開催概要
- 開催日:平成23年4月20日
- 国会:第177回国会
- 会議:衆議院法務委員会青少年問題に関する特別委員会連合審査会 第1号
- 対象法律案:民法等の一部を改正する法律案(平成23年法律第61号)
この回のポイント
衆議院法務委員会・青少年問題特委連合審査会。質疑。
このページは民法等改正案の審議区間を中心に、発言を編纂抜粋しています。同日の他議題は必要に応じて除外しています。
発言
各発言は「要旨」(編纂による言い換え要約)と「原文抜粋」(会議録からの短い引用)を分けて示します。評価や賛否の断定はしません。全文は国会会議録のリンクで確認してください。
この回の発言者(人物)
奥田建
所属・肩書
民主党・無所属クラブ
発言要旨(要約)
審議中の論点に言及した。
原文抜粋
先例によりまして、私が委員長の職務を行います。 内閣提出、民法等の一部を改正する法律案を議題といたします。 本案の趣旨の説明につきましては、これを省略し、お手元に配付してあります資料により御了承願います。 これより質疑を行います。 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。相原史乃君。
(会議録 p.1)
石井淳子
所属・肩書
厚生労働省大臣官房審議官
発言要旨(要約)
親権と監護の関係について説明した。
原文抜粋
児童福祉施設等で生活する子供たちの中には、親権を行う者がいない者もあり、退所後に自立していくためには、身上監護と財産管理を行う未成年後見人の存在は大変重要であります。また、このたびの大震災で、ひときわそういう必要性が高まってきているのではないかなと思うところでございます。 一方で、未成年後見人の報酬や、あるいは被後見人、子供が第三者にけがを負わせたり他人のものを壊してしまい、未成年後見人に損害賠償責任が生じた場合の賠償責任保険の保険料負担が必要という意見もあると承知いたしております。
(会議録 p.2)
相原史乃
所属・肩書
民主党・無所属クラブ
発言要旨(要約)
審議中の論点について質問した。
原文抜粋
次に、児童虐待の四つの類型のうち、特に心理的虐待について質問させていただきます。 配付資料をごらんください。一枚目の上のグラフは、児童相談所におけます児童虐待の相談件数に関するデータです。下のグラフは、相談件数を種類別にパーセンテージであらわしたものです。これらのグラフを見てみると、上のグラフでは、児童虐待に関する相談件数のすべての種類が年々増加していることがわかります。さらに、下のグラフでは、種類別の比率を見ると、赤い折れ線であらわしましたように、心理的虐待の比率が特に増加していることがわかります。 次に、裏をごらんください。
(会議録 p.2)
石井淳子
所属・肩書
厚生労働省大臣官房審議官
発言要旨(要約)
審議中の論点について説明・答弁した。
原文抜粋
心理的虐待の対応につきましては、保護者指導による保護者の養育態度の改善、それから、虐待を受けた子供の心のケア、これが大変重要だと考えております。 このため、保護者指導を強化させるために現在行っているものとしましては、保護者への援助に関する基本的ルールを定めた、児童虐待を行った保護者に対する援助ガイドライン、これを平成二十年三月に策定いたしておりまして、その中で、児童福祉司等による面接や家庭訪問での指導、支援、関係機関が実施するプログラムへの参加の促進などをお示ししております。
(会議録 p.2)
江田五月
所属・肩書
法務大臣/民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
監護、子の利益について、子の利益に言及した。
原文抜粋
明治時代の判例、私はその中身までちょっと承知をしておりませんが、もし今委員が言われたような懲戒行為が懲戒として許されるとするなら、それはやはり現代ではもう許されないような行為であることは明らかだと思います。 時代によっていろいろ変わってまいりまして、懲戒とか、あるいは監護、教育とか、法律は民法じゃありませんが、しつけとか、いろいろな言葉がありますが、大体皆同じような言葉で、子の福祉のために親が子に行うしつけということだろうと思っております。
(会議録 p.2)
相原史乃
所属・肩書
民主党・無所属クラブ
発言要旨(要約)
懲戒に言及した。
原文抜粋
