会議日
開催概要
第3回のポイント(議事概要)
以下は法務省の会議ページに掲載された議事概要です。発言見出しは人物ページへリンクしています。要旨は短い整理です。全文は一次資料(議事録PDF)を参照してください。
1 以下の5名のうち,海野参考人,しばはし参考人,泉参考人及び小泉参考人から,父母の離婚に伴う子の養育に関する実情等について,(1)ひとり親・親子問題の相談支援や紛争解決等を行う立場,(2)自治体として行政支援等を行う立場から,ヒアリングが行われた(以下の記載は,実施順)。
その後,野沢参考人から,父母の離婚後の子の養育に関する実態調査等についての分析等に関するヒアリングが行われた。
・ 海野 惠美子 参考人(一般財団法人全国母子寡婦福祉団体協議会理事長)
・ しばはし 聡子 参考人(一般社団法人りむすび代表)
・ 泉 房穂 参考人(兵庫県明石市長,弁護士・社会福祉士)
・ 小泉 道子 参考人(家族のためのADRセンター代表,元家庭裁判所調査官)
・ 野沢 慎司 参考人(明治学院大学社会学部社会学科教授)
2 養育費及び面会交流に関する論点の検討について(意見交換)
部会資料3の説明がされるなどした後,養育費に関する問題と面会交流に関する問題のそれぞれに関し,法的概念の整理等,問題となる事項等について意見交換が行われた。
なお,意見交換に先立ち,難波幹事から,DV対策の今後の在り方等について説明がされた。
次回は,これまでのヒアリング等を踏まえた意見交換と,部会資料3に関する検討を行う予定とされた。
委員・幹事の発言
名簿登載者の主要発言をPDFから抜粋(1人最大2件・計最大12件)。参考人ヒアリング本文は原則未収録です。
この回の発言者(人物)
赤石千衣子
所属・肩書
名簿上は委員(特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)。議事録表記「赤石委員」
発言要旨
しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石です。 まず,しばはしさんにお聞きしたいのですけれども,大変面白い実践をされていると思いました。こうした,面会交流支援だけではなく,カウンセリングですとか,こういったものの専門性の獲得というのはどのようにできるのかということを少しお聞きしたいのです…
しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石です。 まず,しばはしさんにお聞きしたいのですけれども,大変面白い実践をされていると思いました。こうした,面会交流支援だけではなく,カウンセリングですとか,こういったものの専門性の獲得というのはどのようにできるのかということを少しお聞きしたいのです。面会交流支援で子どもの個人情報を相手方のDV加害者に漏洩してしまうといった事件ですとか,いろいろな問題をお聞きすることがあります。どのようにしたらこういったことを防げるのかということをお聞きしたいと思います。また,しばはしさんは取決めが優先ではないという認識でよろしいの…
(PDF p.23)
落合恵美子
所属・肩書
名簿上は委員(京都産業大学現代社会学部客員教授)。議事録表記「落合委員」
発言要旨
しばはしさんと泉市長に一つずつ質問がございます。 まず,しばはしさんには,個人的な質問になるといけないので,抽象的な形でお答えいただいて結構なのですけれども,共同養育に反対の親だったから,そのことを後悔しているとおっしゃいましたよね…
しばはしさんと泉市長に一つずつ質問がございます。 まず,しばはしさんには,個人的な質問になるといけないので,抽象的な形でお答えいただいて結構なのですけれども,共同養育に反対の親だったから,そのことを後悔しているとおっしゃいましたよね。なぜそれで考えが変わったのかということをお話しいただけたら有り難いと思います。 それから,泉市長には,対応する職員を正職員化されたのですね。DVに対応するような方を。非常に感銘を受けました。今,地方自治体の公共サービスに対応する職員の非正規化が非常に進んでいますし,しかもそれを女性が担っておりますよね。こういうことが子…
(PDF p.24)
武田典久
所属・肩書
名簿上は委員(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク代表)。議事録表記「武田委員」
発言要旨
親子の面会交流を実現する全国ネットワーク,武田です。今日は参考人の先生方,非常によい話を聞かせていただきまして,本当にありがとうございます。まさに今回, 法制審の諮問理由にもなった国民意識の多様化,いろいろな方が増えているというのを身をもって本当に体感,実感したというのがまずは感想でございます…
親子の面会交流を実現する全国ネットワーク,武田です。今日は参考人の先生方,非常によい話を聞かせていただきまして,本当にありがとうございます。まさに今回, 法制審の諮問理由にもなった国民意識の多様化,いろいろな方が増えているというのを身をもって本当に体感,実感したというのがまずは感想でございます。先生方皆さんに御質問申し上げたいのですが,私の方からはしばはしさんと泉市長にだけお伺いしたいと思います。 しばはしさんに関しては,プレゼンスライドの15ページ,合意形成に向けてというところです。要は,その協議,いきなり条件面の話合いではなくて,きちんと葛藤を…
