会議日
開催概要
- 開催日:令和4年4月26日
- 議題
- 1 養育費、面会交流等に関する手続的な規律及び父母の離婚後等における子に関する事項の決定に係る規律の検討(二読)
- 2 養子制度、財産分与制度に関する規律の検討(二読)
- 部会長:大村敦志
- 部会長代理:窪田充見
第14回のポイント(議事概要)
以下は法務省の会議ページに掲載された議事概要です。発言見出しは人物ページへリンクしています。要旨は短い整理です。全文は一次資料(議事録PDF)を参照してください。
1 部会資料13に基づき,養育費、面会交流等に関する裁判手続、民事執行手続に係る規律や父母の離婚後等における子に関する事項の決定
に係る規律について意見交換が行われた。
2 部会資料14のうち養子制度に関する内容について、事務局から説明が行われた。
委員・幹事の発言
名簿登載者の主要発言をPDFから抜粋(1人最大2件・計最大12件)。参考人ヒアリング本文は原則未収録です。
この回の発言者(人物)
小粥太郎
所属・肩書
名簿上は委員(東京大学大学院総合文化研究科教授)。議事録表記「小粥委員」
発言要旨
委員の小粥でございます。私が申し上げたいことは2点ございます。 第1点目は、部会資料13の第1の4、暫定的な面会交流命令に関することであります。 この暫定的面会交流命令につきましては、大変厳しい意見が続いていると受け止めております…
委員の小粥でございます。私が申し上げたいことは2点ございます。 第1点目は、部会資料13の第1の4、暫定的な面会交流命令に関することであります。 この暫定的面会交流命令につきましては、大変厳しい意見が続いていると受け止めております。確かにおっしゃるとおり問題があるケース、特にDVなどがあるケースについて、 このような制度が仮にうまくいかないような形で利用されると大変問題があるというような懸念は、私も理解できるつもりでございます。他方で、そうではない、問題がない元夫婦というのもあるはずで、あるいはヒアリングで登場してくださった、女性の側から面会交流を…
(PDF p.7)
池田清貴
所属・肩書
名簿上は委員(弁護士(東京弁護士会所属))。議事録表記「池田委員」
発言要旨
ありがとうございます。池田でございます。私からも4番と7番について意見を申し上げたいと思います。 まず、4ですが、今ほど小粥委員がおっしゃった、引き続き議論のそじょうにのせるべきだということについて賛成しております…
ありがとうございます。池田でございます。私からも4番と7番について意見を申し上げたいと思います。 まず、4ですが、今ほど小粥委員がおっしゃった、引き続き議論のそじょうにのせるべきだということについて賛成しております。これまで非常に懸念を示す御意見が相次いでいましたけれども、私としても、やはり別居後、長期間会えずに、なかなか親子の関係が難しくなってしまうというケースを実際に担当することもございます。これがもっと早期の段階で、その関係が途絶せずに面会が維持されるということがあるとよかったなと感じたこともあります。ただ、他方で、面会に立ち会ってみますと、…
(PDF p.8)
落合恵美子
所属・肩書
名簿上は委員(京都産業大学現代社会学部客員教授)。議事録表記「落合委員」
発言要旨
落合恵美子です。今、赤石委員からとても重いケースを幾つかお話しいただきまして、そういうことはあるだろうなと思って伺いました。いろいろ言いたいことがうまく整理できるかどうか分からないのですけれども、一つ思っていたことは、DVというのがよく焦点になりますけれども、そのDVの受け止め方が、男性と女性とか、あるいは社会のいろいろな人でずれている、そこが調整されていないというところがまずあるのだろうと思いました…
落合恵美子です。今、赤石委員からとても重いケースを幾つかお話しいただきまして、そういうことはあるだろうなと思って伺いました。いろいろ言いたいことがうまく整理できるかどうか分からないのですけれども、一つ思っていたことは、DVというのがよく焦点になりますけれども、そのDVの受け止め方が、男性と女性とか、あるいは社会のいろいろな人でずれている、そこが調整されていないというところがまずあるのだろうと思いました。上から下への物の言い方をしたり、相手を恐ろしがらせたりするような態度を日常的にとる人というのがいますけれども、でも、そのぐらいはDVではないのだろう…
(PDF p.14)
武田典久
所属・肩書
名簿上は委員(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク代表)。議事録表記「武田委員」
発言要旨
