会議日
開催概要
第31回のポイント(議事概要)
以下は法務省の会議ページに掲載された議事概要です。発言見出しは人物ページへリンクしています。要旨は短い整理です。全文は一次資料(議事録PDF)を参照してください。
部会資料30-1及び部会資料30-2に基づき、家族法制の見直しに関する要綱案の取りまとめに向けたたたき台について意見交換が行われた。
委員・幹事の発言
名簿登載者の主要発言をPDFから抜粋(1人最大2件・計最大12件)。参考人ヒアリング本文は原則未収録です。
この回の発言者(人物)
佐野みゆき
所属・肩書
名簿上は幹事(弁護士(東京弁護士会所属))。議事録表記「佐野幹事」
発言要旨
幹事の佐野です。よろしくお願いいたします。私の方からは第2の部分につき、 3点申し上げさせていただきます。 一つは、第2の1(1)イの子の利益のための急迫の事情というところについてです…
幹事の佐野です。よろしくお願いいたします。私の方からは第2の部分につき、 3点申し上げさせていただきます。 一つは、第2の1(1)イの子の利益のための急迫の事情というところについてです。 これは複数の委員の方から御指摘があったところでもありますけれども、実務的な感覚を踏まえて、少し懸念をお話しさせていただきます。これは補足説明の2ページの方にDV 等の適切な対応の規律の整備の一つとされておりますが、急迫の事情というところにどこまで盛り込まれるかというところにもよるのですけれども、かえってこどもにとってマイナスとなる父母の高葛藤を招きかねず、家裁の負…
(PDF p.4)
原田直子
所属・肩書
名簿上は委員(弁護士(福岡県弁護士会所属))。議事録表記「原田委員」
発言要旨
委員の原田です。第30回で議論された点の補足として、まず一つは監護者の定めについて述べます。補足説明においては、監護者の定めを一律には要求しないものとして提案されていると認識していますが、再度監護者の定めを必要とする規定が必要だということを述べたいと思います…
委員の原田です。第30回で議論された点の補足として、まず一つは監護者の定めについて述べます。補足説明においては、監護者の定めを一律には要求しないものとして提案されていると認識していますが、再度監護者の定めを必要とする規定が必要だということを述べたいと思います。 まず、パブリック・コメントの意見なのですけれども、団体の意見としては、基本的に共同親権に賛成の団体の多くは、監護者の定めをするか否かはどちらでもいい、単独親権に賛成する団体は、もし共同にするとしたら監護者を指定すべきだというふうに基本的に分かれています。しかし、共同親権に賛成するとしても消極…
(PDF p.7)
池田清貴
所属・肩書
名簿上は委員(弁護士(東京弁護士会所属))。議事録表記「池田委員」
発言要旨
池田でございます。監護者指定を一律に要求するかどうかという点について、 意見を申し上げたいと思います。 今の御意見を伺いながら少し考えたことで、うまく整理して話せるかどうか自信がないところですけれども、私自身は日弁連の意見書で書いておりますとおり、監護者指定を一律に要求すべきだ、必須にすべきだと考えていますが、それは監護者指定という制度しかないからというところもございます…
池田でございます。監護者指定を一律に要求するかどうかという点について、 意見を申し上げたいと思います。 今の御意見を伺いながら少し考えたことで、うまく整理して話せるかどうか自信がないところですけれども、私自身は日弁連の意見書で書いておりますとおり、監護者指定を一律に要求すべきだ、必須にすべきだと考えていますが、それは監護者指定という制度しかないからというところもございます。監護者指定を必須とするというのは、離婚した夫婦は夫婦としての信頼関係はもう失われているという前提で、にもかかわらずこどもとの関係では対等なパートナーシップを築いていけるというふう…
(PDF p.15)
赤石千衣子
所属・肩書
名簿上は委員(特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)。議事録表記「赤石委員」
発言要旨
お時間を頂きましてありがとうございます。赤石でございます。今日は第2から次に移るのだろうと思って、余り発言を用意していなかったのですけれども、第1、第 2のところの議論がまだあったので、若干発言させていただきます…