(PDF p.26)
戒能民江
所属・肩書
名簿上は委員(お茶の水女子大学名誉教授)。議事録表記「戒能委員」
発言要旨
今日,お話しいただきましてありがとうございました。泉市長にお伺いしてよろしいでしょうか。今日のレジュメの2ページ目の下に,面会交流のコーディネートという事業が書かれてありまして,もう2016年から始めておられるということなのですが, その中に,最後に付添いなどを行うと,付添い支援ということだと思いますが,3点お伺いしてよろしいでしょうか…
今日,お話しいただきましてありがとうございました。泉市長にお伺いしてよろしいでしょうか。今日のレジュメの2ページ目の下に,面会交流のコーディネートという事業が書かれてありまして,もう2016年から始めておられるということなのですが, その中に,最後に付添いなどを行うと,付添い支援ということだと思いますが,3点お伺いしてよろしいでしょうか。 1点目は,付添い支援の中身といいましょうか,どういう支援をしていらっしゃるかということが1点目。それから,先ほどの質問にも出てきたのですが,どうしても付添い支援をしている中で避けられないリスクといいましょうか,危…
(PDF p.28)
赤石千衣子
所属・肩書
名簿上は委員(特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)。議事録表記「赤石委員」
発言要旨
赤石です。ありがとうございます。先ほど泉市長もおっしゃっていましたけれども,民法766条に基づいて,面会交流と養育費を同列に扱うというよりは,それぞれ条文は別にすべきではないかという御議論をされていたかと思います…
赤石です。ありがとうございます。先ほど泉市長もおっしゃっていましたけれども,民法766条に基づいて,面会交流と養育費を同列に扱うというよりは,それぞれ条文は別にすべきではないかという御議論をされていたかと思います。私はやはり,同じように並列に議論することにはとても抵抗がございます。やはり子どもの生存に懸かっているような,かつ定型性とかという言葉も出てきましたが,取決めなしには進まない養育費と,面会交流というある程度自由意思でも行えるものが,同列に扱われることというのは非常に違和感がありますので,この書きぶり自体に私は反対でございます。ですので, こ…
(PDF p.44)
原田直子
所属・肩書
名簿上は委員(弁護士(福岡県弁護士会所属))。議事録表記「原田委員」
発言要旨
進め方についてはまた後で述べさせていただくのですけれども,面会交流についての資料の問題で,私が前から申し上げている,諸外国の例のときに,どんなことを具体的にやって,どれだけの資源を使っているかについて,今回の委員の先生の中には専門の方もいらっしゃるので,お聴きできるのではないでしょうか,みたいなことを事務局の方から伺ったので,それは期待しています…
進め方についてはまた後で述べさせていただくのですけれども,面会交流についての資料の問題で,私が前から申し上げている,諸外国の例のときに,どんなことを具体的にやって,どれだけの資源を使っているかについて,今回の委員の先生の中には専門の方もいらっしゃるので,お聴きできるのではないでしょうか,みたいなことを事務局の方から伺ったので,それは期待しています。 もう一つ,実は弁護士会の中で議論したときに,養育費のことなのですけれども,養育費請求権とするか扶養請求権とするかというふうに法的性質を述べることについて,どんな意味があるのかという疑問が出たのです。つま…
(PDF p.45)
窪田充見
所属・肩書
名簿上は委員(神戸大学大学院法学研究科教授)。議事録表記「窪田委員」
発言要旨
すみません,窪田です。もう時間がかなり過ぎているものですが,2点述べさせていただきたいと思います。先ほどから,どういうふうな形で進めるかという形での議論について錯綜している状況ではあろうと思いますが,今,議論しているのは,部会資料 3の第1と第2の部分と承知しております…
すみません,窪田です。もう時間がかなり過ぎているものですが,2点述べさせていただきたいと思います。先ほどから,どういうふうな形で進めるかという形での議論について錯綜している状況ではあろうと思いますが,今,議論しているのは,部会資料 3の第1と第2の部分と承知しております。そして,第2の部分に関して言うと,先ほど, 面会交流の理解の仕方が一面的だということがあったのですが,ここでは面会交流についての理解は別に一面的に示しているわけではなく,正しくその点を検討しようということの問題点を示しているということだと思いますので,更に資料に触れるかどうか等はと…
(PDF p.45)
大山瑞江
所属・肩書
名簿上は委員(一般社団法人日本経済団体連合会ソーシャル・コミュニケーション本部統括主幹)。議事録表記「大山委員」
発言要旨
大山でございます。お時間が限られますので,私もポイントだけお伝えしたいと思います。資料第2に記載の「法的位置付け」につきましては,今後の議論の大きな方向性に関わる事項であると思います…
