法制審議会 家族法制部会 第33回(令和5年11月14日)

会議日

目次

開催概要

  • 開催日:令和5年11月14日
  • 議題
  • 家族法制の見直しに関する要綱案の取りまとめに向けたたたき台(2)の検討
  • 部会長大村敦志
  • 部会長代理窪田充見

第33回のポイント(議事概要)

以下は法務省の会議ページに掲載された議事概要です。発言見出しは人物ページへリンクしています。要旨は短い整理です。全文は一次資料(議事録PDF)を参照してください。

部会資料32-1及び部会資料32-2に基づき、家族法制の見直しに関する要綱案の取りまとめに向けたたたき台について意見交換が行われた。

委員・幹事の発言

名簿登載者の主要発言をPDFから抜粋(1人最大2件・計最大12件)。参考人ヒアリング本文は原則未収録です。

この回の発言者(人物)

池田清貴

所属・肩書

名簿上は委員(弁護士(東京弁護士会所属))。議事録表記「池田委員」

発言要旨

池田でございます。まず、第3の1(1)についてですが、実務では養育費の終期につきまして、22歳になった後に最初に到来する3月末までという取決めをすることが多くあると思います…

池田でございます。まず、第3の1(1)についてですが、実務では養育費の終期につきまして、22歳になった後に最初に到来する3月末までという取決めをすることが多くあると思います。そして、これが不払となって債務者の給与債権を差し押さえるという場合に、18歳を超えた部分についても民法766条の規定による子の監護に関する義務として、定期金債権による差押えの特例が認められていると思います。この1(1) の先取特権の対象を考える場合にも同様の取扱いとすべきと考えられますが、明文でそれを書くのかどうか、もし書ければ書いていただきたいと思いますし、もしそれが難しいと…

(PDF p.2)

赤石千衣子

所属・肩書

名簿上は委員(特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)。議事録表記「赤石委員」

発言要旨

しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石でございます。よろしくお願いします。 まず、この資料の話に入る前に、10月19日にオーストラリアで家族法の改正があったということで、今日資料を提出したかったのですが、直前になったのでお配りいただけないということだったので、口頭で簡単にプレスリリースの仮訳にあったところをお伝えしたいと思います…

しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石でございます。よろしくお願いします。 まず、この資料の話に入る前に、10月19日にオーストラリアで家族法の改正があったということで、今日資料を提出したかったのですが、直前になったのでお配りいただけないということだったので、口頭で簡単にプレスリリースの仮訳にあったところをお伝えしたいと思います。 このオーストラリアの家族法の改正に関しては、1975年の家族法における親としての責任を平等に分担する分担親責任という推定規定を廃止したということでございます。 こどもの独立代理人は、子と直接会うことが要求されると、それから、…

(PDF p.10)

沖野眞已

所属・肩書

名簿上は委員(東京大学大学院法学政治学研究科教授)。議事録表記「沖野委員」

発言要旨

ありがとうございます。私は、法定養育費の2の(注2)に関して申し上げたいと思います。池田委員、原田委員、また畑委員からも今御指摘のあった点で、改めて整理するということでまとめていただいているのですが、その整理に当たって考えていただければと思うところです…

ありがとうございます。私は、法定養育費の2の(注2)に関して申し上げたいと思います。池田委員、原田委員、また畑委員からも今御指摘のあった点で、改めて整理するということでまとめていただいているのですが、その整理に当たって考えていただければと思うところです。私が理解しておりますのは、(注2)はむしろ遡及するような場合に意味があるのではないかと考えております。 まず、法定養育費ですが、これは協議がされておらず、あるいは家庭裁判所の審判などもなく、何ら取決めもないという状況でも離婚のときから直ちに発生するというものであり、協議が調っているとか、協議をされた…

(PDF p.14)

杉山悦子

所属・肩書

名簿上は幹事(一橋大学大学院法学研究科教授)。議事録表記「杉山幹事」

発言要旨

幹事の杉山です。これまで出された意見と重なっているところもあると思いますが、まず第3の1のところですが、(注1)に書かれている債務者の手続保障の問題、 つまり、養育費等の請求権に先取特権を付与するに当たっては、執行手続における債務者の手続保障の観点から所要の整備をする必要があるとの考え方がある、という部分を本文に上げることも含めて、積極的に検討をしていく必要があると思っております…

