法制審議会 家族法制部会 第25回(令和5年4月18日)

会議日

目次

開催概要

  • 開催日:令和5年4月18日
  • 議題
  • 家族法制の見直しに関する要綱案の取りまとめに向けた検討(2)
  • 部会長大村敦志
  • 部会長代理窪田充見

第25回のポイント(議事概要)

以下は法務省の会議ページに掲載された議事概要です。発言見出しは人物ページへリンクしています。要旨は短い整理です。全文は一次資料(議事録PDF)を参照してください。

部会資料24に基づき、財産分与制度に関する規律等について意見交換が行われた後、部会資料25に基づき、父母の離婚後の親権者に関する規律等について意見交換が行われた。

委員・幹事の発言

名簿登載者の主要発言をPDFから抜粋(1人最大2件・計最大12件)。参考人ヒアリング本文は原則未収録です。

この回の発言者(人物)

窪田充見

所属・肩書

名簿上は委員(神戸大学大学院法学研究科教授)。議事録表記「窪田委員」

発言要旨

御説明を頂いた部会資料25で提案されている方向性についてですが、賛成の立場から意見を述べさせていただきたいと思います。離婚後の親権、子の養育の在り方については様々に意見があって、この部会においても見解が対立しているということは十分に認識しております…

御説明を頂いた部会資料25で提案されている方向性についてですが、賛成の立場から意見を述べさせていただきたいと思います。離婚後の親権、子の養育の在り方については様々に意見があって、この部会においても見解が対立しているということは十分に認識しております。ただ、父母が離婚に際して十分な協議をした上で、双方を子の親権者とするという真摯な合意がなされた場合には、それを認める法制度を作るということ自体は十分に合理的な選択だと考えております。重複するかもしれませんが、幾つか理由があります。 一つは、家族の在り方が多様化していて、そうした中で、離婚後も元夫婦の双方…

(PDF p.8)

石綿はる美

所属・肩書

名簿上は幹事(一橋大学法学研究科准教授)。議事録表記「石綿幹事」

発言要旨

幹事の石綿です。私も窪田委員、沖野委員と同様に、第819条を見直すという部会資料の方向性につきまして賛成いたします。重複する部分もございますが、大きく 2点、理由を述べさせていただきたいと思います…

幹事の石綿です。私も窪田委員、沖野委員と同様に、第819条を見直すという部会資料の方向性につきまして賛成いたします。重複する部分もございますが、大きく 2点、理由を述べさせていただきたいと思います。 まず1点目の理由ですが、現状では離婚後も父母の双方が子に関与したいと思っており、 可能である方たちに、法が十分な制度が提供できておらず、この点について立法的な対応をするべきだというものです。部会資料5ページ以下では、現状でも共同養育が可能であるといった見解、また、研究者の方によっても、民法第766条を用いれば可能だという見解もあることは存じていますが、…

(PDF p.11)

菅原ますみ

所属・肩書

名簿上は委員(白百合女子大学人間総合学部発達心理学科教授/お茶の水女子大学名誉教授)。議事録表記「菅原委員」

発言要旨

ありがとうございます。それでは、手短に意見を述べさせていただきたいと思います。 本日のテーマである、協議離婚の場合で真摯な合意がなされる場合を考慮して第819 条を見直していくという方向に賛成でございます…

ありがとうございます。それでは、手短に意見を述べさせていただきたいと思います。 本日のテーマである、協議離婚の場合で真摯な合意がなされる場合を考慮して第819 条を見直していくという方向に賛成でございます。窪田委員、沖野委員、青竹幹事ほかの委員の先生方のご意見に賛同させていただきたいと思います。家族が多様化している現在、 様々な親、様々な家庭があり、離婚後も養育に対する意欲があり、かつ両親の間で打合せができるような人たちに対する法的な権利の保証がないというのは、一般の国民からしても、制度上の不備ではないかという感想は生まれるのではないかと思いますし…

(PDF p.19)

落合恵美子

所属・肩書

名簿上は委員(京都産業大学現代社会学部客員教授)。議事録表記「落合委員」

発言要旨

落合です。先ほど所属について言い忘れましたの。京都産業大学に異動しました。よろしくお願いします。 私が申したいことは、まずはこの御提案に基本的に賛成だということです…

