法制審議会 家族法制部会 第16回(令和4年6月21日)

会議日

目次

開催概要

  • 開催日:令和4年6月21日
  • 議題
  • 家族法制の見直しに関する中間試案の取りまとめに向けた議論
  • 部会長大村敦志
  • 部会長代理窪田充見

第16回のポイント(議事概要)

以下は法務省の会議ページに掲載された議事概要です。発言見出しは人物ページへリンクしています。要旨は短い整理です。全文は一次資料(議事録PDF)を参照してください。

部会資料16-1及び16-2に基づき、親子関係に関する基本的な規律、監護者等の権利義務の内容及び父母の離婚後等の親権者に関する規律等について、中間試案の取りまとめに向けた意見交換が行われた。

委員・幹事の発言

名簿登載者の主要発言をPDFから抜粋(1人最大2件・計最大12件)。参考人ヒアリング本文は原則未収録です。

この回の発言者(人物)

池田清貴

所属・肩書

名簿上は委員(弁護士(東京弁護士会所属))。議事録表記「池田委員」

発言要旨

弁護士の池田でございます。それでは、第1の1から意見申し上げたいと思います。 ここで、私、(注2)に書いてある子の意見又は心情の尊重というところは重要と考えております…

弁護士の池田でございます。それでは、第1の1から意見申し上げたいと思います。 ここで、私、(注2)に書いてある子の意見又は心情の尊重というところは重要と考えております。確かに、親子の間の実体的規律の中で、意見聴取するといった手続的な規律を入れ込むということについての違和感というのはあるところです。ですから、例えば、 意思や心情の把握や聴取といった点は親子のやり取りに任せるとして、表明された意思があれば尊重しなければならないという規律を設けることはできるのではないかと思います。 具体的な書き方としましては、第1の1の子の最善の利益を考慮という前に、例…

(PDF p.8)

窪田充見

所属・肩書

名簿上は委員(神戸大学大学院法学研究科教授)。議事録表記「窪田委員」

発言要旨

今の池田委員の御発言とも重なる部分があるかと思うのですが、第2の部分について、私自身はちょっと居心地が悪いなと感じております…

今の池田委員の御発言とも重なる部分があるかと思うのですが、第2の部分について、私自身はちょっと居心地が悪いなと感じております。というのは、第2の1のところで、親権者と監護者の関係について、現行民法の766条4項等の規律を維持すると、 ここで言ってしまっているのですが、この問題は、基本的に離婚した場合にどういうふうな関係になるのかということに関して、現行では単独親権であり、単独親権者以外に監護者を定めるということを前提となっている規定なのですが、第3の議論を踏まえた上で、 それが本当に維持されるのか、つまり、2人ともが、双方が親権を有するとした上で、…

(PDF p.9)

原田直子

所属・肩書

名簿上は委員(弁護士(福岡県弁護士会所属))。議事録表記「原田委員」

発言要旨

私も今、池田委員や窪田委員がおっしゃったようなことと近いんですが、やはり第2の解釈に委ねるとした場合、これは、法律家だけではなくて一般の方が意見を出すとしたら、先ほど事務局で御説明がありましたように、伝統的な考え方になったらどうなるのかということと、それとの不都合でこうした方がいいという意見があるということを、 きちんと明示した方がいいのではないかと思います…

私も今、池田委員や窪田委員がおっしゃったようなことと近いんですが、やはり第2の解釈に委ねるとした場合、これは、法律家だけではなくて一般の方が意見を出すとしたら、先ほど事務局で御説明がありましたように、伝統的な考え方になったらどうなるのかということと、それとの不都合でこうした方がいいという意見があるということを、 きちんと明示した方がいいのではないかと思います。 それから、そういう意味では、従来、前から意見が出ましたけれども、単に親権というのではなく、例えば、ここで説明されたように、監護権と財産管理権と、監護権というのは身上監護ですね、と法定代理権と…

(PDF p.10)

武田典久

所属・肩書

名簿上は委員(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク代表)。議事録表記「武田委員」

発言要旨

親子ネット、武田でございます。第1と第2に関して、第2は若干ですが発言をさせていただければと思います。 まず、第1に関してです。2巡目議論、私としては、2巡目議論では、養育の義務の定義、内容に関して、金銭以外のことも含めて、具体的には監護の義務、子どもが情愛を持って養育されること含めて考えるべきと、こういうふうに申し上げたと記憶しています…