例えば、児童虐待と懲戒権とは具体的にどのような差異があるのか、明確な見解をお願いしたいと思います。大臣、よろしくお願いいたします。
(会議録 p.3)
江田五月
所属・肩書
法務大臣/民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
子の利益について、子の利益に言及した。
原文抜粋
そのことについて、具体的な基準を法律で書くといいましても、これは、それこそ親と子の関係というのは、個々それぞれが親子の関係なので、これが親子の関係ですという模範解答を国が出すというようなものとは違うと思うんですね。それぞれの親子の関係が愛情に結ばれ、あるいは安らぎの場であり、そういう信頼関係であり、そうしたそれぞれの持ち方ということですから、これはやはり親が子の利益を思って最善のことをしていくということに尽きるので、やはり個別の事情に譲るべきであると思っております。
(会議録 p.3)
相原史乃
所属・肩書
民主党・無所属クラブ
発言要旨(要約)
懲戒について質問した。
原文抜粋
懲戒権という言葉について、親が子供を懲戒するという言葉は、その言葉自体が、社会通念上、使用することが一般的ではないと思います。懲戒は懲らしめ戒めると書きますので、一般には児童虐待を連想させる文言でありますけれども、懲戒という言葉は、しつけの方がより妥当ではないかと私は感じております。 しつけとは、三省堂の大辞林第二版によれば、「子供などに礼儀作法を教えて身につけさせること。また、身についた礼儀作法。」と定義されております。
(会議録 p.3)
川口浩
所属・肩書
民主党・無所属クラブ
発言要旨(要約)
親権、子の利益について、子の利益の点を尋ねた。
原文抜粋
まずは、さきの東日本大震災、私も先週、先々週と現地へ参ってまいりましたが、本当に悲惨な状況で、日々の生活にも困っていらっしゃいます被災者の皆様、そしてお亡くなりになられました方々の御冥福を心よりお祈りし、またお見舞いを申し上げます。 さて、今回の児童虐待の防止等を図るための親権にかかわる制度の見直しに関するさまざまな法律案についてお尋ねをさせていただきますが、近年、子供たちが犠牲者になる大変痛ましい事件が毎日のように報道されてしまうようになってまいりました。
(会議録 p.3)
江田五月
所属・肩書
法務大臣/民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
子の利益、懲戒について、子の利益に言及した。
原文抜粋
さはさりながら、私どもが取りまとめました今の児童虐待防止の法律案では、民法改正をして、懲戒というところを削除することになっているのは事実でございます。それは、その当時の、これはプロジェクトチームがございまして、田中甲座長のところでそういうものを取りまとめたということでありまして、民主党の中の議論でそうなった。
(会議録 p.4)
柴山昌彦
所属・肩書
自由民主党・無所属の会
発言要旨(要約)
親権に言及した。
原文抜粋
続きまして、親権停止について再度、別の質問をさせていただきます。 親権喪失という制度がなかなか利用されないのを改善するという観点から停止制度を導入するということは、私は大きな改善だと思っております。 そこで、伺いますが、ここ三年間の児童虐待関連の検挙件数及び人員と、親権喪失の申し立て件数及び認容件数、それぞれお聞かせください。
(会議録 p.5)
柴山昌彦
所属・肩書
自由民主党・無所属の会
発言要旨(要約)
親権、同意について質問した。
原文抜粋
児童福祉施設に子供が入所しているのに、ほとんど面会にも来ないで、子ども手当だけはちゃっかり受け取っているというような親ですとか、あるいは施設の子供の携帯電話の契約に嫌がらせで親が同意をしない、こういうような場合、これは親権停止ということにまでなるんでしょうか。
(会議録 p.6)
小川敏夫
所属・肩書
法務副大臣/民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
親権に言及した。
原文抜粋
まさにそうした問題に対応できるように、今回は、親権喪失というのはなかなかであるけれども、やはりそうした問題について、親権停止というものを導入して、個々具体的に適切な対応ができるようなということで、今回の法改正に及んでいるものと認識しております。
(会議録 p.6)
石井淳子
所属・肩書
厚生労働省大臣官房審議官
