第177回国会 衆議院法務委員会 第6号(平成23年4月15日)

目次

開催概要

  • 開催日:平成23年4月15日
  • 国会:第177回国会
  • 会議:衆議院法務委員会 第6号
  • 対象法律案:民法等の一部を改正する法律案(平成23年法律第61号)

この回のポイント

衆議院法務委員会。質疑。

このページは民法等改正案の審議区間を中心に、発言を編纂抜粋しています。同日の他議題は必要に応じて除外しています。

発言

各発言は「要旨」(編纂による言い換え要約)と「原文抜粋」(会議録からの短い引用)を分けて示します。評価や賛否の断定はしません。全文は国会会議録のリンクで確認してください。

この回の発言者(人物)

奥田建

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

委員会の進行・委員異動・参考人出席など手続上の案内。

原文抜粋

内閣提出、民法等の一部を改正する法律案を議題といたします。 この際、お諮りいたします。 本案審査のため、本日、政府参考人として警察庁生活安全局長樋口建史君、総務省大臣官房審議官三輪和夫君、法務省民事局長原優君、厚生労働省大臣官房審議官石井淳子君の出席を求め、説明を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

(会議録 p.1)

国会会議録(当該発言)

山崎摩耶

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

審議中の論点について質問した。

原文抜粋

本日は、民法の一部を改正する法案につきまして質問の機会をちょうだいしたこと、まずは感謝申し上げたいと思います。 私も実は医療専門職でございまして、児童虐待の問題ですとか社会的養護の問題、現場の実情も重々承知しておりますし、年々増加いたします児童虐待というものについては、本当に心を痛めている社会問題だなという認識をしております。 未来を担う子供たちが、その幼いときから命を落とす、または痛ましい事件等も後を絶たない。

(会議録 p.1)

国会会議録(当該発言)

石井淳子

所属・肩書

厚生労働省大臣官房審議官

発言要旨(要約)

審議中の論点について説明・答弁した。

原文抜粋

また、下の表の方には死亡の事例の件数も掲げておりますが、これも年間に直しますと五十件から六十件、心中以外のケースでございますが、年間五十件から六十件と非常に高い水準で推移をいたしておりまして、平成二十年度は六十四件であります。 このように児童虐待が増加傾向を示しているということでございますが、さまざまな要因が絡み合っているというふうに思っております。一つは、核家族化や地域のつながりが希薄になっていることなど養育力が低下をしてきているということ。そしてもう一つは、虐待の認識の広がり。

(会議録 p.2)

国会会議録(当該発言)

山崎摩耶

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

親権に言及した。

原文抜粋

歩みが順調なのかどうなのか、ちょっとこの場では評価し切れませんけれども、引き続き御努力いただきたいというふうに思います。ありがとうございました。 それでは三番目に、今回の法改正について質問に入らせていただきたいと思います。 今回の法案の趣旨は、児童虐待の防止を図り、児童の権利利益を擁護するという観点から、親権の停止制度を新設して、法人または複数の未成年後見人の選任を認めるなどの改正ということです。

(会議録 p.3)

国会会議録(当該発言)

江田五月

所属・肩書

法務大臣/民主党・新緑風会

発言要旨(要約)

親権と監護の関係について説明した。

原文抜粋

しかし、そこへいろいろな問題が起きてきて、近年、特に、児童虐待というのが深刻な社会問題になっているというのはもう委員御指摘のとおりです。児童虐待防止法をつくりましたが、しかし、委員が冒頭お挙げになったような悲惨な事案がなかなか後を絶たない。その中には、親の親権の主張が児童虐待を防止するのに障害になっているというようなことがやはりあったんだろうと思うんですね。

(会議録 p.3)

国会会議録(当該発言)

石井淳子

所属・肩書

厚生労働省大臣官房審議官

発言要旨(要約)

親権について説明・答弁した。

原文抜粋

議員御指摘のとおり、単に一時停止をしただけで終わるわけではございませんで、やはり究極的には親子再統合に向かう姿を目指すべきと私どもは考えているところでございます。 虐待によって親権を停止された親に対して、その停止されている期間、親子の再統合に向けて指導、支援を適切に行っていくために何をしていくかということになるわけでございますが、実は、平成二十年三月に、保護者への援助についてのルール化を明示した、児童虐待を行った保護者に対する援助ガイドラインを策定いたしておりまして、その中で、児童福祉司等による面接や、家庭訪問での指導、支援、関係機関が実施する親子の再統…