親子ネット、武田でございます。今日もよろしくお願いいたします。まず、私の方からは、4の暫定的面会交流という点と、5、6と続けて発言をさせていただきたいと思います…
親子ネット、武田でございます。今日もよろしくお願いいたします。まず、私の方からは、4の暫定的面会交流という点と、5、6と続けて発言をさせていただきたいと思います。7に関しては、少し刻ませていただければと思っています。 まず、4記載の暫定面会交流制度、いろいろ御指摘、反対意見等々あるかと思います。 しかしながら、私は基本的に賛同する立場でございます。とはいいながら、いろいろな先生方が御指摘のとおり、この部会資料13のみでは意図している方向とかイメージが湧きにくいということは、それはそのとおりかと思いますので、そこは私も同感でございます。 この資料13…
(PDF p.16)
窪田充見
所属・肩書
名簿上は委員(神戸大学大学院法学研究科教授)。議事録表記「窪田委員」
発言要旨
窪田でございます。4について発言をさせてください。2点、事務当局に対する確認、あるいは質問と、1点、意見ということになろうかと思います。 今まで非常に大きな観点からの議論があった中で、非常に小さなことを質問するようで申し訳ありません…
窪田でございます。4について発言をさせてください。2点、事務当局に対する確認、あるいは質問と、1点、意見ということになろうかと思います。 今まで非常に大きな観点からの議論があった中で、非常に小さなことを質問するようで申し訳ありません。1点は確認ということになりますが、ここで暫定的面会交流命令という形で書かれているのは、本文の中にも書かれていますが、面会交流に関する調停事件と審判事件、この本案がある中で、本案の判断前に暫定的に一時的なものとして出すものだと理解しているのですが、それでよいかということの確認です。 もう1点は、面会交流を認めるかどうかの…
(PDF p.20)
池田清貴
所属・肩書
名簿上は委員(弁護士(東京弁護士会所属))。議事録表記「池田委員」
発言要旨
分かりました。では、まず第2の柱書、18ページのところから申し上げたいと思います。 離婚後も父母双方が親権を持って一方が監護者になるという選択肢を設けるかどうかというところについては、日弁連の中でも様々な意見がございまして、私自身もまだ判断が付きかねているというところです…
分かりました。では、まず第2の柱書、18ページのところから申し上げたいと思います。 離婚後も父母双方が親権を持って一方が監護者になるという選択肢を設けるかどうかというところについては、日弁連の中でも様々な意見がございまして、私自身もまだ判断が付きかねているというところです。そこで、今申し上げるのは、今後の議論に資するために、仮にそのような制度を導入した場合に現在の実務にどのような影響があるかということについてです。2点、申し上げたいと思います。 まず、双方が親権を持って一方が監護者に指定されるという状態は、現行法の下では別居中の父母の一方が監護者に…
(PDF p.25)
青竹美佳
所属・肩書
名簿上は幹事(大阪大学大学院高等司法研究科教授)。議事録表記「青竹幹事」
発言要旨
23ページの1の離婚後も父母双方が親権を有するための要件についてのところなのですけれども、池田委員から、この共同親権の道を開く場合に監護の内容が変わってくるだろうと御指摘いただきました…
23ページの1の離婚後も父母双方が親権を有するための要件についてのところなのですけれども、池田委員から、この共同親権の道を開く場合に監護の内容が変わってくるだろうと御指摘いただきました。そのとおりと思いますけれども、ただ、監護の中に現実の世話といったものが結局、現行法と同じように含まれると理解しております。その理解によりますと、離婚後も父母が共同親権を有する道を開く場合に、その一方を必ず監護者と定めなければならないとされている点について、少し御指摘したいことがあります。 確かに共同親権を選択した場合に、一方を監護者と定めるというのは実務の状況には合…
(PDF p.29)
大石亜希子
所属・肩書
名簿上は委員(千葉大学大学院社会科学研究院教授)。議事録表記「大石委員」
発言要旨
千葉大学の大石です。ありがとうございます。初めに、議論の進め方について先ほど棚村委員から御指摘があったかと思うのですけれども、少なくとも私は赤石委員や原田委員のお話を伺って、ためになりました…
千葉大学の大石です。ありがとうございます。初めに、議論の進め方について先ほど棚村委員から御指摘があったかと思うのですけれども、少なくとも私は赤石委員や原田委員のお話を伺って、ためになりました。前回の細矢委員のお話を伺って、あれだけの丁寧な対応が実際に、公的機関の実務において実現できているのかどうかということについてはかなり疑問を持っておりましたし、また、幾つか見聞きしている例などでも、かなり困難であろうと推察しておりましたので、それについて専門の実務に関わっている方とかサポート団体を運営している方からのお話を伺えたのは大変よかったと思っております。…