発言要旨(要約)
親権について質問した。
原文抜粋
また、親権を行う者がないときとはどういうケースかというお尋ねがございました。 もちろん、親が親権停止や親権喪失の宣告を受けている場合は法的に児童等に対して親権を行使する者がいないわけでございまして、その場合はもちろん親権を行う者がないときに入りますし、また、児童等の両親がともに亡くなった場合など、物理的に親権を行使する者がいない場合もそうでございます。
(会議録 p.6)
石井淳子
所属・肩書
厚生労働省大臣官房審議官
発言要旨(要約)
親権について説明・答弁した。
原文抜粋
子供が見捨てられて施設入所しているけれども全く会いに来ない親がいて、親権者もいるけれども親権代行者もいるケースだろうと思います。 その場合には、事実上親権を行使することができないような状態でなければ、やはり親権を行う者がいるものと解されると考えております。そのように、親権を行う者がいるのであれば、親権代行の規定は結果として効力を発しないということになりまして、そういう意味では調整を図られるということであります。
(会議録 p.7)
江田五月
所属・肩書
法務大臣/民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
親権、子の利益について、子の利益の点を説明した。
原文抜粋
一方、しかし、権利の面もまた民法八百二十条で、親権は権利であると同時に義務であるという形で規定をしておりまして、親権というものが権利と義務と両側面を持っているんだということは、今回の民法等の改正によって、その前後で変わるわけではないと思います。 ただ、今回の改正の中に、特に子の利益ということを強調しておりますので、言ってみれば、子の利益のために行う、そういう意味で義務でもあり同時に権利でもあるという変化はあるかなと思っております。
(会議録 p.8)
江田五月
所属・肩書
法務大臣/民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
審議中の論点に言及した。
原文抜粋
とりわけ、現下の児童虐待の大変な状況に対して一石を投ずる、児童虐待をみんなでなくしていく、そういう一助になっていくものと期待をしております。
(会議録 p.8)
江田五月
所属・肩書
法務大臣/民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
監護、子の利益について、子の利益に言及した。
原文抜粋
しかし、今回は、児童虐待防止という観点から民法改正に取り組もうとしたわけで、この懲戒という言葉を口実にして児童虐待をする場合がある。しかし一方で、懲戒という言葉をなくすると、今度はしつけもできないんじゃないかと誤解をされるようなこともあるいは出てくるかもしれない。その誤解があるよというおそれが、社会一般にそういうおそれがあるというように思われるとするならば、やはり私たちは、そこは、懲戒という言葉をあえてこの際取り除くというところまでは踏み込めない。
(会議録 p.8)
馳浩
所属・肩書
自由民主党・無所属の会
発言要旨(要約)
監護、懲戒について質問した。
原文抜粋
法務省民事局参事官室が平成二十二年八月に出している補足説明資料三十四ページには、仮に懲戒権の規定を削除したとしても、子に対する必要なしつけは民法第八百二十条の監護教育権に基づいて行うことができると解されると記してあります。 そこで、まず、児童虐待防止法第十四条にも出てまいりますしつけと、民法における懲戒の概念的区別はどうなっているのかをお伺いしたいと思います。さらに、国連児童権利委員会から指摘されている体罰との区別はどうなのか。いかがでしょうか。
(会議録 p.9)
江田五月
所属・肩書
法務大臣/民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
親権と監護の関係について説明した。
原文抜粋
同時に、民法の親権の行使の監護、教育についても懲戒についても、これは当然、児童虐待はいけないわけでありまして、懲戒の名のもとに虐待を行うことが許されるわけはないので、そう考えますと、しつけというのと監護、教育というのと懲戒というのと、まあ同じような意味内容だというように私は理解をしたいと思っておりまして、これらすべてが子の利益のために行われなきゃならぬということでございます。