親子ネット、武田でございます。第1と第2に関して、第2は若干ですが発言をさせていただければと思います。 まず、第1に関してです。2巡目議論、私としては、2巡目議論では、養育の義務の定義、内容に関して、金銭以外のことも含めて、具体的には監護の義務、子どもが情愛を持って養育されること含めて考えるべきと、こういうふうに申し上げたと記憶しています。 資料16、第1の記載を見る限り、部会資料が公開されましたら、子どもと離れて暮らす当事者は恐らく、また扶養義務だけ果たせばよいのかという指摘が来るだろうなということは、容易に想像できます。少し、もう一度立ち返って…

(PDF p.13)

石綿はる美

所属・肩書

名簿上は幹事(一橋大学法学研究科准教授)。議事録表記「石綿幹事」

発言要旨

石綿でございます。4点発言させていただきたいと思います。 まず、第2については、既に様々な方々から意見が出ていますように、もう少し具体的な提案をした方がよいのではないかと考えます…

石綿でございます。4点発言させていただきたいと思います。 まず、第2については、既に様々な方々から意見が出ていますように、もう少し具体的な提案をした方がよいのではないかと考えます。そして、仮に、もしこのままいくのだとすれば、例えば、補足説明の2の(2)で①から③に分けて分析し、①の重要な事項の権利義務を親権者に帰属させると記載されていることは、必ずしも現行法の解釈論から出てくるのではなくて、立法論としての側面も大きいのではないかとも理解していますので、 どこからが解釈論で、どこからが立法論なのかという、もう少し分かりやすい記述にしていただいた方がよ…

(PDF p.15)

赤石千衣子

所属・肩書

名簿上は委員(特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)。議事録表記「赤石委員」

発言要旨

ありがとうございます、赤石でございます。私も、ちょっと前の委員の方たちと重なる部分があるんですけれども、まず、親権という用語を、(前注)で便宜的に使うというようなことがあるんですけれども、できれば何か選択肢というのが示されていた方がいいなとは思います…

ありがとうございます、赤石でございます。私も、ちょっと前の委員の方たちと重なる部分があるんですけれども、まず、親権という用語を、(前注)で便宜的に使うというようなことがあるんですけれども、できれば何か選択肢というのが示されていた方がいいなとは思います。 その上で、第2の方にいきます。本当にちょっとびっくりしてしまいまして、パブリックコメントというのは、意見を出せるように具体的なものが示されると信じていたので、 このような解釈に委ねるとなると、解釈ってどうだったっけというようなことで、補足資料は示されるということだと思うんですけれども、ちょっと、本当…

(PDF p.16)

青竹美佳

所属・肩書

名簿上は幹事(大阪大学大学院高等司法研究科教授)。議事録表記「青竹幹事」

発言要旨

第3だけです。4ページの3の離婚後等の父母双方が親権を有する場合の親権及び監護権の行使のところで、分かりやすくまとめる必要があるという責任を痛感しておりますけれども、分かりやすくするのに、原田委員おっしゃったように、これは、単独親権の場合でも共同監護だったりすることもあるわけですので、そのことも(注)で何か説明しておいた方が整理されて分かりやすいかと思いました…

第3だけです。4ページの3の離婚後等の父母双方が親権を有する場合の親権及び監護権の行使のところで、分かりやすくまとめる必要があるという責任を痛感しておりますけれども、分かりやすくするのに、原田委員おっしゃったように、これは、単独親権の場合でも共同監護だったりすることもあるわけですので、そのことも(注)で何か説明しておいた方が整理されて分かりやすいかと思いました。 それで、双方親権の場合に、監護者はどうなるかについての選択肢が、恐らく三つにまとめると分かりやすいかと理解いたしました。一つは、共同親権の場合は必ず一方を監護者にすること。二つ目に、原則と…

(PDF p.23)

井上久美枝

所属・肩書

名簿上は委員(日本労働組合総連合会副事務局長)。議事録表記「井上委員」

発言要旨

ありがとうございます、連合の井上です。3点意見を述べさせていただきます。 まず1点目は、直接この中間試案のたたき台に関する内容ではないのですが、昨日、一部報道で、この中間試案のたたき台の方向性が、何かいかにもこちらの方向に決まったかのような報道がありました…

ありがとうございます、連合の井上です。3点意見を述べさせていただきます。 まず1点目は、直接この中間試案のたたき台に関する内容ではないのですが、昨日、一部報道で、この中間試案のたたき台の方向性が、何かいかにもこちらの方向に決まったかのような報道がありました。これについては、中立的な立場でこの会議に出席していますので、中間試案のたたき台が出る前にああいう記事が出ること自体、やはり看過できない問題だと思います。情報の取扱いにつきましては、是非、十分慎重な対応をお願いしたいと思います。 次に、1の子の最善の利益の確保のところです。この間の議論の中で、やは…