大山でございます。お時間が限られますので,私もポイントだけお伝えしたいと思います。資料第2に記載の「法的位置付け」につきましては,今後の議論の大きな方向性に関わる事項であると思います。その中でもとりわけ養育費については,子の扶養義務や養育費の概念を,きちんと民法で明確化し整理するという今回のご提案に賛成したく存じます。初回の会合でも申し上げましたけれども,経済界の立場から見れば,子どもはもちろん将来的な人材の源泉であり,その健やかな成長を,社会全体で支えていくことは喫緊の問題であると考えます。その際,離婚後に,子どもの生活基盤や自由な選択,学習機会…
(PDF p.46)
落合恵美子
所属・肩書
名簿上は委員(京都産業大学現代社会学部客員教授)。議事録表記「落合委員」
発言要旨
私は,この5ページの未成熟子に対する重い扶養義務というところに少し意見があります。この重いというのは,生活扶助義務なのか生活保持義務なのかという違いで, 重いということが付いているわけですけれども,しかし,独り歩きする危険があるように思うのです,一般の人の理解の上で…
私は,この5ページの未成熟子に対する重い扶養義務というところに少し意見があります。この重いというのは,生活扶助義務なのか生活保持義務なのかという違いで, 重いということが付いているわけですけれども,しかし,独り歩きする危険があるように思うのです,一般の人の理解の上で。親が子どもを育てる義務をより重くするというか, そのことによって,社会的責任とか,それから国の責任,子どもを育てるということを社会的に分担するということの重要性が後ろに引いてしまうのではないかと私は心配をします。ですから,重いというのは付けない方がいいのではないかと思いますし,あるいは…
(PDF p.46)
戒能民江
所属・肩書
名簿上は委員(お茶の水女子大学名誉教授)。議事録表記「戒能委員」
発言要旨
簡単に申し上げます。今日は第2までということだったのですが,この資料3 の全体の組立ての考え方ですね,それをもう少し本当は説明をしていただきたい。どうしてかといいますと,第1,はじめにがあって,第2が法的概念の話ですよね,それで整理をして,そこで,次の第3が,これは私の受け止め方だけかもしれませんが,取決めにもう,すぐに進んでしまう,そこは非常に違和感を持ちます…
簡単に申し上げます。今日は第2までということだったのですが,この資料3 の全体の組立ての考え方ですね,それをもう少し本当は説明をしていただきたい。どうしてかといいますと,第1,はじめにがあって,第2が法的概念の話ですよね,それで整理をして,そこで,次の第3が,これは私の受け止め方だけかもしれませんが,取決めにもう,すぐに進んでしまう,そこは非常に違和感を持ちます。どういう論理的な展開で行くのかということが説明がない,というと言いすぎかもしれませんが,不十分ではないかと思うんです。 もう1点,それとも関連するのですが,それは今までの面会交流,70年,…
(PDF p.47)
沖野眞已
所属・肩書
名簿上は委員(東京大学大学院法学政治学研究科教授)。議事録表記「沖野委員」
発言要旨
時間がないところを申し訳ありません。3点だけ申し上げたいと思います。 一つは,今回の資料につきましては,棚村委員がおっしゃり,また部会長がおまとめくださったところに尽きているかと思うのですけれども,現行法でどう理解されていて,そこにどのような問題があり,それを踏まえてどういう課題を検討していくかということを問われているというものと理解しております…
時間がないところを申し訳ありません。3点だけ申し上げたいと思います。 一つは,今回の資料につきましては,棚村委員がおっしゃり,また部会長がおまとめくださったところに尽きているかと思うのですけれども,現行法でどう理解されていて,そこにどのような問題があり,それを踏まえてどういう課題を検討していくかということを問われているというものと理解しております。具体的な話として,例えば5ページなのですけれども,幾つかの考え方が書かれておりますけれども,このような意見があるということなので,これ自体を特に提案するということではなくて,こういったことを踏まえてどう考…
(PDF p.50)
小粥太郎
所属・肩書
名簿上は委員(東京大学大学院総合文化研究科教授)。議事録表記「小粥委員」
発言要旨
少し店を広げるようなお話になってしまうのですけれども,前回と今回のヒアリングを通じて,家庭裁判所での手続の現状に様々な課題があるということが改めて確認されたような気がします…
少し店を広げるようなお話になってしまうのですけれども,前回と今回のヒアリングを通じて,家庭裁判所での手続の現状に様々な課題があるということが改めて確認されたような気がします。養育費とはどういう権利なのかとか,面会交流というのはどういうものなのかというのは実体法,民法の問題ですけれども,それとは別に手続プロパーの問題ですね,そこに制度や運用の改善の余地がないのかどうかを幅広に丁寧に検討する必要があるのではないかと思います。 そうだとすると,その前提として,現在,家庭裁判所で子の引渡しや面会交流等の監護に関する処分事件についてどのような対応がなされてい…
(PDF p.52)