(会議録 p.9)
馳浩
所属・肩書
自由民主党・無所属の会
発言要旨(要約)
DV主張の真偽や立証のあり方に関する論点に触れた。
原文抜粋
子供の連れ去り問題は、今回の法改正にも深くかかわってまいります。例えば、片方の親が子供を連れ去り、その後協議離婚して、子供の監護問題で対立した場合、現在の監護状態が非常に優先されやすく、連れ去った側に監護権が結局認められやすいんです。そして、連れ去られた側は、面会交流の約束を担保に渋々監護権を渡します。しかし、いざ面会交流の段になると面会させない、裁判所が履行勧告しても無視し続けるパターンであります。つまり、連れ去った者勝ちの例が実に多いという実態がございます。 そして、この事例のやみは深くあります。
(会議録 p.11)
池坊保子
所属・肩書
公明党
発言要旨(要約)
親権、同意、懲戒について質問した。
原文抜粋
このたび、児童虐待防止法にかかわる観点から民法が改正されますことを、十年の歳月をもって、私は安堵するとともに、長過ぎたなという思いもしております。 二〇〇〇年に児童虐待防止法をつくりましたときから、懲戒場の削除、懲戒権の問題、今度は子供の利益ということが入りましたけれども、親権一時停止、未成年後見人、面会交渉などなど、私どもはぜひとも民法を改正してほしいと望んでまいりましたけれども、これがいつも、そうされることなく、そして今日まで参りました。
(会議録 p.12)
江田五月
所属・肩書
法務大臣/民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
監護、子の利益について、子の利益に言及した。
原文抜粋
先ほど、別の委員からの御質問のところで懲戒権について指摘がございましたが、当時、私ども民主党は、懲戒という言葉を省いた民法改正案をまとめたんです。しかし、いろいろな議論の中で、どうも当時の与党の皆さんの御理解をいただけなかったんだろうと思います、それを省くことなくまとまって、委員長提案で出てきて、私もネクストキャビネットの一員としてそれを了解いたしました。しかし、私どもは懲戒という言葉をなくする法案をまとめたこともあるんだ、そのことはぜひ申し上げておきたいと思います。
(会議録 p.12)
池坊保子
所属・肩書
公明党
発言要旨(要約)
懲戒に言及した。
原文抜粋
せっかく江田大臣が、政府にお入りになる前には、これは必要ないとお思いになったならば、その主張をぜひ、いろいろな議論があったとしても、貫いていただきたかったというふうに私は思っております。子供の利益というのが入ったから前進ではございますけれども、これを別の言葉にするべきであったのではないかというふうに私は思っております。 今のお話などを伺っておりますと、正当な懲戒、あるいはしつけ、児童虐待との区別について、一般の国民にもわかりやすいガイドラインをつくる必要があるのではないかと、今のお話を伺ったら、なおのこと思いましたが、いかがでございますか。
(会議録 p.12)
江田五月
所属・肩書
法務大臣/民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
親権と監護の関係について説明した。
原文抜粋
身上監護権だけを制限して財産管理権は残す、しかし、財産管理権を持たない未成年後見人が十全な子の監護を果たせるだろうかというような疑問もあるとか、あるいは、一部分に限定してといっても、それはなかなか限定の仕方が難しいとか等いろいろございまして、二年を超えない限度で期間を定めて親権をすべて停止するという制度に整理をしたということで、そこはとりあえずこれで一度やらせていただきたいと思っております。
(会議録 p.13)
池坊保子
所属・肩書
公明党
発言要旨(要約)
親権について質問した。
原文抜粋
今おっしゃるお答えを聞いておりますと、それなら親権停止をした上で未成年後見人を選べば解決する問題だとおっしゃられるんだと思いますけれども、私は、そこまでしなければならないのかなという疑問を生じております。 親が子供を施設に入れた経緯を振り返ってみますと、適切に養育できないなどの事情で施設に入れていることが多いわけですから、基本的には施設に任せるべき部分がかなりあるのだろうと思います。
(会議録 p.13)
小宮山洋子
所属・肩書
厚生労働副大臣/民主党・無所属クラブ
発言要旨(要約)
審議中の論点に言及した。