(PDF p.27)

原田直子

所属・肩書

名簿上は委員(弁護士(福岡県弁護士会所属))。議事録表記「原田委員」

発言要旨

弁護士の原田です、ありがとうございます。先ほど棚村委員から、16-1の 2ページの現に子を監護する者などについて、後でいいのではないかというお話があったんですが、説明でも面会交流のときの権限に絞られているような感じですし、要らないのではないかと思っております…

弁護士の原田です、ありがとうございます。先ほど棚村委員から、16-1の 2ページの現に子を監護する者などについて、後でいいのではないかというお話があったんですが、説明でも面会交流のときの権限に絞られているような感じですし、要らないのではないかと思っております。重要なことではあるとおっしゃいましたが、補足説明の中でもあるように、協議でも十分行えるようなもので、わざわざ決めなくても、法文に入れなくてもいいのではないかという、それは意見として言えばいいということかもしれませんが、今このパブコメで聞くことが非常に多くて分かりにくいといろいろ言われている中で…

(PDF p.33)

水野紀子

所属・肩書

名簿上は委員(白鷗大学教授)。議事録表記「水野委員」

発言要旨

水野でございます、ありがとうございます。場所については、第1と第2で2 か所なのですが、申し上げたいことは、基本的に同じことでございます。 まず、最初の第1のところで、子どもの意見を聞くことを書き込むという御意見が、最初池田委員から出て、井上委員が賛同され、落合委員や柿本委員もそういう御発言をなさったと思いますけれども、私は、これまでもこの部会で何度か発言してまいりましたように、非常に危惧をしております…

水野でございます、ありがとうございます。場所については、第1と第2で2 か所なのですが、申し上げたいことは、基本的に同じことでございます。 まず、最初の第1のところで、子どもの意見を聞くことを書き込むという御意見が、最初池田委員から出て、井上委員が賛同され、落合委員や柿本委員もそういう御発言をなさったと思いますけれども、私は、これまでもこの部会で何度か発言してまいりましたように、非常に危惧をしております。児童虐待対応とか、DV対策とか、要するに子どもの養育環境について、ヨーロッパで行われている対策と、日本で行われている対策とでは、前提が大きく違うこ…

(PDF p.38)

畑瑞穂

所属・肩書

名簿上は委員(東京大学大学院法学政治学研究科教授)。議事録表記「畑委員」

発言要旨

畑でございます。今も杉山幹事からのお話に出ていた、第4の2の(2)、養育費に関する定めの実効性向上のところについて、まず申し上げます。 甲案、乙案と、この内容を中間試案として問うということ自体はよろしいかと思いますが、これ、(注4)にもありますように、甲案と乙案というのは別問題で、両立する話ですので、甲案、乙案と書くのがいいかどうかというのは、少し検討していただいてもよいかなという気がいたしました…

畑でございます。今も杉山幹事からのお話に出ていた、第4の2の(2)、養育費に関する定めの実効性向上のところについて、まず申し上げます。 甲案、乙案と、この内容を中間試案として問うということ自体はよろしいかと思いますが、これ、(注4)にもありますように、甲案と乙案というのは別問題で、両立する話ですので、甲案、乙案と書くのがいいかどうかというのは、少し検討していただいてもよいかなという気がいたしました。 それから、(注4)なのですが、乙案、一般先取特権の方について、強制執行手続と担保権実行手続の差異うんぬんということが書いてあり、恐らくは、手続開始のた…

(PDF p.42)

武田典久

所属・肩書

名簿上は委員(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク代表)。議事録表記「武田委員」

発言要旨

では、御要望に応じまして、一つ削ります。4の2に関してのみ申し述べたいと思います。 すみません、私は補足資料付きのもので見ていたので、29ページ、ゴシック体の本文、 ここは、子の監護に必要な事項ということだけではなく、具体的に養育費、面会交流、親子交流、このような具体的な表現で記載いただきたいということが、要望の1点目です…

では、御要望に応じまして、一つ削ります。4の2に関してのみ申し述べたいと思います。 すみません、私は補足資料付きのもので見ていたので、29ページ、ゴシック体の本文、 ここは、子の監護に必要な事項ということだけではなく、具体的に養育費、面会交流、親子交流、このような具体的な表現で記載いただきたいということが、要望の1点目です。 従来の議論から私は(注1)が元々考え方のベースであったと思っていまして、それを前提に頭の中が固まっていたので、やはり御意見出ているとおり、もう一度この(注1) の考え方をきちんと本文に挙げられないかと思っています。これは、勝手…

(PDF p.46)

一次資料

家族法制部会委員等名簿第15回第17回

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