(会議録 p.4)

国会会議録(当該発言)

黒岩宇洋

所属・肩書

法務大臣政務官/民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

親権に言及した。

原文抜粋

その理由といたしましては、親権、特に管理権の有無は、未成年者及びその法定代理人と取引関係にある第三者や、取引関係に入ろうとする第三者の利害に重大な影響を与えるものでございますので、これは戸籍に記載しておくべきであろうと。二番目の理由としては、戸籍というものは、子の年齢と親子関係を明らかにすることによって、子がだれの親権に服するのかということが明らかにされているものでございます。こういうことから、親権の有無に変動が生じた場合は戸籍に記載する必要があるということで、こういった対応を予定いたしております。

(会議録 p.5)

国会会議録(当該発言)

井戸まさえ

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

養育費の確保・履行の仕組みについて質問した。

原文抜粋

今回の民法改正は、児童虐待が後を絶たず、深刻な社会問題となったため、虐待の防止を図り、子供の権利そして利益を擁護する観点から、親権の見直しについて法務大臣が法制審議会に諮問して、児童虐待防止関連親権制度部会で調査審議が始まりました。有識者などからのヒアリングを経て、中間試案というものが取りまとめられて、そこからパブリックコメントなども寄せられて、意見も踏まえて、第十回会議でまとめられたものと承知をしております。

(会議録 p.5)

国会会議録(当該発言)

江田五月

所属・肩書

法務大臣/民主党・新緑風会

発言要旨(要約)

面会交流、監護について、子の利益の点を尋ねた。

原文抜粋

あるいはまた、これは副次的な効果ですが、こうしたことが明確に決まっていないということが、後に、親が一人で子育てをしている際にいろいろなリスク要因になっているということもありまして、やはり、こうしたことが明確になっていることが児童虐待の防止ということにもなるんじゃないかということでございます。 さらに、この改正について、子の利益の観点からしっかりと定める。これは二項の方ですか。

(会議録 p.6)

国会会議録(当該発言)

井戸まさえ

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

面会交流、子の利益について、子の利益の点を尋ねた。

原文抜粋

そういった議論もなかなかなされないまま、そして、法制審の最後の提案、ここで入れていくという、議事録をちょっと見たんですけれども、私はちょっと違和感があって、このことが入るのだったら、議員立法でされるよりはここでちょっと瞬時お考えいただいて、その可能性を考えていただければと思いますというような形で入っているんですね。やはり、それでは本当にこれが実のあるものになるかというと、そこには私はとても疑問を持ったので、そこもちょっとつけ加えて指摘をさせていただきたいと思っています。 大臣、ありがとうございます。

(会議録 p.6)

国会会議録(当該発言)

原優

所属・肩書

法務省民事局長

発言要旨(要約)

面会交流について、裁判所の判断の点を説明した。

原文抜粋

この調査研究におきましては、家庭裁判所での面会交流事件の分析をしているほか、民間の面会交流支援団体からのヒアリング、あるいは当事者からのアンケートも実施しておりまして、こういった調査委託研究を通じて現状の把握をして、それに基づいて今後の対応を考えたいというふうに考えております。

(会議録 p.6)

国会会議録(当該発言)

井戸まさえ

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

養育費の履行確保の仕組みについて説明した。

原文抜粋

そして、民法に例えば面会交流というここの規定を明示したからといって、この面会交流自体がうまくいくということではないというのはおわかりだと思うんですけれども、この立法化と同時に、サポートの制度化というのが最も重要だと思います。 面会交流が取り決められても履行されないケースが多いというのは、やはりその履行の確保のためには、サポート、このシステムの中では、人的資源をきっちりと備えて、それで、親に対する教育やまたそれをサポートする方々への教育というものも必要だと思っています。

(会議録 p.6)

国会会議録(当該発言)

原優

所属・肩書

法務省民事局長

発言要旨(要約)

面会交流、監護について説明・答弁した。

原文抜粋

なぜこういうふうに面会交流がうまくいかないかという原因でございますが、これは複雑な要因があると思いますけれども、幾つか推測される事情を挙げますと、一つは、監護している親の方が、面会交流の際に相手方に子供を連れ去られるのでないか、こういう不安を持っているということが多いようでございます。それから二点目に、離婚に至る過程で父母間で相当の葛藤がございますので、離婚した後はもう相手とはかかわりたくない、こういう感情を持っている、特に母親が多いわけでございます。

(会議録 p.7)

国会会議録(当該発言)