原文抜粋
ただ、児童虐待を行いました保護者に対する指導、支援につきましては、児童虐待防止法十一条におきまして、児童虐待を行った保護者について行われる指導は、「親子の再統合への配慮その他の児童虐待を受けた児童が良好な家庭的環境で生活するために必要な配慮の下に適切に行われなければならない。
(会議録 p.13)
池坊保子
所属・肩書
公明党
発言要旨(要約)
面会交流について質問した。
原文抜粋
面会交流についてお伺いしたいと思います。 民法第七百六十六条第一項を改正して、父または母と子の面会及びその他の交流を新たに明示しております。この法改正により、どのような効果を意図していらっしゃるかを端的にちょっとお答えいただきたいと思います。
(会議録 p.14)
江田五月
所属・肩書
法務大臣/民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
面会交流について、裁判所の判断に言及した。
原文抜粋
これまではここが明確でなかったものですから、なかなか当事者がそういうことを決めようという方向に向かず、家庭裁判所の実務においては、もし家裁が入ってやるときにはなるべく決める努力はしてきたと思いますが、しかし、そこでも必ずしも決め切れていなかった。 やはり、別れた後も、父と子、母と子、この関係はちゃんと残るわけですから、そういう面会交流ということを離婚のときにもきっちり決めてくださいよ、それが我々の意思なんですよ、こういうことを国会がメッセージを発するということは非常に大きい効果があると思っております。
(会議録 p.14)
池坊保子
所属・肩書
公明党
発言要旨(要約)
面会交流、監護について、合意形成の可否・裁判所の判断・手続負担の点を尋ねた。
原文抜粋
なぜならば、現在、面会交流紛争が激増しております。平成十年では、調停千七百件、審判二百九件の申し立てにすぎなかったのが、平成二十年には、調停が六千二百六十件、審判が千件と、この十年で四倍近くにもふえております。また、解決も困難で、審判、調停合わせて、既済七千百件のうち、面会交流が認められたのは四九%にすぎません。そして、月一回以上の面会が認められたのはさらにその半数、宿泊つきというのは一五%にとどまっております。
(会議録 p.14)
江田五月
所属・肩書
法務大臣/民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
面会交流、監護について、裁判所の判断に触れる事例を紹介した。
原文抜粋
しかし、今は大分それが違ってきているんだと思います。夫婦になってみた、しかし、やはりこれはちょっとイメージが違った、別れることによって自分の人生がさらに豊かになっていくと二人が思えば、それは別れる、そういう選択がかなり自由になってきているし、また、家裁の実務でも、家裁の実務はよくは存じませんが、だんだんそういうような実務になってきていると聞いております。 そういう、離婚というのが普通のことになってくると、それはやはり親の離婚を経験する子供がふえてくるのは、これはもう論をまちません。
(会議録 p.14)
池坊保子
所属・肩書
公明党
発言要旨(要約)
面会交流、監護について、子の利益の点を説明した。
原文抜粋
面会交流は、親にとっては、子供との精神的交流を図り、その成長にかかわるという点で重要な意味を持つものではないかと私は思っております。他者の妨害を排除してでも実現されるべきであるという点で、法的保護に値するのではないかと私は思います。子供にとっても、健全な成長を果たす上で極めて重要で、親と子供の両方にとっての権利ではないか。親の権利だと言われているところもありますが、私はそうではなくて、子供の権利ではないかと思っております。
(会議録 p.15)
小宮山洋子
所属・肩書
厚生労働副大臣/民主党・無所属クラブ
発言要旨(要約)
養育費の定め方・確保に関する論点に触れた。
原文抜粋
今回の民法改正案で、子の監護について必要な事項の具体例として、親子の面会交流が条文上明示されています。 厚生労働省としましては、平成十九年から、養育費相談支援センターを設置いたしまして、ここで、養育費のことのみならず、面会交流の相談にも応じているところです。また、都道府県等を単位に設置されました母子家庭等就業・自立支援センターで、専門の相談員を配置いたしまして、養育費や面会交流の相談にも応じています。
