会議日
開催概要
- 開催日:令和6年3月14日
- 国会:第213回国会
- 会議:衆議院本会議 第11号
- 対象法律案:民法等の一部を改正する法律案(令和6年法律第33号)
この回のポイント
衆議院本会議。法案の趣旨説明・質疑。
このページは民法等改正案の審議区間を中心に、発言を編纂抜粋しています。同日の他議題は必要に応じて除外しています。
発言
各発言は「要旨」(編纂による言い換え要約)と「原文抜粋」(会議録からの短い引用)を分けて示します。評価や賛否の断定はしません。全文は国会会議録のリンクで確認してください。
この回の発言者(人物)
額賀福志郎
所属・肩書
議長/無所属
発言要旨(要約)
審議中の論点に言及した。
原文抜粋
――――◇――――― 民法等の一部を改正する法律案(内閣提出)の趣旨説明
(会議録 p.1)
小泉龍司
所属・肩書
法務大臣/自由民主党・無所属の会
発言要旨(要約)
親子交流は親権行使とは別問題であり、別居親の親権の有無と交流条件は切り離して捉えると説明した。
原文抜粋
この法律案は、父母の離婚に伴う子の養育への深刻な影響や、子の養育の在り方の多様化等の社会情勢に鑑み、子の利益を確保する観点から、民法等の一部を改正しようとするものであります。 その要点は、次のとおりであります。 第一に、父母の離婚等に直面する子の利益を確保する観点から、民法等の一部を改正して、婚姻関係の有無にかかわらず、父母が子を養育するに当たって遵守すべき責務を明確化することとしております。
(会議録 p.1)
米山隆一
所属・肩書
立憲民主党・無所属
発言要旨(要約)
父母の合意がない場合でも裁判所が共同親権を定めうる点について、手続や争いの増え方を尋ねた。
原文抜粋
まずもって、能登半島地震でお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りするとともに、現在被災されている方々が一日も早く日常生活を取り戻されることを心よりお祈りいたします。 さて、自民党は、三月二日の与野党の国対間で衆議院政治倫理審査会を開催することで合意し、下村博文議員についてはようやく来週月曜日に政倫審が開かれることとなりましたが、本日の参議院政倫審における世耕参議院議員の発言でも裏金の真相は語られず、下村議員の政倫審では、キックバックが始まった経緯、若しくは再開した経緯を含め、真実を率直に語られるよう強く求めます。
(会議録 p.2)
小泉龍司
所属・肩書
法務大臣/自由民主党・無所属の会
発言要旨(要約)
DV等への配慮と親権判断の関係について説明した。
原文抜粋
まず、本改正案が共同親権を原則とするものであるかについてお尋ねがありました。 お尋ねの共同親権を原則とするという表現は多義的に用いられているため、一義的にお答えすることは困難ですが、本改正案は、父母が離婚後も適切な形で子の養育に関わり、その責任を果たすことが、子の利益の観点から重要であるとの理念に基づくものであります。 その上で、離婚後の親権者を父母双方とするか、その一方とするかについては、個別具体的な事情に即して、子の利益の観点から最善の判断をすべきであり、本改正案もそのような考え方に沿ったものと考えております。
(会議録 p.4)
斎藤アレックス
所属・肩書
日本維新の会・教育無償化を実現する会
発言要旨(要約)
共同親権下でも日常の親権行使を同居親が単独で行える範囲について確認を求めた。
原文抜粋
日本維新の会との統一会派を代表して、ただいま議題となりました民法等の一部を改正する法律案について質問いたします。(拍手) 日本では、毎年約二十万人の未成年の子供が親の離婚に直面しており、離婚を経験した子供は、非同居親と関係が希薄化し、喪失感を抱え、経済的にも、一人親になることによって困窮するケースが圧倒的に多く、その背景として、離婚時に親権を父母どちらか一方のみに定めなければならない単独親権制度があることは従来から指摘をされてきました。 親権には、権利だけでなく、子供を養育する義務が含まれています。
(会議録 p.4)
小泉龍司
所属・肩書
法務大臣/自由民主党・無所属の会
発言要旨(要約)
共同親権下における単独行使が可能な範囲について説明した。
原文抜粋
