法制審議会 家族法制部会 第30回(令和5年8月29日)

会議日

目次

開催概要

  • 開催日:令和5年8月29日
  • 議題
  • 家族法制の見直しに関する要綱案の取りまとめに向けたたたき台(1)の検討
  • 部会長大村敦志
  • 部会長代理窪田充見

第30回のポイント(議事概要)

以下は法務省の会議ページに掲載された議事概要です。発言見出しは人物ページへリンクしています。要旨は短い整理です。全文は一次資料(議事録PDF)を参照してください。

部会資料30-1及び部会資料30-2に基づき、家族法制の見直しに関する要綱案の取りまとめに向けたたたき台について意見交換が行われた。

委員・幹事の発言

名簿登載者の主要発言をPDFから抜粋(1人最大2件・計最大12件)。参考人ヒアリング本文は原則未収録です。

この回の発言者(人物)

細矢

所属・肩書

名簿上は委員(委員(議事録表記・細矢委員))。議事録表記「細矢委員」

発言要旨

東京家裁の細矢でございます。それでは、御質問を受けた件について回答させていただきます。 一つ目の御質問ですけれども、子が別居親との交流を拒否しているような場合でも、試行的な親子交流を実施する場合はどの程度あるかという御質問を頂きました…

東京家裁の細矢でございます。それでは、御質問を受けた件について回答させていただきます。 一つ目の御質問ですけれども、子が別居親との交流を拒否しているような場合でも、試行的な親子交流を実施する場合はどの程度あるかという御質問を頂きました。そのような事件がどの程度あるかという統計はなく、定量的な回答をすることはできないという状態でございます。 試行的な親子交流は、同居親の同意の下、その協力を得て初めて実施できるものであります。子についても、別居親との交流を拒否するという意向を示すことができる発達段階、 年齢に達している場合は、その同意がないと試行的な親…

(PDF p.3)

戒能民江

所属・肩書

名簿上は委員(お茶の水女子大学名誉教授)。議事録表記「戒能委員」

発言要旨

ありがとうございます。委員の戒能です。声が余りよく出ないので、小さいかもしれません。 部会資料30-2の方で、先ほど北村幹事からも、最も重要なのは子の利益の観点という御説明がございました…

ありがとうございます。委員の戒能です。声が余りよく出ないので、小さいかもしれません。 部会資料30-2の方で、先ほど北村幹事からも、最も重要なのは子の利益の観点という御説明がございました。それと同時に、この部会資料30-2では、今まで度々議論に取り上げられてきましたが、先ほども細矢委員の御説明でも取り上げられておりましたが、 2ページの(2)DV等ですね、DVや児童虐待等に適切に対応する視点ということで整理を頂いて、大変有り難く思っております。それで、私は7点、一つ一つは短く申し上げますが、対応する場合に留意すべき点を整理しておいた方がいいのではな…

(PDF p.7)

武田典久

所属・肩書

名簿上は委員(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク代表)。議事録表記「武田委員」

発言要旨

分かりました。ありがとうございます。 では、発言をさせていただければと思います。まず、戒能委員のDVを含めた御発言に対してです。同居親の安心・安全は重要だと思います、守らなければいけないと思います…

分かりました。ありがとうございます。 では、発言をさせていただければと思います。まず、戒能委員のDVを含めた御発言に対してです。同居親の安心・安全は重要だと思います、守らなければいけないと思います。 しかしながら、こちらの部会でもDV被害者としての別居親も参加しておりますので、是非別居親の中にもこういったDV被害者がいて、守るべき対象が存在するということは、 もう少し関心を持っていただければ有り難いなと、そのように思います。 では、中身に関してでございます。第1に関して簡単に述べさせていただきます。親子関係に関する基本的な規律に関してです。部会資料…

(PDF p.10)

落合恵美子

所属・肩書

名簿上は委員(京都産業大学現代社会学部客員教授)。議事録表記「落合委員」

発言要旨

委員の落合です。私もこの第1について意見がございます。この第1というのは、もしかするとここに出席している方の多くが、第2から後の方が本丸であって、第1 はその前提になるようなところで、ここは多くの人があまり問題なく賛成するのではないかと思っているのかもしれないのですけれども、私はここは非常に重要だと思うのです…