(会議録 p.15)
江田五月
所属・肩書
法務大臣/民主党・新緑風会
発言要旨(要約)
面会交流について、裁判所の判断に言及した。
原文抜粋
それは、一つには、面会交流の際に子を連れ去られてしまうんじゃないかと恐れる。これは、そういうおそれのないように、いろいろな面会交流のサポート体制をつくることで解決がつく。 あるいは、離婚に至った父、母の強い強い葛藤がずっと残って、もう顔を見るのも嫌だと。これは、やはり離婚の際に、今、離婚というのはどちらかが悪いから離婚じゃなくて、どっちもが立派なんだけれども合わないからという場合もあるんですよ。これは本当なんです。
(会議録 p.15)
池坊保子
所属・肩書
公明党
発言要旨(要約)
親権と監護の関係について説明した。
原文抜粋
一九九四年四月、国連子どもの権利条約を批准いたしました。同条約では、親の離婚後でも、子供の権利として、親とは分離されていないことが明示されております。我が国は同条約を批准したにもかかわらず、非親権者、非監護者である親と子との適切な交流がなされていない。これは、ほかの例を見ましても、韓国、アメリカ、イギリス、フランス、すべて調べましたら、やはり日本が一番甘いのではないかというふうに思いますので、私は、積極的に、例えばペアレンティング・コーディネーター、つまり監護調整人とかそういう第三者を置くということが極めて重要ではないか。
(会議録 p.15)
宮本岳志
所属・肩書
日本共産党
発言要旨(要約)
養育費と面会交流が取引材料化しないよう分けて扱うべきだとの趣旨を述べた。
原文抜粋
本改正案が、虐待する親の親権を二年以内に限って停止する制度を創設することや、子供みずからが親権喪失等の申し立てを行える点、児童養護施設等も未成年後見人となることができるようにする点、離婚協議に当たって養育費や面会交流を明文化することなど、いずれも必要なことであり、我が党も賛成であります。 きょうは、時間もございませんので、民法第八百二十二条、懲戒権に絞って質問をいたします。 昨年十月の法制審議会児童虐待防止関連親権制度部会第八回会議の議事録を読みますと、ほとんどすべての委員が八百二十二条の懲戒権を削除すべきだという意見であります。
(会議録 p.16)
宮本岳志
所属・肩書
日本共産党
発言要旨(要約)
審議中の論点について質問した。
原文抜粋
そこで、江田大臣と蓮舫大臣、お二人にお伺いしたいんですが、しつけというものと虐待というものの間に明確な一線を引けると思うかどうか、これをイエスかノーかで端的にお答えいただけますか。
(会議録 p.16)
宮本岳志
所属・肩書
日本共産党
発言要旨(要約)
懲戒について説明・答弁した。
原文抜粋
にもかかわらず、このように混乱した議論が起こるのはなぜかと考えるときに、これは子どもの虹情報研修センターの研究部長でもある川崎二三彦氏が書いた「児童虐待」という岩波新書でありますけれども、この中で、しつけと虐待の境界領域にもう一つ体罰というものが割り込んでくると、明らかに別のものでなければならないはずのしつけと虐待の区別がつかなくなってしまうんだ、こういう指摘がございます。 そこで、先ほどの資料の七番目につけた最後のものを見ていただきたいんですけれども、それを裏づけているのが富山県立山町のホームページであります。
(会議録 p.16)
宮本岳志
所属・肩書
日本共産党
発言要旨(要約)
審議中の論点についての見解を述べた。
原文抜粋
江田大臣そして蓮舫大臣、これは子どもの権利条約という条約の批准国として、これらの懸念と勧告にどうこたえるのか、お二人の大臣からお答えいただけますか。
(会議録 p.17)
城内実
所属・肩書
国益と国民の生活を守る会
発言要旨(要約)
養育費の確保・履行の仕組みについて質問した。
原文抜粋
さて、本日は、この合同審査会に蓮舫大臣も来ていらっしゃいますので、今までやや江田大臣に対する質問が多かったので、蓮舫大臣に対する質問も幾つか加えさせていただきたいと思います。 最初に、まず、子ども・若者ビジョンの今後についてというのが一つ。二つ目は、東日本大震災におきます震災孤児への対応、あるいは原発への対応の問題について。そして三つ目、時間がございましたら、法務委員会、私の積み残しの質問である民法等の一部改正、親子の面会交流及び養育費等についての明示について質問させていただきたいと思います。
(会議録 p.18)