まず、父母の離婚後の親権者の定め方についてお尋ねがありました。 お尋ねの原則共同親権という表現は多義的に用いられているため、一義的にお答えすることは困難ですが、本改正案は、父母が離婚後も適切な形で子の養育に関わり、その責任を果たすことが、子の利益の観点から重要であるとの理念に基づくものであります。
(会議録 p.6)
日下正喜
所属・肩書
公明党
発言要旨(要約)
共同親権下でも日常の親権行使を同居親が単独で行える範囲について確認を求めた。
原文抜粋
私は、公明党を代表して、共同親権の導入を柱とする民法等の一部を改正する法律案について質問させていただきます。(拍手) 父母の離婚が子の養育に与える影響は深刻なものであり、毎年十数万人もの子が父母の離婚に直面している現状を考えると、父母の離婚後の子の養育に関する法制度の見直しや各種の支援策の拡充は、極めて重要な政策課題であります。 今回の改正案の最大のテーマは、父母の離婚に際して、子の利益をいかに守るか、確保するかということです。 江戸時代の名奉行と言われた大岡越前守の大岡裁き、子争いという話があります。
(会議録 p.7)
小泉龍司
所属・肩書
法務大臣/自由民主党・無所属の会
発言要旨(要約)
親子交流は親権行使とは別問題であり、別居親の親権の有無と交流条件は切り離して捉えると説明した。
原文抜粋
まず、子にとっての最善の利益の意義についてお尋ねがありました。 何が子供にとって最善の利益であるかは、それぞれ、その子が置かれた状況によっても異なると考えられるため、一概にお答えすることは困難ですが、その子の人格が尊重され、その子の年齢及び発達の程度に配慮されて養育され、そして、心身の健全な発達が図られることが子の利益であると考えております。 次に、単独親権の要件及び親権の行使方法について、三点お尋ねがありました。
(会議録 p.8)
加藤鮎子
所属・肩書
内閣府特命担当大臣(こども政策・少子化対策・若者活躍・男女共同参画)/自由民主党・無所属の会
発言要旨(要約)
DV、子の利益について、安全確保・子の利益の点を説明した。
原文抜粋
民法等改正法案における子にとっての最善の利益についてお尋ねがありました。 法務大臣からの答弁でもありましたとおり、何が子にとって最善の利益であるかを一概にお答えすることは困難ですが、子の人格が尊重され、子の年齢及び発達の程度に配慮され養育され、心身の健全な発達が図られることが子の利益であると私も考えます。 こども基本法におきましては、子供施策の基本理念として、全ての子供について、その最善の利益が優先して考慮されることが掲げられており、こども家庭庁としては、こうした理念にのっとり、子供施策を推進してまいります。
(会議録 p.8)
本村伸子
所属・肩書
日本共産党
発言要旨(要約)
父母の合意がない場合でも裁判所が共同親権を定めうる点について、手続や争いの増え方を尋ねた。
原文抜粋
本法案は、親子関係と家族の在り方に関する戦後民法の根本に関わるものです。慎重かつ丁寧な議論によって国民的合意をつくることが求められています。 親権についてお伺いをいたします。 明治民法では、家制度の下、父による単独親権でした。戦後、民法は改正され、両性の本質的平等に基づき、婚姻中は父母の共同親権とされました。憲法の下では、親権とは、親の子に対する支配権ではなく、親の子に対する養育の義務、責任です。 本法案は、婚姻関係にかかわらず、父母は子の心身の健全な発達を図り、子の人格を尊重し、互いに協力する責務を明記しました。
(会議録 p.9)
小泉龍司
所属・肩書
法務大臣/自由民主党・無所属の会
発言要旨(要約)
養育費の履行確保の仕組みについて説明した。
原文抜粋
まず、親権の性質についてお尋ねがありました。 親権は、子に対する支配権ではなく、また、権利のみでなく義務としての性質を有しており、子の利益のために行使しなければならないものと理解されております。 次に、親権の定義や用語の見直しについてお尋ねがありました。 法制審議会の議論では、親権を親責任という用語に見直してはどうかという意見もございました。しかし、親責任という用語は、その主体でない父母が子に対する責任を負わなくなるとの誤解を招きかねないため、その見直しは見送られたという経緯がございます。 次に、子の意見表明権についてお尋ねがありました。
(会議録 p.9)