委員の落合です。私もこの第1について意見がございます。この第1というのは、もしかするとここに出席している方の多くが、第2から後の方が本丸であって、第1 はその前提になるようなところで、ここは多くの人があまり問題なく賛成するのではないかと思っているのかもしれないのですけれども、私はここは非常に重要だと思うのです。 日本の民法に親子関係に関する規律が入るというのは、やはり歴史的なことです。後からこの部会が何をしたか歴史的に振り返ったときに、ここは取り上げられるところになると思います。 そのように思って襟を正して見ますと、今、武田委員からも御意見がありま…

(PDF p.11)

窪田充見

所属・肩書

名簿上は委員(神戸大学大学院法学研究科教授)。議事録表記「窪田委員」

発言要旨

すみません、もうこれまで出てきていたことかもしれませんが、少し私自身の理解でお話しさせていただければと思います。 落合委員から出ていた疑問というのはある種、もっともな疑問で、第1のところにいろいろなものが盛り込まれたら、親権については一体どうなるのだというのは、そのとおりなのだろうと思います…

すみません、もうこれまで出てきていたことかもしれませんが、少し私自身の理解でお話しさせていただければと思います。 落合委員から出ていた疑問というのはある種、もっともな疑問で、第1のところにいろいろなものが盛り込まれたら、親権については一体どうなるのだというのは、そのとおりなのだろうと思います。 ただ、第1に関わる出発点はもう少しシンプルなものだったのではないかと理解しています。なるほど親権というのは、親である者が全て親権者になるわけではない、そもそもこどもがもう成年に達していれば親権という概念はないわけですから、未成年のこどもに対してのみ成り立ち得…

(PDF p.17)

池田清貴

所属・肩書

名簿上は委員(弁護士(東京弁護士会所属))。議事録表記「池田委員」

発言要旨

池田でございます。第1については今、存在そのものについて疑義も出されたようなところでしたり、あるいは、少なくともいろいろなものが盛り込まれすぎで、整理すべきでないかという意見もあったところですので、更に付け加えるような話をするのは、 しにくいところなのですけれども、そういう指摘をまず、したいと思います…

池田でございます。第1については今、存在そのものについて疑義も出されたようなところでしたり、あるいは、少なくともいろいろなものが盛り込まれすぎで、整理すべきでないかという意見もあったところですので、更に付け加えるような話をするのは、 しにくいところなのですけれども、そういう指摘をまず、したいと思います。第1について2点と第2について2点、申し上げたいと思います。 まず、第1ですけれども、部会資料24では、幾つかの事項の解釈の根拠となるべき基本的規律を設けるということが提案されていまして、そのうちの一つにこどもの意見の考慮という点がありましたが、今回…

(PDF p.19)

水野紀子

所属・肩書

名簿上は委員(白鷗大学教授)。議事録表記「水野委員」

発言要旨

委員の水野でございます。すみません、またワンパターンの反論を一言だけです。この問題は、危惧しておりますので、また同じことを発言させていただきます。 こどもの意見を考慮するということにつきまして、たしかにこどもがどのような精神状況であり、親に対してどのような感情を抱いているかは、手厚く調査しなければいけないと思いますが、父母のどちらを選ぶかという質問は禁忌だと思います…

委員の水野でございます。すみません、またワンパターンの反論を一言だけです。この問題は、危惧しておりますので、また同じことを発言させていただきます。 こどもの意見を考慮するということにつきまして、たしかにこどもがどのような精神状況であり、親に対してどのような感情を抱いているかは、手厚く調査しなければいけないと思いますが、父母のどちらを選ぶかという質問は禁忌だと思います。池田委員が根拠にされる児童の権利条約は一般に日本では肯定的に引用されますが、この条約は、私はフランスのことしかよく読んでおりませんけれども、厳しい批判も浴びております。そしてこの条約に…

(PDF p.21)

大石亜希子

所属・肩書

名簿上は委員(千葉大学大学院社会科学研究院教授)。議事録表記「大石委員」

発言要旨

ありがとうございます。委員の大石です。最初に、5人の幹事や委員の方から出された資料について、大変私も賛同するところが多くありましたということを先に申し上げたいと思います…

ありがとうございます。委員の大石です。最初に、5人の幹事や委員の方から出された資料について、大変私も賛同するところが多くありましたということを先に申し上げたいと思います。 第1に関してですが、5人の方々から出された資料の第2のところに、親であることから生じる義務についての提案として甲案、乙案が出されています。私は甲案のようなものを新設するということと、それを親権の章の最初の辺りに、まずは親であることに由来するという話を持ってきた方が収まりがいいのではないかと思っておりまして、そういった方向の整理が行われることを希望いたします。 それから、こどもの意…