お時間を頂きましてありがとうございます。赤石でございます。今日は第2から次に移るのだろうと思って、余り発言を用意していなかったのですけれども、第1、第 2のところの議論がまだあったので、若干発言させていただきます。 まず、棚村委員の御発言を聞いていて、少し私の中での違和感がございました。こどもに対して両親が関わること、それは大変よい価値だと私も思っておりますし、私自身もできるだけそのように実践してまいりました。そのような価値を理想として掲げるということはいいし、理想として掲げることによって、またその教育効果等があるということもあるのかもしれないので…
(PDF p.16)
戒能民江
所属・肩書
名簿上は委員(お茶の水女子大学名誉教授)。議事録表記「戒能委員」
発言要旨
ありがとうございます。委員の戒能です。第3と第4、両方ということですので、第3の養育費の中の2の法定養育費の件と、それから第4の親子交流の2の試行的実施について、意見を述べたいと思います…
ありがとうございます。委員の戒能です。第3と第4、両方ということですので、第3の養育費の中の2の法定養育費の件と、それから第4の親子交流の2の試行的実施について、意見を述べたいと思います。 法定養育費制度を創設するということ自体にはもちろん賛成しております。しかし、その法定養育費の金額の問題がどうしてもあります。それで、極めて廉価なものになる可能性というのがあるとすると、そこはもう一度検討する必要があると思っております。 それで、部会資料30-1の資料の4ページの2、法定養育費のところなのですが、少し分かりにくいのが、この限りではないという条件が付…
(PDF p.19)
大石亜希子
所属・肩書
名簿上は委員(千葉大学大学院社会科学研究院教授)。議事録表記「大石委員」
発言要旨
ありがとうございます。何点かあります。まず、今議論になった遊興費関係の話ですけれども、そういった例を列挙するよりは、こどもの福祉、福利厚生あるいはこどもの厚生のために使われるべき趣旨であるといった書き方に変えていただくのが、よいのではないかと思います…
ありがとうございます。何点かあります。まず、今議論になった遊興費関係の話ですけれども、そういった例を列挙するよりは、こどもの福祉、福利厚生あるいはこどもの厚生のために使われるべき趣旨であるといった書き方に変えていただくのが、よいのではないかと思います。また、遊興費が何を具体的に指すのかとかいったことについても誤解、混乱を招くということもありますし、例えばこどもを遊園地に連れていったりするために使ったとして、それは遊興費になるのか、ならないのかとかいったような、少し趣旨から逸れた議論を招きかねないということもありますので、むしろこどものために使う趣旨…
(PDF p.22)
落合恵美子
所属・肩書
名簿上は委員(京都産業大学現代社会学部客員教授)。議事録表記「落合委員」
発言要旨
お時間ありがとうございます。落合です。法定養育費について発言したいのですが、その前に先ほどの遊興費という話が少し気になりますので、一言言わせていただきます。やはり遊興費のような言葉が入っているのは、シングルマザーに対する差別感があると思うのです…
お時間ありがとうございます。落合です。法定養育費について発言したいのですが、その前に先ほどの遊興費という話が少し気になりますので、一言言わせていただきます。やはり遊興費のような言葉が入っているのは、シングルマザーに対する差別感があると思うのです。それを感じないという方がいるのは少しおかしいと思います。やはりその言葉が入るべきではないと思います。それと、こどものために使うというのを強調すると、それは大事だと思うのですけれども、こどものためというのはどういうことか。ではお母さんはそれで食べてはいけないのですか。法的にはどうなのですか。私はお母さんはその…
(PDF p.24)
今津綾子
所属・肩書
名簿上は幹事(東北大学大学院法学研究科准教授)。議事録表記「今津幹事」
発言要旨
幹事の今津です。第3の1から4まで、順番に発言をさせていただきたいと思います。 まず、第3の1の養育費等の請求権の実効性の向上というところで、向上の手段として先取特権を付与するという方向性について、異論ありません…
