会議日
開催概要
第12回のポイント(議事概要)
以下は法務省の会議ページに掲載された議事概要です。発言見出しは人物ページへリンクしています。要旨は短い整理です。全文は一次資料(議事録PDF)を参照してください。
部会資料12に基づき、(1)親子関係に関する基礎的な規律の在り方、(2)子の養育の観点から見た親権者、監護者及びそれら以外の親の関係の整理、(3)離婚後の子の監護について必要な事項の定めに関する実体的な規律のうち、離婚時の情報提供に関する規律について意見交換が行われた。
委員・幹事の発言
名簿登載者の主要発言をPDFから抜粋(1人最大2件・計最大12件)。参考人ヒアリング本文は原則未収録です。
この回の発言者(人物)
金子
所属・肩書
名簿上は委員(委員(議事録表記・金子委員))。議事録表記「金子委員」
発言要旨
民事局長の金子でございます。本日から第二読会、いわゆる二読に入ります。 そういう節目でございますので、私自身、委員ではございますけれども、事務当局を統括する立場でございますので、一言御挨拶を申し上げたいと思います…
民事局長の金子でございます。本日から第二読会、いわゆる二読に入ります。 そういう節目でございますので、私自身、委員ではございますけれども、事務当局を統括する立場でございますので、一言御挨拶を申し上げたいと思います。 これまで、第一読会において忌憚のない意見交換をしていただきましてありがとうございます。充実した調査審議になっているものと、改めて感謝申し上げたいと思います。 二読は、いよいよ取りまとめを意識したステージに入るということが言えると思います。 改めて申し上げるまでもございませんが、この家族法制部会は、離婚及びこれに関連する制度に関する規定等…
(PDF p.2)
落合恵美子
所属・肩書
名簿上は委員(京都産業大学現代社会学部客員教授)。議事録表記「落合委員」
発言要旨
落合です。では、最初の方から意見を申します。 まず、第2の1なんですが、子の利益を最も優先して考慮する義務というのに、私はあまり賛成できないんです。当たり前のことだと皆さんおっしゃっているんですけれども、 最も優先するというのは、何に対してなんでしょうか…
落合です。では、最初の方から意見を申します。 まず、第2の1なんですが、子の利益を最も優先して考慮する義務というのに、私はあまり賛成できないんです。当たり前のことだと皆さんおっしゃっているんですけれども、 最も優先するというのは、何に対してなんでしょうか。最もという、比較を前提とした言葉が入っているときは、何をこのために諦めなければいけないのか、何が犠牲になるのかと考えますよね。例えば、親の利益なのかなと考えると、常に子の利益が優先されるべきだとは言えないと思うんです。子どもの権利が、あるいは利益が優先されるべきなら、親の利益も優先されるべきでして…
(PDF p.10)
落合恵美子
所属・肩書
名簿上は委員(京都産業大学現代社会学部客員教授)。議事録表記「落合委員」
発言要旨
では、この第2の2の方について、意見を申します。これについては、成年に達した子がというところからが、私は問題だと思っています。未成年の子に対して、他の直系親族よりも重い扶養義務があるという、これは明記していいと思うんですけれども、 成年に達した場合も、教育を受けるためにというようなところですね、ここは、私は大反対です…
では、この第2の2の方について、意見を申します。これについては、成年に達した子がというところからが、私は問題だと思っています。未成年の子に対して、他の直系親族よりも重い扶養義務があるという、これは明記していいと思うんですけれども、 成年に達した場合も、教育を受けるためにというようなところですね、ここは、私は大反対です。 なぜかというと、これがあると、大学の奨学金制度などが発達しませんよね。今でも、 日本の大学の非常に大きな特徴というのは、奨学金制度が未発達なことです。奨学金があるかどうかで、どこの大学に行くかを決めるというようなことが、国際的には起…
(PDF p.11)
沖野眞已
所属・肩書
名簿上は委員(東京大学大学院法学政治学研究科教授)。議事録表記「沖野委員」
発言要旨
ありがとうございます。1点目はもう事務局から補足していただいたことです。 私自身、ここでの親というのは、法的な親子関係を前提とした親であると理解しておりました…
ありがとうございます。1点目はもう事務局から補足していただいたことです。 私自身、ここでの親というのは、法的な親子関係を前提とした親であると理解しておりました。法的な親子関係がどのような場合に認められるかというのは、別途規律がされており、落合委員から御指摘のあった、例えば、人工生殖の手法を使ったような場合にどうなるかとか、様々な場面ですとか、考慮を入れた親子関係の設定の規律が別と置かれるものと考えており、それを踏まえた規律の提案だと理解しておりました。 2点目が、子の利益を最も優先して考慮するということなんですけれども、ある者のために行為をするとい…