(PDF p.24)

赤石千衣子

所属・肩書

名簿上は委員(特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)。議事録表記「赤石委員」

発言要旨

しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石です。よろしくお願いします。 まず、第1についてなのですが、一旦、第25回でしょうか、養育の責務が扶養とするという意見になった後に、多分、5委員、幹事の意見もあって、また皆さんにお諮りするというような書きぶりになっているのだろうと理解しております…

しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石です。よろしくお願いします。 まず、第1についてなのですが、一旦、第25回でしょうか、養育の責務が扶養とするという意見になった後に、多分、5委員、幹事の意見もあって、また皆さんにお諮りするというような書きぶりになっているのだろうと理解しております。この青竹幹事始め5委員、幹事の御意見についてなのですけれども、拝見して、印象としては前向きに受け止めたのですけれども、例えば、親権に服するといった表現はやはりもう変えるべきであるというのは、本当にそう思います。とはいえ、心身の健全な発達を図るというところについて、私は違和…

(PDF p.30)

武田典久

所属・肩書

名簿上は委員(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク代表)。議事録表記「武田委員」

発言要旨

親子ネット、武田でございます。では、冒頭は第1に関して意見を申し上げましたので、次に、第2に関して発言をさせていただきます。もう多くの先生方の御指摘と重複する部分もございます…

親子ネット、武田でございます。では、冒頭は第1に関して意見を申し上げましたので、次に、第2に関して発言をさせていただきます。もう多くの先生方の御指摘と重複する部分もございます。 第2のまず1、親権行使に関する規律に関してということでございます。基本的な方向性は、三巡目の議論、これが形になったと理解しております。多くの先生から、この急迫の事情とは何だと、この辺りを明確にという御指摘が多数あったと思っております。ここに関しては同じ印象を持っておりまして、ここは今回、補足説明付きの資料見ていると、 丁寧に補足説明を書いてくれている箇所とそうでない箇所があ…

(PDF p.38)

棚村政行

所属・肩書

名簿上は委員(早稲田大学法学学術院教授)。議事録表記「棚村委員」

発言要旨

早稲田大学の棚村です。皆さんの御意見をいろいろと聞かせていただきましたので、私の意見を述べさせていただきたいと思います。 まず、第1の親子関係に関する基本的な規律のところなのですけれども、これについては結論的に言うと、総論的な部分で、非常に重要な部分ではあるのですけれども、各論についての議論を進めながら、決めるのは一番最後でいいのかなということを感じております…

早稲田大学の棚村です。皆さんの御意見をいろいろと聞かせていただきましたので、私の意見を述べさせていただきたいと思います。 まず、第1の親子関係に関する基本的な規律のところなのですけれども、これについては結論的に言うと、総論的な部分で、非常に重要な部分ではあるのですけれども、各論についての議論を進めながら、決めるのは一番最後でいいのかなということを感じております。 今御提案されているところでは、元々父母の養育の責任とか義務みたいなことを中心として、要するに扶養義務というような形で、具体的な義務の中身を列挙するのか、それとも一般的、抽象的に挙げて、親と…

(PDF p.39)

水野紀子

所属・肩書

名簿上は委員(白鷗大学教授)。議事録表記「水野委員」

発言要旨

委員の水野でございます。少し前の赤石委員の御発言で、パブコメの扱いについて御不満を示されましたので、おそらく一番古くからこの法制審に携わっている者の一人として、法制審におけるパブコメの扱い方についてだけ、少しだけ過去の経験と意見を申し上げようと思います…

委員の水野でございます。少し前の赤石委員の御発言で、パブコメの扱いについて御不満を示されましたので、おそらく一番古くからこの法制審に携わっている者の一人として、法制審におけるパブコメの扱い方についてだけ、少しだけ過去の経験と意見を申し上げようと思います。 パブコメは多数決で、つまり選挙のような形で募集するものではありません。過去の法制審でも、パブコメで示された賛否の件数を、具体的に示して参考にしたことはなかったと思います。飽くまでも部会における議論の参考とする上で内容を吟味するものですので、 事務当局が非常に分厚くまとめてくださったので、これで十分…

(PDF p.44)

一次資料

関連:要綱たたき台期。→ パブコメ整理要綱案

家族法制部会委員等名簿第29回第31回

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