井戸まさえ

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

面会交流、DVについて、裁判所の判断・手続負担・同居・別居の実態に言及した。

原文抜粋

お隣の韓国では、そうした協議離婚でも、親への教育、これを受けなかったならば離婚もできなかったりだとか、諸外国でもさまざまな取り組みをなされているんですけれども、例えばドイツでは、九七年に親子法関連法の改正で嫡出の概念を撤廃して、親が婚姻していようがしていまいが、離婚しようがしていまいが、婚内子と婚外子の法的な差別を広く除去して、親子の交流についても、親の権利として位置づけられていたものを、子供の権利として交流権というのを構成し直しているんですね。

(会議録 p.7)

国会会議録(当該発言)

原優

所属・肩書

法務省民事局長

発言要旨(要約)

面会交流、DVについて、合意形成の可否・裁判所の判断に言及した。

原文抜粋

また、面会交流の頻度や態様につきましては、面会交流についての合意があるのかどうか、あるいは従前の面会交流の実績、監護していない親と子との関係、それから監護している親の生活状況ということのほかに、子供の年齢、性別、性格、就学の有無、生活のリズム、生活環境、あるいは面会交流を認めることが子供へ精神的な負担があるのかどうか、あるいは子供がどういったふうに考えているのか、そういったことを総合的に考慮して判断されているものと承知しております。

(会議録 p.7)

国会会議録(当該発言)

井戸まさえ

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

親権と監護の関係について説明した。

原文抜粋

親との面会交流、今回、七百六十六条というのは協議離婚のところなので、面会交流についても父母の規定になっているんですね。私に実は相談者の方がいらっしゃるんですけれども、これは娘さんが離婚協議中に亡くなってしまって、お孫さんを自分が二歳まで実家で育てていた。離婚協議中に娘さんが亡くなってしまったので、親権は当然離婚協議をしていた夫の方に行ってしまう。そして、二歳まで自分のところで毎日育てたお孫さんを、ある日突然、夫の側に引き離されてしまって、面会もできない。というのは、祖父母には面会権がないからと言われてしまったら、そこから会うこともできない。

(会議録 p.7)

国会会議録(当該発言)

原優

所属・肩書

法務省民事局長

発言要旨(要約)

面会交流について説明・答弁した。

原文抜粋

委員御指摘のように、昨今、我が国では小家族化、少子化が進んでおりますし、離婚や再婚も増加しているということでございますので、祖父母とか兄弟姉妹などが子供と面会交流をしたい、その面会交流を認める必要があるのではないかという議論が高まってきていることは承知しておりますので、この問題につきましては、議論の行方を見ながら検討してまいりたいというふうに考えております。

(会議録 p.8)

国会会議録(当該発言)

井戸まさえ

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

養育費の確保・履行の仕組みについて質問した。

原文抜粋

続きまして、今度は養育費の問題について厚生労働省さんに伺いたいと思っています。 離婚後の母子世帯における父親からの養育費、例えば子供がいる場合の離婚というのは大体八三%が母親が一緒に暮らしていて、一二、三%が父親が引き取っていて、三%、四%近くというのが、子供が二人以上いた場合、それぞれが一人一人という形で今やっていると思うんですけれども、こういった離婚後の養育費の問題というのは、大体メーンは母親、母子世帯のところにかかってくると思うんですね。この母子家庭のところに関しての養育費の状況についてまずは伺いたいと思っています。

(会議録 p.8)

国会会議録(当該発言)

井戸まさえ

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

養育費の確保・履行の仕組みについて質問した。

原文抜粋

これは、例えば子供の数というのは調べているんでしょうか。私もちょっといろいろとめくっていたらば、養育費、例えば一万円以下が二〇%だとか、二万円以下が二〇%、四万円以下が一番多いんですけれども、子供の数の統計というのはあるんでしょうか。 例えば、月々一万円の養育費といったら、一日三百円ぐらいですよね。子供というのは、ある程度のお金と、面会交流ということに関して言ったらば、手もかけなければ育たないんですけれども、やはりここのところ、一日三百円程度とかというのはなかなか養育費としてはあり得ない、本当にそういうふうに思うんです。

(会議録 p.8)

国会会議録(当該発言)

石井淳子

所属・肩書

厚生労働省大臣官房審議官

発言要旨(要約)