幹事の杉山です。これまで出された意見と重なっているところもあると思いますが、まず第3の1のところですが、(注1)に書かれている債務者の手続保障の問題、 つまり、養育費等の請求権に先取特権を付与するに当たっては、執行手続における債務者の手続保障の観点から所要の整備をする必要があるとの考え方がある、という部分を本文に上げることも含めて、積極的に検討をしていく必要があると思っております。 これも前にも申し上げたかと思いますが、事前に債務者審尋を導入するとか、あるいは事後的には執行抗告で足りるのかという問題もございます。そして、この問題は法定養育費の方でも…

(PDF p.16)

戒能民江

所属・肩書

名簿上は委員(お茶の水女子大学名誉教授)。議事録表記「戒能委員」

発言要旨

ありがとうございます。委員の戒能です。第4、親子交流に関する規律の2の裁判手続における親子交流の試行的実施と、それから3の親以外の第三者と子との交流に関する規律について、意見と、それから若干、こういうふうに修正したらどうかということをお話ししたいと思っております…

ありがとうございます。委員の戒能です。第4、親子交流に関する規律の2の裁判手続における親子交流の試行的実施と、それから3の親以外の第三者と子との交流に関する規律について、意見と、それから若干、こういうふうに修正したらどうかということをお話ししたいと思っております。 それで、試行的実施について(1)、(2)、それに続いて四つ項目があるのですが、 (1)と(2)について意見を申し述べたいと思っております。これは、補足説明の17 ページの(注1)とか(注2)のところがとても大事だと思っております。それで、ゴシックの方の(1)では、子の心身の状態に照らして…

(PDF p.18)

原田直子

所属・肩書

名簿上は委員(弁護士(福岡県弁護士会所属))。議事録表記「原田委員」

発言要旨

委員の原田です。親子交流のところです。今、棚村委員の方からおっしゃった早期に実現するという趣旨は、制度としてやりやすくするから、結果として早期になるかもしれないけれども、当初の提案であった早期にというところは消えて、早期にするということを主要な目的にするということではないと理解をしているのです…

委員の原田です。親子交流のところです。今、棚村委員の方からおっしゃった早期に実現するという趣旨は、制度としてやりやすくするから、結果として早期になるかもしれないけれども、当初の提案であった早期にというところは消えて、早期にするということを主要な目的にするということではないと理解をしているのです。その範囲で、現状でも試行的な面会交流は行われているので、現在との違いで考えると、調査官の立会いなしとか、第三者が立ち会ったり、立ち会ったりしなかったりとか、(2)のところが現状と異なってくるというところではないかと私は理解しているのですが。 そうすると問題は…

(PDF p.22)

赤石千衣子

所属・肩書

名簿上は委員(特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)。議事録表記「赤石委員」

発言要旨

ありがとうございます。しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石でございます。 まず、第4の1なのですけれども、ここについてはやはりこどもの意思の尊重というのを入れておいた方がいいと思っております…

ありがとうございます。しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石でございます。 まず、第4の1なのですけれども、ここについてはやはりこどもの意思の尊重というのを入れておいた方がいいと思っております。私どもがこの間頂いているお子さんの意見でも、親子交流、面会交流で大変苦しんでいるというようなお声も頂いております。別居している父親に間接交流で写真を送るということがとても嫌でたまらないのであると、心理的虐待を受けて、専門家の先生にも間接交流も含めてストップするように言われても、裁判所で高校生以上でないと意見が通らないと言われて、僕の人権はないのでしょうかと、 僕…

(PDF p.26)

武田典久

所属・肩書

名簿上は委員(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク代表)。議事録表記「武田委員」

発言要旨

親子ネット、武田でございます。裁判所の向井幹事、棚村委員から御説明があった第4の2(2)の家庭裁判所調査官の立会いを必須とするのか否かというところに関して、意見を申し述べるのと、併せて、赤石委員から指摘があったことに対して少しコメントを差し上げたいと思います…

親子ネット、武田でございます。裁判所の向井幹事、棚村委員から御説明があった第4の2(2)の家庭裁判所調査官の立会いを必須とするのか否かというところに関して、意見を申し述べるのと、併せて、赤石委員から指摘があったことに対して少しコメントを差し上げたいと思います。 まず、家裁調査官の立会いということに関してですけれども、結論から申し上げて、私は裁判所側が判断するのでよいと思います。裁判所の向井幹事、棚村委員が御指摘のとおり、高葛藤以外のケース、これも当然のことながらあり得ます。私ども当事者の中にも一定当初の葛藤が少し期日を重ねるに伴って下がってくるケー…

