということですから、体制整備をしっかりと行っていただきたいと思います。 最後に…
(PDF p.7)
赤石千衣子
所属・肩書
名簿上は委員(特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)。議事録表記「赤石委員」
発言要旨
ありがとうございます。赤石です。 まず、この要綱案と、それから附帯決議、両方に意見を述べるということだったのですが、まず、これは先ほど戒能委員もおっしゃったところなのですけれども、少し違う角度で言いますと、今、報道などでも原則共同親権であるというような報道が流れているかと思います…
ありがとうございます。赤石です。 まず、この要綱案と、それから附帯決議、両方に意見を述べるということだったのですが、まず、これは先ほど戒能委員もおっしゃったところなのですけれども、少し違う角度で言いますと、今、報道などでも原則共同親権であるというような報道が流れているかと思います。どのように記者さんに対してレクチャーしているのかなと思うのですけれども、 とはいえ第2の1(1)を見ますと、若干そういう誤解を生じるようなことになっていることは、これまでも何人かの委員の方が御指摘いただいております。ただ、私どもの議事録を見ると、離婚後の原則はどちらでもな…
(PDF p.8)
柿本章子
所属・肩書
名簿上は委員(主婦連合会副会長)。議事録表記「柿本委員」
発言要旨
委員の柿本でございます。赤石委員と戒能委員と重なりますけれども、私も2 点懸念事項がございます。 これまで議論を重ねてまいりましたけれども、離婚後の親権者の定めのところでございます…
委員の柿本でございます。赤石委員と戒能委員と重なりますけれども、私も2 点懸念事項がございます。 これまで議論を重ねてまいりましたけれども、離婚後の親権者の定めのところでございます。原則というふうに、今申し上げられてきましたけれども、原則共同親権というマスコミ発表が聞こえてまいりました。原則はどちらでもないという表現ぶりになっていなかったのではないかというところが気になっております。2点目、急迫の事情のところでございますが、定義がきちんとされておらず、解釈に幅が生まれ非常に困った状態が生まれるのではないかと思っております。環境整備として、紛争がとて…
(PDF p.9)
棚村政行
所属・肩書
名簿上は委員(早稲田大学法学学術院教授)。議事録表記「棚村委員」
発言要旨
私の方から3点申し上げたいと思いますが、基本的には要綱案の修正されたもの、それから附帯決議について賛成をさせていただきたいと思っています。御懸念の点はこれまでもいろいろ表明されてきて、大方の合意があるものもあれば、そうでない理解もあるかもしれませんけれども、特に私の方からは3つ触れさせていただきたいと思います…
私の方から3点申し上げたいと思いますが、基本的には要綱案の修正されたもの、それから附帯決議について賛成をさせていただきたいと思っています。御懸念の点はこれまでもいろいろ表明されてきて、大方の合意があるものもあれば、そうでない理解もあるかもしれませんけれども、特に私の方からは3つ触れさせていただきたいと思います。 一つは、十分議論が尽くされていないのではないかとか、拙速ではないかというような御意見についてです。これまでの私が関わった法制審議会ですと、短いものですと本当に 1年足らずで10回ぐらいというのがありました。しかし、今回のは国民の関心も高い大…
(PDF p.10)
佐野みゆき
所属・肩書
名簿上は幹事(弁護士(東京弁護士会所属))。議事録表記「佐野幹事」
発言要旨
幹事の佐野です。弁護士委員、幹事3名を代表して申し上げます。 今回、要綱が取りまとめられ、これが今後、条文の形にまとめられ、国会で審議されていくことになります…
幹事の佐野です。弁護士委員、幹事3名を代表して申し上げます。 今回、要綱が取りまとめられ、これが今後、条文の形にまとめられ、国会で審議されていくことになります。要綱の条文化の際、この部会の中で特に慎重に議論が重ねられた幾つかの論点、文言につきましては、ニュアンスも含め丁寧に反映していただきたいと思います。例えば、第2の2(1)キは、その前段で共同親権、単独親権いずれをも原則とすることなく総合的に判断するものとした上で、しかし、共同親権が不適切なケースにおいて、万が一にもそれが選択されないようにという趣旨で、①、②の場合には単独親権としなければならな…
(PDF p.15)
赤石千衣子
所属・肩書
名簿上は委員(特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)。議事録表記「赤石委員」
発言要旨
ありがとうございます。赤石です。これまで21年の3月からですかね、3年間振り返り、要綱案が、私は反対ですけれども、取りまとめられたということでございます。それを振り返って、改めて思うことを述べさせていただきます…
ありがとうございます。赤石です。これまで21年の3月からですかね、3年間振り返り、要綱案が、私は反対ですけれども、取りまとめられたということでございます。それを振り返って、改めて思うことを述べさせていただきます。 まず、やはり要綱案を立法する、その立法事実があったのかということは、ずっと疑念を持っておりました。そもそも父母の協力関係は単独親権下でも、できる者はできているので、そこに制度で介在するということがどういう意味を持っているのか、また、離婚後こどもと会えないと訴えている親御さんの事例が、今までもヒアリングを幾つも受けましたが、果たして共同親権…
(PDF p.18)
大石亜希子
所属・肩書
名簿上は委員(千葉大学大学院社会科学研究院教授)。議事録表記「大石委員」
発言要旨
委員の大石です。ありがとうございます。佐野幹事が弁護士委員の方たちのお話をまとめられたことに賛同いたします。 今回の要綱案ですが、法律以外の制度整備と運用の問題が非常に大きいというのは共有されている認識であるかと思います…
委員の大石です。ありがとうございます。佐野幹事が弁護士委員の方たちのお話をまとめられたことに賛同いたします。 今回の要綱案ですが、法律以外の制度整備と運用の問題が非常に大きいというのは共有されている認識であるかと思います。先ほど落合委員から税制関係の問題点の提起がございましたけれども、私は第22回の会議に、雑誌に掲載した論考を資料として提出しております。その中で、扶養控除など税制の問題と、それに絡んで、僅かな養育費を支払うことによって、支払う側は大きな税負担の軽減になるのですが、受け取る側はむしろ生活水準が低下し得る、児童扶養手当の削減などとリンク…
(PDF p.20)