養育費の定め方・確保に関する論点に触れた。

原文抜粋

そして、どうしてこのような低い状況が続いているのかということでございますが、やはりこれは、離婚時においてそうした取り決めがなかなかなされない、よって、その先の姿に行き着かないというところがございます。 ただ、先ほど、養育費を受けている母子世帯の割合が一九・〇%と申し上げましたが、これは二つのケースがございまして、取り決めをしているのに、それを相手方が守ってくれなくて、それで受けられないというケースと、それから、取り決め自体の中身が、例えば小学校在学中までとかいろいろな取り決め方がありますので、そういう意味では、そもそもそういう形でルール上で終わっていると…

(会議録 p.8)

国会会議録(当該発言)

石井淳子

所属・肩書

厚生労働省大臣官房審議官

発言要旨(要約)

養育費の定め方・確保に関する論点に触れた。

原文抜粋

まず、調査についてでございますが、幸いと申しますか、これは秋に毎回行っておりますので、今年度、秋に行う調査でございまして、まだ、どういう調査票にするかということについてはこれから決めるところでございますので、先生御指摘のような点も含めて検討してまいりたいと存じます。

(会議録 p.8)

国会会議録(当該発言)

井戸まさえ

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

養育費の確保・履行の仕組みについて質問した。

原文抜粋

FPICさんによりますと、養育費の支払いと面会交流の実施というのはパラレルな関係になっていて、子供の心身を育てる養育費と心をはぐくむ面会交流というのは車の両輪だと言われてもいます。ぜひともそのところを、例えばFPICさんなどにも委託して、ポスターなんかをつくるだとか、いろいろなことで啓発活動なんかもなさっているというように伺ったんですけれども、より一歩前に進めるような施策というものも進めていただかなければいけないのではないかなというふうに思っています。 きょう、私は、皆さんに参考の資料として離婚届というのを出させていただいたんです。

(会議録 p.8)

国会会議録(当該発言)

原優

所属・肩書

法務省民事局長

発言要旨(要約)

養育費の定め方・確保に関する論点に触れた。

原文抜粋

現在、面会交流や養育費についての取り決めがなかなかされないということで、ここに欄を設ければそういった取り決めが促進されるんじゃないかという、委員のアイデアとしては非常にわかるわけではございますが、私どもとしては、そういう欄を設けることについてはやや問題があるのではないかというふうに考えております。

(会議録 p.9)

国会会議録(当該発言)

井戸まさえ

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

養育費の確保・履行の仕組みについて質問した。

原文抜粋

では、どうやって周知するんだ。一番周知ができるのは、全員がこの離婚届を書くわけですから、そのときに、養育費というのは取り決めなきゃいけないんだ、面会交流についても取り決めなければいけないんだと。しかしながら、なしであったとしても離婚が成立しないわけじゃないとそこに一言書けばいいんですよ。 このところで、右側の方に、例えば「届け出られた事項は、人口動態調査にも用いられます。」と書いてあるんですけれども、どの欄が人口動態調査に用いられるかということを書いてないわけですね。

(会議録 p.9)

国会会議録(当該発言)

井戸まさえ

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

面会交流、嫡出に言及した。

原文抜粋

私のこの質問の最後には、今回の面会交流については、先ほど大臣からも、九六年の法制審議会からずっと議論されてきたところでは、答申された法律案要綱であったということもあったんですけれども、やはり十五年がたって、一方で、そのときに同じように答申をされた婚外子差別規定など、ほかの規定の見直しというのは今たなざらしとなっているんですね。諸外国では嫡出概念というのが撤廃されて、婚外子の相続差別規定を持つ国はほぼ日本だけとなっています。

(会議録 p.10)

国会会議録(当該発言)

橘秀徳

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

審議中の論点に言及した。

原文抜粋

冒頭、まず、民主党の方でずっと児童虐待の防止法案の準備をしてきて、当時の民主党はまだ小さくて、人手不足の中で私も法案の起案に参加をさせていただきました。小宮山先生が非常に頑張ってこられた分野でございます。 ただ、まだまだ虐待がなくなっていきません。大阪で三歳の女の子と一歳の男の子がマンションに放置されて亡くなったという事件。それから、震災のどさくさの中でなかなか報道されることがなかったんですが、先日も、三歳の男の子をごみ袋の中に入れて実のお母さんと内縁関係にある男性とが殺害をするという事件。

(会議録 p.10)

国会会議録(当該発言)

樋口建史

所属・肩書

警察庁生活安全局長

発言要旨(要約)