(PDF p.30)

池田清貴

所属・肩書

名簿上は委員(弁護士(東京弁護士会所属))。議事録表記「池田委員」

発言要旨

第3の3、第三者との交流の関係について意見を申し上げます。こどもはいろいろな関係性の中で成長していくということで、取り分け一定の親密な関係にある父母以外の第三者との有意義な交流を保障するということがこどもの利益にもかなう場合もあると思いますので、大枠ではこの提案に賛成したいと思います…

第3の3、第三者との交流の関係について意見を申し上げます。こどもはいろいろな関係性の中で成長していくということで、取り分け一定の親密な関係にある父母以外の第三者との有意義な交流を保障するということがこどもの利益にもかなう場合もあると思いますので、大枠ではこの提案に賛成したいと思います。他方で、それによってこどもの日常生活に支障を来したり、あるいはたくさん申立てを受けることで、家庭として応訴負担が生じて支障があるということもありますので、一定の限定が必要だということもそのとおりだと思っておりまして、(注1)、(注2)のような限定の方策というのもやはり…

(PDF p.31)

久保野恵美子

所属・肩書

名簿上は幹事(東北大学大学院法学研究科教授)。議事録表記「久保野幹事」

発言要旨

幹事の久保野でございます。3のやはり第三者との交流に関して意見を述べさせていただきます。第三者の監護者指定について消極の意見を申し上げたことがありまして、まず基本の方向としては同じような消極の意見を申し上げた上で、仮に導入していく場合に気になる点について付け加えさせていただきます…

幹事の久保野でございます。3のやはり第三者との交流に関して意見を述べさせていただきます。第三者の監護者指定について消極の意見を申し上げたことがありまして、まず基本の方向としては同じような消極の意見を申し上げた上で、仮に導入していく場合に気になる点について付け加えさせていただきます。 それで、基本的に思いますのは、この場面は第三者の監護者指定の際に、私は親権の停止ですとか、親の不適切なこどもの利益の判断についてどう対処するかという問題なのではないかと指摘したのですけれども、今回の場面も、子が誰と交流するのが子の利益になるかということについて、その第一…

(PDF p.32)

戒能民江

所属・肩書

名簿上は委員(お茶の水女子大学名誉教授)。議事録表記「戒能委員」

発言要旨

ありがとうございます。委員の戒能です。ずっと申し上げている点なのですが、 前回と変更はないという御説明がありましたが、第6の財産分与に関する規律の1のところで、例示がされておりまして、寄与の程度から職業及び収入その他一切の事情を考慮してというような具体的な書き方になっているわけです…

ありがとうございます。委員の戒能です。ずっと申し上げている点なのですが、 前回と変更はないという御説明がありましたが、第6の財産分与に関する規律の1のところで、例示がされておりまして、寄与の程度から職業及び収入その他一切の事情を考慮してというような具体的な書き方になっているわけです。その辺を明確にした、明記をしたということは大きな前進だとは思っておりますが、何回も議論になった点でありますが、 やはりその中に補償的な要素をどう組み込むかというのは、二つの面で大事です。一つは、 高学歴化が進んでいるにもかかわらず所得の格差の拡大が一向に改善されないとい…

(PDF p.37)

棚村政行

所属・肩書

名簿上は委員(早稲田大学法学学術院教授)。議事録表記「棚村委員」

発言要旨

早稲田大学の棚村です。水野委員と近い意見なのですけれども、養子に関する規律についても、親権について検討するという中で必要な範囲で、今回の改正の提案によって整合性がとれなかったり、あるいは問題が出そうなところについて必要最小限いじるということについて賛成です…

早稲田大学の棚村です。水野委員と近い意見なのですけれども、養子に関する規律についても、親権について検討するという中で必要な範囲で、今回の改正の提案によって整合性がとれなかったり、あるいは問題が出そうなところについて必要最小限いじるということについて賛成です。当初予定したような、未成年養子縁組の許可ということの範囲をどこまで広げて家庭裁判所にチェックしてもらうかとか、未成年養子縁組制度の本格的な見直しについては、今回やるというのはなかなか難しいだろうと考えています。ですから、先ほどから出ているように、御指摘いただいた、少し見落としていた点とか、整合性…

(PDF p.43)

一次資料

家族法制部会委員等名簿第32回第34回

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