落合です。先ほど所属について言い忘れましたの。京都産業大学に異動しました。よろしくお願いします。 私が申したいことは、まずはこの御提案に基本的に賛成だということです。全ケースに単独親権を強制しなければいけないという理由はないのではないかということで、共同親権への道を開くということに賛成します。その理由は、最初の頃に法学関係の方がおっしゃったことに基本的に重なります。 ただ、多様化という言葉を使っていた方が多いわけなのですけれども、私はそれは少し不正確なように思います、家族社会学者としては。離婚が増えた時期、1970年代から後ぐらいに、この離婚後も親…

(PDF p.20)

池田清貴

所属・肩書

名簿上は委員(弁護士(東京弁護士会所属))。議事録表記「池田委員」

発言要旨

弁護士の池田でございます。1ページの1につきまして、現行の離婚後単独親権制度を見直すべきかどうかということですが、その下の2の事項ですとか(注)の事項等を含めて、見直し後の具体的制度の在り方とともに議論しなければならないと思いますので、現時点では賛否いずれとも言い難いというところです…

弁護士の池田でございます。1ページの1につきまして、現行の離婚後単独親権制度を見直すべきかどうかということですが、その下の2の事項ですとか(注)の事項等を含めて、見直し後の具体的制度の在り方とともに議論しなければならないと思いますので、現時点では賛否いずれとも言い難いというところです。つまり、どう見直すかが重要で、見直しの是非だけを問われても、なかなか答えが難しいというところになるかと思います。 とはいいましても、婚姻中は父母双方が親権を有して、共同でこれを行使するとされていますのは、一方の親の単独の判断に委ねるよりも、子に関心を有する父母の協議に…

(PDF p.23)

馬渡直史

所属・肩書

名簿上は委員(最高裁判所事務総局家庭局長)。議事録表記「馬渡委員」

発言要旨

最高裁家庭局の馬渡でございます。私からは、裁判所の立場からということで意見を申し上げたいと思います。この共同親権の関係では、パブリック・コメントの意見の取りまとめの中で、裁判所の中でも肯定的な意見、否定的な意見、様々議論はあったところではございます…

最高裁家庭局の馬渡でございます。私からは、裁判所の立場からということで意見を申し上げたいと思います。この共同親権の関係では、パブリック・コメントの意見の取りまとめの中で、裁判所の中でも肯定的な意見、否定的な意見、様々議論はあったところではございます。最高裁の家庭局という立場といたしましては、裁判実務において運用可能な制度となるかどうかという視点から意見を申し上げることにしたいと思います。 離婚後に父母の双方を親権者と定めることを可能とすることという今回の御提案については、このこと自体で裁判実務の運用に多大な支障が生ずるといったことは考えておりません…

(PDF p.24)

武田典久

所属・肩書

名簿上は委員(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク代表)。議事録表記「武田委員」

発言要旨

親子ネット、武田でございます。冒頭、赤石委員からお示しいただいた資料、 共同養育と父母の信頼関係図 (案)ですね、たまたま私の名前が出ましたので、私は① の共同養育可能な状態に至るまで8年掛かりました…

親子ネット、武田でございます。冒頭、赤石委員からお示しいただいた資料、 共同養育と父母の信頼関係図 (案)ですね、たまたま私の名前が出ましたので、私は① の共同養育可能な状態に至るまで8年掛かりました。なので、現行法制下では高葛藤の場合、すぐ共同養育ができるようになるとは思っていません。また、参考人で昨年12月の部会に来ていただきましたMKさん、男性の別居親の当事者の方ですね、MKさんも共同して養育できるようになるまで、多分3年ぐらい掛かったと思います。昔から私は彼を含めた会員さんと話をするのですけれども、やはり考え方として、今日の議論とは外れます…

(PDF p.25)

原田直子

所属・肩書

名簿上は委員(弁護士(福岡県弁護士会所属))。議事録表記「原田委員」

発言要旨

少し長くなるかもしれませんが、委員の原田です。私も第819条の見直しには消極的な立場で発言します。 積極的な立場の御意見で、家族の多様性というかどうかは別にして、当事者の意思を尊重した家族の在り方を決めるというような趣旨で言われていたのかなと思いますけれども、 そして、それは合意があれば共同で行使することがスムーズにできるということにもつながっているのかなと思います…

少し長くなるかもしれませんが、委員の原田です。私も第819条の見直しには消極的な立場で発言します。 積極的な立場の御意見で、家族の多様性というかどうかは別にして、当事者の意思を尊重した家族の在り方を決めるというような趣旨で言われていたのかなと思いますけれども、 そして、それは合意があれば共同で行使することがスムーズにできるということにもつながっているのかなと思います。それともう一つは、関心や意欲のある父母双方が関わることが子の利益に資するという価値判断があるのかと思います。両方言われた方もあれば、 どちらかだけしか言われなかった方もありますけれども…