幹事の今津です。第3の1から4まで、順番に発言をさせていただきたいと思います。 まず、第3の1の養育費等の請求権の実効性の向上というところで、向上の手段として先取特権を付与するという方向性について、異論ありません。養育費というものの概念を新たに定義する形ではなくて、今回書いていただいているように、既存の民法の規定をベースに、そこから一定の額という形の規律になっているところかと思うのですけれども、 補足説明の方にも書かれているように、金額の多い少ないというようなところが個々の事案によって出てくるところも考えられるわけですので、御提案のような政省令で定…
(PDF p.26)
沖野眞已
所属・肩書
名簿上は委員(東京大学大学院法学政治学研究科教授)。議事録表記「沖野委員」
発言要旨
委員の沖野でございます。第3の1の先取特権の付与と、2の法定養育費について発言させていただきたいと思います…
委員の沖野でございます。第3の1の先取特権の付与と、2の法定養育費について発言させていただきたいと思います。 まず、法定養育費の方なのですけれども、ここで構想されている制度というのは、既に事務局からも御確認があり、今津幹事も言及されましたように、分担についての定め、この中には審判も含むと思いますけれども、そういった、より当事者に適合的な形で定めがされないときにも、もう離婚のときから一定期間にわたって当然に発生するという、取決めをつなぐものとして用意されており、しかも、これは考え方があるという形ではございますけれども、(注2)ですと、特に支払能力を考…
(PDF p.27)
原田直子
所属・肩書
名簿上は委員(弁護士(福岡県弁護士会所属))。議事録表記「原田委員」
発言要旨
いつも長く発言しているので、何かプレッシャーが掛かりましたけれども…
いつも長く発言しているので、何かプレッシャーが掛かりましたけれども。まず、養育費について、先取特権が認められる範囲は法定養育費よりも高いことを考えているとお話がありましたけれども、先ほど先取特権が認められる範囲と法定養育費の範囲についてのバランスの御発言がありましたので、少し私も懸念を持って、発言しようと思ったところですが、先ほどの事務当局の御説明でよければ、それでいいと思いますが、ただ、 先ほどお話がありました破産法との関係で、弁護士会の中で議論したときも、一般先取特権は破産法では優先債権になっているけれども、養育費は非免責債権になっているので、…
(PDF p.33)
棚村政行
所属・肩書
名簿上は委員(早稲田大学法学学術院教授)。議事録表記「棚村委員」
発言要旨
早稲田大学の棚村です。手短にします。第1点は、いつも赤石委員と対立するところがあったのですけれども、婚外子、結婚外のこどもについての認知された後の監護費用という点です…
早稲田大学の棚村です。手短にします。第1点は、いつも赤石委員と対立するところがあったのですけれども、婚外子、結婚外のこどもについての認知された後の監護費用という点です。事務当局からは、法定養育費については主として婚姻した父母が離婚するときであるということで、議論もそういうような形が中心だったようですけれども、 私はどちらかというと赤石委員と同じで、例えば養育費等の規律というので第3の1(1) ウのところでも、民法第766条各項というので、第788条、これは正に認知した後の子の監護についての第766条を準用されますよということです。養育費等には、先取…
(PDF p.42)
水野紀子
所属・肩書
名簿上は委員(白鷗大学教授)。議事録表記「水野委員」
発言要旨
委員の水野でございます。第6の財産分与に関する規律についてです。これは平成8年の改正要綱の延長線上にある改正案だと思いますので、少し説明させていただきます。 現行法は、当事者双方がその協力によって得た財産の額その他一切の事情という文言になっているのを、これだけ膨らませていただいたのですが、これは相当、平成8年のときの議論を受けての条文化だろうと思います…
委員の水野でございます。第6の財産分与に関する規律についてです。これは平成8年の改正要綱の延長線上にある改正案だと思いますので、少し説明させていただきます。 現行法は、当事者双方がその協力によって得た財産の額その他一切の事情という文言になっているのを、これだけ膨らませていただいたのですが、これは相当、平成8年のときの議論を受けての条文化だろうと思います。戦後改正で立法された民法第768条は、当時GHQが、これは夫婦財産制の清算だというイメージで、当事者双方がその協力によって得た財産の額というのを書かせようとし、そして、離婚後の扶養の方は、彼らは離婚…
(PDF p.46)