審議中の論点について説明・答弁した。

原文抜粋

それから、警察では、事件として検挙をいたしましたケースでの数を計上することとしておりますので、被疑者の検挙に至らなかったケースでの死者数が入っていない。 それからもう一つございまして、警察の統計は暦年の統計でございまして、厚労省の統計が年度単位になっているといったこともあろうかと存じます。

(会議録 p.10)

国会会議録(当該発言)

橘秀徳

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

審議中の論点について、安全確保・施行・運用の点を尋ねた。

原文抜粋

続いて、通報ダイヤルについて、厚労省さんと警察庁さんにお伺いします。 先ほどの大阪の、ごみ袋に入れて三歳の男の子を殺してしまったという事件については、全然その虐待情報がなく、そのまま亡くなったという事件でありました。なかなか情報が寄せられない中で亡くなるという事例がふえておりますので、まず第一報ということが本当に必要なことと思います。

(会議録 p.10)

国会会議録(当該発言)

樋口建史

所属・肩書

警察庁生活安全局長

発言要旨(要約)

審議中の論点について説明・答弁した。

原文抜粋

先に、この情報料の支払いに至った件数を申し上げますと、これまでに三件でございました。これは、その情報を主たる理由として検挙に至った場合、あるいは、児童虐待でありますと保護に至った場合に情報料支払いの対象になるわけでございますけれども、これまでに九件ございました。そのうちで、提報者が希望されて支払いに至ったものは三件でございます。 最後に、この児童虐待関係の通報の特徴でございますけれども、先ほど三百五十二件と申し上げましたけれども、一番多いのがいわゆる泣き声通報、どなり声通報といったものでございまして、これが全体の四三・五%を占めております。

(会議録 p.10)

国会会議録(当該発言)

小宮山洋子

所属・肩書

厚生労働副大臣/民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

審議中の論点について、施行・運用に言及した。

原文抜粋

この利用状況ですけれども、昨年九月末までの一年間で一万九百八十七件。直近の平成二十三年二月までの一年五カ月間で二万三千五百七十一件となっておりまして、利用は増加しているんですけれども、もっとやはり周知を図っていく必要があると考えています。 このため、昨年秋の児童虐待防止のための月間のときに、啓発のポスターですとか政府広報のCMを入れたり、これは政府全体として虐待防止に取り組みました。

(会議録 p.11)

国会会議録(当該発言)

橘秀徳

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

親権、懲戒について、施行・運用の点を尋ねた。

原文抜粋

今、小宮山副大臣からお答えもいただいたんですが、ちょっと問題点をあえて御指摘させていただくと、やはり警察庁と厚労省に分かれているということが一つであります。あと、番号も二つに分かれていることと、非常に覚えづらい。 厚労省さんのこの番号というのはごろ合わせか何かあるのかわかりませんが、警察庁さんの方は〇一二〇—九二四—八三九、覚えてくださいということで「とくめいつうほうやってサンキュー」というごろなんですが、ちょっと私、考えたんですが、やはり番号は浮かびませんで、諸外国の事例を調べましたら、例えばフランスは一一九番という短い共通番号になっていて、ヨーロッパ…

(会議録 p.11)

国会会議録(当該発言)

黒岩宇洋

所属・肩書

法務大臣政務官/民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

親権、子の利益について、子の利益の点を説明した。

原文抜粋

今委員から、親権喪失の要件は緩和されているようだが、その改正をした目的は何か、あと、意義も含めて御質問がありました。 現行法では、親権喪失の原因を「父又は母が、親権を濫用し、又は著しく不行跡であるとき」と規定しております。しかし、実務におきましては、この規定のみならず、親権の濫用等があり、それによって子の利益が著しく害されているときに親権喪失の宣告が可能であると解されておるところでございます。

(会議録 p.11)

国会会議録(当該発言)

橘秀徳

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

親権について、裁判所の判断に言及した。

原文抜粋

児童相談所の申し立てで家裁が認めた親権の喪失宣告というのは、三十五年間で実は三十一件しかないという、本当に、もうごくごく少ないものでございましたので、これを契機にふえていくこと、裁判所の方は大変とは思いますが、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。 それから、親権停止中の親への指導や支援ということ、新しくできて、これは非常に重要になってくると思います。先ほど、山崎先生の質問の中でもガイドラインの御説明があったと思うんですが、あわせて、虐待した親が素直に指導勧告に従うとはなかなか思えないところがございます。

(会議録 p.12)

国会会議録(当該発言)

石井淳子

所属・肩書

厚生労働省大臣官房審議官

発言要旨(要約)