(PDF p.27)

畑瑞穂

所属・肩書

名簿上は委員(東京大学大学院法学政治学研究科教授)。議事録表記「畑委員」

発言要旨

畑でございます。基本的に実体法の問題だと思いますし、発言すべきかどうか少し迷っていたのですが、感想程度ということになります。 共同親権ということが適切な場合というのがどの程度あるのかというのは、私には何とも分からないところですが、その可能性を探ってみるということ自体はあり得るかなという印象を持っております…

畑でございます。基本的に実体法の問題だと思いますし、発言すべきかどうか少し迷っていたのですが、感想程度ということになります。 共同親権ということが適切な場合というのがどの程度あるのかというのは、私には何とも分からないところですが、その可能性を探ってみるということ自体はあり得るかなという印象を持っております。他方で、資料にも上がっており、今日も御指摘があったような弊害とか危険性の問題というのも十分理解できるところですので、そういったことに十分対処できるような仕組みを考えることができるかどうかということに掛かっているかなという印象を持ちました。 手続的…

(PDF p.35)

久保野恵美子

所属・肩書

名簿上は幹事(東北大学大学院法学研究科教授)。議事録表記「久保野幹事」

発言要旨

幹事の久保野です。原田委員の御発言の辺りから遅れて参加いたしまして、 議論を全て伺わないままの発言となりますけれども、恐れ入ります…

幹事の久保野です。原田委員の御発言の辺りから遅れて参加いたしまして、 議論を全て伺わないままの発言となりますけれども、恐れ入ります。ちょうどパブコメの 20ページの一番下の弊害を比較衡量するような原田先生の御発言を伺いつつ、私もこれまでも、弊害や危険性といったことを考えますと、理念ですとか海外法制の動向といったことがありつつも、非常に難しいと悩んでおりましたが、結論から申しますと、1のところで第819条を見直すという方向性で検討するということについては、民法が民事基本法制であるという先ほど何回か出ている御指摘と同じ観点から、考え方を示すということで…

(PDF p.36)

大石亜希子

所属・肩書

名簿上は委員(千葉大学大学院社会科学研究院教授)。議事録表記「大石委員」

発言要旨

ありがとうございます。委員の大石です。私は数回前に資料を提出しまして、 現行制度のもとでも、共同養育をするようなケースを念頭に置いた税制や社会保障の取組ができておらず、省庁横断的な取組が必要であるということを主張させていただいたわけなのですけれども、今回のこういう議論の組立てに関して思いますのは、法改正をすると決めないと、各省庁も取り組みを開始できないというような事情があるのかなということです…

ありがとうございます。委員の大石です。私は数回前に資料を提出しまして、 現行制度のもとでも、共同養育をするようなケースを念頭に置いた税制や社会保障の取組ができておらず、省庁横断的な取組が必要であるということを主張させていただいたわけなのですけれども、今回のこういう議論の組立てに関して思いますのは、法改正をすると決めないと、各省庁も取り組みを開始できないというような事情があるのかなということです。そうであれば、法改正と取組と、どちらが先かという問題になりますが、しかし、 現状ではまだ親権概念についての議論などが尽くされていないと思うところもありまして…

(PDF p.37)

赤石千衣子

所属・肩書

名簿上は委員(特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)。議事録表記「赤石委員」

発言要旨

しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石でございます。そうですね、やはりこの財産分与について、離婚後扶養の要素、補償の要素というのをどう位置付けるかということなのですけれども、確かに女性の社会進出は進んではいるのですけれども、十数年前の第一子出生時のお仕事を辞める方、仕事を継続しない方というのは確か6割前後であったかと思います…

しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石でございます。そうですね、やはりこの財産分与について、離婚後扶養の要素、補償の要素というのをどう位置付けるかということなのですけれども、確かに女性の社会進出は進んではいるのですけれども、十数年前の第一子出生時のお仕事を辞める方、仕事を継続しない方というのは確か6割前後であったかと思います。それがだんだん減ってきて5割から、そのくらいになってはいるのですけれども、そうはいっても第一子出生のときにはフルタイム、正社員からパートタイムに変わったりとか、そういうふうに御自身が結婚生活の中で仕事と子育てをやり繰りすることを考…

(PDF p.38)

一次資料

家族法制部会委員等名簿第24回第26回

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