(PDF p.12)
原田直子
所属・肩書
名簿上は委員(弁護士(福岡県弁護士会所属))。議事録表記「原田委員」
発言要旨
まず、1のところの(注3)のところで、先ほどから情報提供とか情報共有とかいう言葉が使われておりますが、ここでは状況を確認する機会とされておりまして、現に監護する親を、どういう場合を想定しているのかということで考えたときに、親権者でも監護権者でもないけれども、面会交流しているような場合の親も含むとは書いてありますが、そういう場合であれば、現在でも行われていると思いますが、その時々にこういうものは食べさせないでとか、子どもの健康の状態などを交流すればそれで十分でだと思います…
まず、1のところの(注3)のところで、先ほどから情報提供とか情報共有とかいう言葉が使われておりますが、ここでは状況を確認する機会とされておりまして、現に監護する親を、どういう場合を想定しているのかということで考えたときに、親権者でも監護権者でもないけれども、面会交流しているような場合の親も含むとは書いてありますが、そういう場合であれば、現在でも行われていると思いますが、その時々にこういうものは食べさせないでとか、子どもの健康の状態などを交流すればそれで十分でだと思います。それができない親の間で、別途何か確認をする機会というのは、監護状況をいつも見ら…
(PDF p.16)
水野紀子
所属・肩書
名簿上は委員(白鷗大学教授)。議事録表記「水野委員」
発言要旨
水野でございます、ありがとうございます。先ほど成年子の教育費は外してもいいのではないかという強い御意見が幾つか続きましたので、それは、今の日本ではちょっと理想的すぎるという危惧を抱きました…
水野でございます、ありがとうございます。先ほど成年子の教育費は外してもいいのではないかという強い御意見が幾つか続きましたので、それは、今の日本ではちょっと理想的すぎるという危惧を抱きました。 原田委員が述べられたように、成年年齢を引き下げるときに、この点は、非常に危惧された点です。成年年齢を18歳にしてしまうと、高等教育の費用をもう請求できなくなってしまって、離婚の条件を議論しなくてはならないのかという危惧でした。そのときに、 私も幾つか論文を書いて、その中で、決してそんなことはないと書いた手前もありまして、 発言をさせていただきます。そのときの論…
(PDF p.17)
池田清貴
所属・肩書
名簿上は委員(弁護士(東京弁護士会所属))。議事録表記「池田委員」
発言要旨
池田でございます。第2につきましては、親権の有無にかかわらず、こうした 1、2のような義務を負うという基本的枠組みに賛成です。 その上で、幾つかちょっと意見を申し上げたいと思います…
池田でございます。第2につきましては、親権の有無にかかわらず、こうした 1、2のような義務を負うという基本的枠組みに賛成です。 その上で、幾つかちょっと意見を申し上げたいと思います。まず、この1、2と二つ義務が挙がっているんですけれども、これ以外はどうなんだろうと。例えば、親権者も親であるわけですけれども、親権者が負っている監護義務ですとか管理義務というのも、本当はこの枠組みの中で義務として挙げられるべきものなのではないかなと思います。ただ、 親権者でない者は、親権者が負うべき義務を負わないという意味では、ここで挙げてしまうと、親であるけれども負わ…
(PDF p.18)
窪田充見
所属・肩書
名簿上は委員(神戸大学大学院法学研究科教授)。議事録表記「窪田委員」
発言要旨
ありがとうございます。2点あります。1点は、ただ今、部会長から御説明があったところですけれども、基本的には、私自身はこの1と2について、親であるということ、この場合、親であるというのは、社会学的な意味ではなくて法的な親であるということを前提とするものですが、それに基づく法律関係、法的義務や権限というのは、必ずしも明確にされてきていなかったので、それを明確にしようという意味で、十分にあり得る方向なのだと思っております…
ありがとうございます。2点あります。1点は、ただ今、部会長から御説明があったところですけれども、基本的には、私自身はこの1と2について、親であるということ、この場合、親であるというのは、社会学的な意味ではなくて法的な親であるということを前提とするものですが、それに基づく法律関係、法的義務や権限というのは、必ずしも明確にされてきていなかったので、それを明確にしようという意味で、十分にあり得る方向なのだと思っております。 2点目ですが、先ほどからもう出ている話で、2の後段の部分についてです。成年に達した子についての養育の話なのですが、これについては、先…