審議中の論点に言及した。

原文抜粋

切り札と言われましても、なかなか難しいところがございます。 児童虐待を行った親に対しましては、児童相談所が児童福祉司指導措置等をとる場合には、児童虐待防止法十一条第二項に基づいて、その親は指導を受けなければならないことと既にされているところでございます。

(会議録 p.12)

国会会議録(当該発言)

橘秀徳

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

親権について、裁判所の判断の点を尋ねた。

原文抜粋

今回、法律では全く盛り込まれなかったことでございますが、例えば、諸外国の例になりますが、裁判所の方で親に対してカウンセリングの受講義務を課していく、この受講義務を真っ当に受けているか受けていないか、これによって親権を回復させるなり様子をうかがうということをやってもいいんじゃないかと思います。 今回の法制審の議論の中で、漏れ伝わるところによると、相当裁判所側からの抵抗が強くて盛り込まれなかった事項もあったという内輪話も少し耳にしておりまして、もうちょっと裁判所の方で積極的に行っていただければという思いも持っているところであります。

(会議録 p.12)

国会会議録(当該発言)

豊澤佳弘

所属・肩書

最高裁判所事務総局家庭局長

発言要旨(要約)

親権、子の利益について、裁判所の判断・子の利益の点を説明した。

原文抜粋

もっとも、親権停止の審判につきましては、本法律案におきまして、「父又は母による親権の行使が困難又は不適当であることにより子の利益を害するとき」という要件が定められており、また、「親権停止の審判をするときは、その原因が消滅するまでに要すると見込まれる期間、子の心身の状態及び生活の状況その他一切の事情を考慮して、」親権停止の期間を定めるものというふうに規定されているところでございます。

(会議録 p.12)

国会会議録(当該発言)

橘秀徳

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

親権と監護の関係について説明した。

原文抜粋

御答弁の中で、家裁の審判書の中で親権停止になった理由とか養育態度について書かれるということなんですが、非常に消極的というか、やはり決め手になるものでは全然ないと思いますので、よりもう少し議論が必要、対策が必要と考えるところであります。改善をお願いしたいと思っております。 それから、親権の一部停止について、残念ながらやはり見送られているところ。

(会議録 p.12)

国会会議録(当該発言)

江田五月

所属・肩書

法務大臣/民主党・新緑風会

発言要旨(要約)

親権と監護の関係について説明した。

原文抜粋

法制審の児童虐待防止関連親権制度部会でも、審判によって親権の一部を制限する制度として、いわゆる身上監護権のみを制限するとか、あるいは事案ごとに必要な部分を特定して制限をするとか、いろいろな制度の検討が行われたと承知をしております。 しかし、これがまたいろいろな反対論もございまして、例えば、身上監護権を適切に行使することはできないけれども財産管理権だけはちゃんと適切に行使できるというような、そういう親権者というのはなかなか想定されにくいとか、あるいは、身上監護権のみを有する未成年後見人が仮に選任されたとして、この人が、例えば契約などについての法定代理権や同…

(会議録 p.12)

国会会議録(当該発言)

橘秀徳

所属・肩書

民主党・無所属クラブ

発言要旨(要約)

親権と監護の役割分担について確認を求めた。

原文抜粋

例えば、宗教上の理由から医療ネグレクトをやったとき、手術を子供に受けさせないとか、そういうのはまさに身上監護権のみ。しかも、このときには、この事例では親権の喪失という宣告をせざるを得なかった、その後、治療が終わってから回復をさせたという事例もありましたので、容易にこうした事例はたくさんあります。児童虐待の問題というのは、財産管理権の問題ではなくて、まさに体の部分、身上監護権の問題だと思いますので、それはちょっと理由にならないのではないかという思いをいたしました。

(会議録 p.13)

国会会議録(当該発言)

三輪和夫

所属・肩書

総務省大臣官房審議官

発言要旨(要約)

DVについての見解を述べた。

原文抜粋

一方で、DVあるいはストーカー行為等の被害者につきましては、警察や配偶者暴力相談支援センター等から意見をいただくということによりまして、市町村長が制限の必要な方かどうかの確認を行うということが容易でありますので、総務省が、事務処理要領におきまして、住民票の写しの交付等の制限を行う、そういう仕組みをお示しいたしております。 現在、児童虐待のケースにつきましてもこういった措置ができないかということで、厚生労働省の方から御相談をいただいているという状況でございます。

(会議録 p.14)

国会会議録(当該発言)

一次資料

国会審議(平成23年改正)テーマ共同親権 第3段

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