(PDF p.33)
武田典久
所属・肩書
名簿上は委員(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク代表)。議事録表記「武田委員」
発言要旨
親子ネット、武田でございます。では、子に関する重要事項に関して父母双方が決定に関与するということに関して、まず冒頭、明確に賛同の立場という意思表示をさせていただきます…
親子ネット、武田でございます。では、子に関する重要事項に関して父母双方が決定に関与するということに関して、まず冒頭、明確に賛同の立場という意思表示をさせていただきます。 中身についてなのですけれども、19ページぐらいですか、前回も御指摘があったかと思いますが、親権者、監護者の記載の中で、「排他的な権限を有し」という表現がございます。ここに関して、もう部会資料も公開されておりますので、多くの、すみません親視点で、別居親当事者から懸念の声が上がっているということをお伝えさせていただきたいと思います。恐らく誤解しているのは、この記載だけ見ると、親権者にも…
(PDF p.36)
原田直子
所属・肩書
名簿上は委員(弁護士(福岡県弁護士会所属))。議事録表記「原田委員」
発言要旨
弁護士の原田です。今日の議論の進め方で、先ほど棚村委員からおっしゃったのですけれども、私は今まで共同関与とか共同親権とか、いろいろそういうものは、仮にそうするとしたらどうなるかというような話で来たものが、今何かそれが前提になった話になっているようで、少し違和感を感じております…
弁護士の原田です。今日の議論の進め方で、先ほど棚村委員からおっしゃったのですけれども、私は今まで共同関与とか共同親権とか、いろいろそういうものは、仮にそうするとしたらどうなるかというような話で来たものが、今何かそれが前提になった話になっているようで、少し違和感を感じております。 重要なのは、やはり子がどんなふうに育てられるかという意味で監護権が重要なのかなと思っていて、先ほど池田委員から御紹介があったように、婚姻中の監護者指定があった場合は、ほとんど法律上、財産管理とか、決まっているのは居所指定と職業許可と懲戒権と法律行為の同意とか取消しだと思うの…
(PDF p.38)
赤石千衣子
所属・肩書
名簿上は委員(特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)。議事録表記「赤石委員」
発言要旨
赤石でございます。よろしくお願いします。この第2のところは、私も非常に進むことには違和感がございます。法務省は、この民法の改正についてはエビデンスを設けてやるのだということで、いろいろな調査をしてきたかと思います…
赤石でございます。よろしくお願いします。この第2のところは、私も非常に進むことには違和感がございます。法務省は、この民法の改正についてはエビデンスを設けてやるのだということで、いろいろな調査をしてきたかと思います。その中で、例えば、 未成年時に親の別居、離婚を経験した子に対する調査というのが最初の頃に頂いたかと思うのですけれども、どのくらいの頻度で別居親と会いたかったかというようなことがありましたけれども、やはり結構、全く会いたくなかった方が20%、余り会いたいと思わなかったが12.1%、あるいはさらに、気が向いたときに会えればいいと思ったが17.…
(PDF p.42)
棚村政行
所属・肩書
名簿上は委員(早稲田大学法学学術院教授)。議事録表記「棚村委員」
発言要旨
ここでこれまで取り上げたのは、例えば養育費、面会交流、それから双方関与の在り方もあったのですけれども、やはり未成年養子の問題とか、それから財産分与ということも大切でして、家族法制についてはかなり広い形でお子さんに関わるものを議論してきたと思うのです…
ここでこれまで取り上げたのは、例えば養育費、面会交流、それから双方関与の在り方もあったのですけれども、やはり未成年養子の問題とか、それから財産分与ということも大切でして、家族法制についてはかなり広い形でお子さんに関わるものを議論してきたと思うのです。もちろん重要な問題について検討するためにはいくら時間があっても足りませんし、いろいろと子の養育の在り方そのもの、とくに親権・監護については議論しなければいけないこともたくさんあるというのは私も十分理解できます。ただ、私は、 今まで法制審とか法改正に関わった経験から、事務当局のほうでも、一読、二読、中間試…
(PDF p.48)