(PDF p.19)
戒能民江
所属・肩書
名簿上は委員(お茶の水女子大学名誉教授)。議事録表記「戒能委員」
発言要旨
ありがとうございます、戒能です。3点申し上げたいと思います…
ありがとうございます、戒能です。3点申し上げたいと思います。 1点目は、先ほど赤石委員からも出ておりましたが、参考資料の12-1の2枚目に、 参考で昨年の審議のプロセスが示されておりますが、その冒頭に、実態ヒアリングを2回実施していただいたわけですが、それで十分かどうか、そして、審議にはタイムリミットがあるというような局長のお話でありましたけれども、座長から十分な審議が必要である、 ですから、そこの審議に必要であれば、ヒアリングも要望してもいいと理解いたしましたので、やはりDVだけではなくて、虐待の問題も含めて、もう少し実態について、これは重要なポ…
(PDF p.20)
大石亜希子
所属・肩書
名簿上は委員(千葉大学大学院社会科学研究院教授)。議事録表記「大石委員」
発言要旨
千葉大学の大石です、ありがとうございます。私はやはり依然として、未成熟子が成年に達した後も相当な期間というところについては、落合委員と同じ理由で反対をしております…
千葉大学の大石です、ありがとうございます。私はやはり依然として、未成熟子が成年に達した後も相当な期間というところについては、落合委員と同じ理由で反対をしております。 もちろん私も、ひとり親世帯について量的調査などを用いた研究を続けてきておりますので、ひとり親世帯の子どもが大学進学することがどれだけ大変なのかということには、 データなどからも、あるいは実態調査などからも、十分に承知しております。ただ、こういった条文を入れることは、つまりは、全ての家庭にこれが当てはまるわけであって、離別世帯の場合にだけ当てはまるわけではないわけです。それは、結局のとこ…
(PDF p.27)
赤石千衣子
所属・肩書
名簿上は委員(特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)。議事録表記「赤石委員」
発言要旨
ありがとうございます。しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石です。2点お伝えしたいと思います。 まず、P11の子の監護についての必要な事項の取決めで、親間の定めとなっておりまして、ここには、親が複数いる場合、ここには養子縁組のときの協議も含めて考えるということで御説明を受けたかと思います…
ありがとうございます。しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石です。2点お伝えしたいと思います。 まず、P11の子の監護についての必要な事項の取決めで、親間の定めとなっておりまして、ここには、親が複数いる場合、ここには養子縁組のときの協議も含めて考えるということで御説明を受けたかと思います。ここがかなり複雑な協議になってしまうので、とても危惧しております。前回養子縁組のときの議論をしたときにも、やはり船頭を多くしてどうなるのかというような意見がかなり出たと思うので、それがどのように反映しているのかなというのが、ちょっと危惧されました。また、別居中のときの…
(PDF p.37)
棚村政行
所属・肩書
名簿上は委員(早稲田大学法学学術院教授)。議事録表記「棚村委員」
発言要旨
早稲田大学の棚村です。第4の1の離婚時における情報提供で、講座の受講というところがあります。離婚前後の講座の受講といったときに、イメージとして、集団型の講義を受けるようなイメージだけではなくて、もう少し幅広い形でのガイダンスという教育的な働き掛けとか、幅広い情報提供や啓発活動という意味合いで考えていただけるといいかなと思います…
早稲田大学の棚村です。第4の1の離婚時における情報提供で、講座の受講というところがあります。離婚前後の講座の受講といったときに、イメージとして、集団型の講義を受けるようなイメージだけではなくて、もう少し幅広い形でのガイダンスという教育的な働き掛けとか、幅広い情報提供や啓発活動という意味合いで考えていただけるといいかなと思います。これは、海外でのいろいろな先進的に取組を見ていますと、どのタイミングでこういうような集合型ガイダンスを、誰を対象に、どのような内容で実施すべきか、あるいは、場合によってはオンラインという、コロナの時期もありますけれども、 割…
(PDF p.45)